ロシアのサイト「Insecam」では、世界中の監視カメラの映像が垂れ流しになっているという記事に驚いたのは2016年1月のことで、早速ブログ記事を投稿した。
「ねとらぼ」の記事は、監視カメラ設置時の設定をきちんとしていないと、監視カメラの映像は漏れ放題だよという注意喚起だった。
その当時早速、「Insecam」のJAPANを確認したら、会社の事務所、店舗、居酒屋などの映像が確認できました。案の定というか当然、一番多かったのは、駐車場の映像だった。
「監視カメラ」題材のSF小説で記憶に残っているのは、アンソロジーに収録の宮部みゆき短編だったと思うが、現代社会において監視カメラというのは、新たに設置したのかな、ぐらいで誰も特に怪しまない。だから宇宙人は監視カメラの姿で、人間社会を観察しているという設定だった。不審な監視カメラの存在に気付いた老人と少年は……
今、学生時代に読んだシリーズ「異色作家短編集」(早川書房)を読み返しているが、昨夜読んだのがロバート・シェクリイ「無限がいっぱい」収録の「監視鳥」。色々考えさせる一品だ。
多発する殺人事件に対処するために導入されたのが監視鳥で、殺意を感知すると麻痺銃で阻止しようとするが、数度の麻痺銃が効かないと殺してしまうという処刑鳥に…。人間が監視鳥に提示した殺人の定義が曖昧なものだから、監視鳥同志の情報交換で少しずつ進化する定義は段々と拡大解釈へ…。医者の外科手術は人間を傷つけるから…肉牛屠殺場も…漁業も農業も全て殺す行為…刺す蚊も…車のエンジンを切るのも…とエスカレート…
SF小説でのこういう思考実験は面白い。想像力の豊かな作家は連想をどんどん拡げてくれる。
てな事を考えて朝にベッドの中で別のシェクリイ短編を読んでから起きたら、同じ「ねとらぼ」が出処の監視カメラのニュースがあった。
盗難防止もあるのだろうが、職員の監視カメラ。
更に性能の優れた盗聴機器もあるから、労使の観点から設置している経営者は結構居るのでは…
スパイものアクション映画だと、パリやロンドンなどの街中の監視カメラがCIAなどの貴重な情報源になっていて、作戦展開の必須アイテム。
日本の警察だって何か事件が起きると、不審人物が映っていないかと監視カメラの映像がチェックされている。
昔だと、ビデオ・テープ保存だから、一定時間経つと消去しつつの重ね録画だったかも知れないけど、映像の記憶媒体もかなり安くなったから、保存期間もかなり長くなったのでしょう。
犯罪捜査に必要だと提供を求められて、取材映像の提供を拒むのはマスコミぐらいか…
田舎ならともかくも、都会に住んでいたら、誰もが色んな監視カメラに撮られているのは間違いない。
監視カメラの映像から特定された容疑者は多いようだから、犯罪の抑止にはあまり効果は無いようだ。
その意味では、監視カメラの存在に無知な人がまだまだ多いということか…
犯罪の抑止につながる監視社会はイヤだけど…加速するのかな
警察が高速道路などでスピード違反取締のカメラを設置しているようだが、犯罪多発地帯で独自の監視カメラを既に導入していてもおかしくはない。犯罪防止のため特別予算なので、国民は知らないだけ…安倍さんならやりそうに見える…
テロがらみでフランス、イギリス、ドイツ、アメリカなどは…
その点、日本は遅れていそう。例えば原発がテロ・ジャックされる想定なんて既にあるのでしょうかねぇー
こんな心配は妄想に過ぎないけど…日本は危機管理で遅れていそうだ。
色々なSF映画で描かれた思想の管理社会。
北朝鮮などの独裁政権、かつてのソ連・東欧、終戦前の日本・ドイツなど
密告奨励の監視社会
日本の女性が参政権を獲得したのは戦後1945年の話だし…
アメリカで公民権法が制定されたのはやっと1964年7月2日
それはほんの50年前のこと
それもあくまで法の下での人種差別は終焉したというだけで
白人警官による黒人射殺事件のニュースは多い、怯えからなのか。
世界各地での多発しているテロ事件と世界各地での難民問題
富が一極集中している故か
テロを支えているのは資金と兵器を提供している兵器産業
兵器産業をたどれば、この富裕層に行きつくのだろう
その兵器産業は選挙資金などで政権を支えている
そう考えるとお先真っ暗な、まだまだ"若い"人間界
いつ後戻りしても何ら不思議では無い。
アメリカで時々起きる銃乱射事件も、簡単に銃購入が出来れば変わりようが無い。
銃社会を支える最大の圧力団体、"ライフル協会"で検索したら次の記事があった。
★「存続が危ぶまれる」レベルの深刻な財政難に陥った全米ライフル協会***Rolling Stone Japan 2018/08/07
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/28803「告訴状によると、同団体は「まもなく組織を存続できなくなり、銃を擁護するミッションを継続できなくなる可能性がある」という」
「NRAは、合法的に所持する銃の発射に伴う法的費用を保険で負担する『キャリー・ガード』を、積極的に販売してきた。2018年5月ニューヨーク州は、キャリー・ガードを「銃の所有者による意図的な不正行為に対して非合法的に賠償責任保険を提供するもの」と認定した」
「NRAは、直面する財政危機に関する詳細について明らかにしていないが、開示された最新の財務情報によると、2016年に同組織は、約4600万ドル(約56億2600万円)の赤字を出している」
「訴状の中でNRAは、同団体と長年に渡りパートナーシップを組んできた保険会社が2018年冬で取引を中止し、「いかなる条件でも契約を更新したがらない」ことも明らかにしている。NRAは、「失った補償に代わる企業保険に加入することができない困難な状態に陥った」と主張する。さらに、“複数の銀行”が「基本的な銀行預金サービスを提供するだけでも、NRAと関係することで規制の対象となる可能性が懸念される」として、NRAとの取引を躊躇しているという」
この"全米ライフル協会"について詳しく知ったのは、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』(2002年)を視たからだ。この時のNRA会長が映画俳優のチャールトン・ヘストンで取材されて登場。
ウィキペディアWikipedia「
ボウリング・フォー・コロンバイン」によると
「アメリカ建国の経緯に大きくまつわる先住民族インディアンの迫害・黒人奴隷強制使役以来、アメリカ国民の大勢を占める白人が彼らからの復讐を未来永劫恐れ続ける一種の狂気の連鎖が銃社会容認の根源にあるという解釈」
この映画の記憶があったから、「怯えからなのか」というコメントになったようだ。
「銃を擁護するミッションを継続できなくなる可能性がある」と追い込まれた全米ライフル協会の圧力団体としての力が衰えれば、銃社会アメリカも少しは変わるのかも…
所属する党に関わらずアメリカ大統領も変わるしかない…
そうなると兵器産業はより輸出に力を入れることに…
テロへの供給も……と世界へより拡散し堂々巡り…
(妄想と連想もキリが無いのでここまで、ぼやき愚痴)
★"世界中の監視カメラの映像をネット配信しているサイトが人気"だそうです、早速ロシアのサイトで確認しましたが怖いですね/《追記1、2、3、4》***2016年01月21日
http://yumenoya.seesaa.net/article/432838307.html※この記事の元ソースは「ねとらぼ」
★従業員に知らせずスタッフルームに監視カメラ 串カツ田中、フランチャイズ加盟店と契約解除***ねとらぼ12/21
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1812/21/news145.html----------------------------------------------------------------
《追記》
"監視カメラ"とは全く関係ないが、"異色作家短編集"で少しつながりがあるので…
ブログ投稿予定記事はずっと推敲中のままだったものだから……
酔った勢いで、狩撫麻礼「ダークマスター オトナの漫画 完全版」の読書感想を投稿してしまった。
https://www.cmoa.jp/title/customer_review/title_id/0000146042/アマゾンにも投稿したことがないのに……
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《12/29追記》
◆神の耳・神の目 エシュロン
史上最強の通信傍受(盗聴)機関◆
ゴルゴ13「神の耳・エシュロン」(2002年3月作品)を読んでいたら、
エドワード・スノーデンが告発した監視網の要"エシュロン"が話題になっていた。
(札幌に住んでいた当時は本誌ビッグコミックと別冊ゴルゴ13とで読んでいるはずなのだが、本作の記憶は全く無し)
イギリスのメンウィズヒル基地と青森の三沢基地にあるエシュロンの受信基地がゴルゴ13の主舞台に…
ゴルゴ13の行動は偵察衛星や秋葉原の街頭監視カメラなどで監視
なお本作では「エシュロンと似たシステムを持つ口シアは、キューバ、ベトナムに拠点を持ち、フランスは仏領ギアナ、ニューカレドニア、アラプ首長国連邦に拠点を持って世界の通信を傍受している」となっている。
◎エドワード・スノーデン、映画「スノーデン/SNOWDEN」と「シチズンフォー スノーデンの暴露」そして"世界一安全な戦場"***ブログ2018年07月06日
http://yumenoya.seesaa.net/article/460369905.html★さいとう・たかを「ゴルゴ13 神の耳・エシュロン」
アマゾンの作品解説から
「世界規模の通信傍受システム「エシュロン」を利用して、日本企業が盗聴されている事実を知った日本人の銀行家は、エシュロンの総責任者の暗殺と日本に配置されているエシュロン基地の壊滅をゴルゴに依頼する。
その依頼を知ったエシュロン側は、最大限の通信傍受システムを活用してのゴルゴの動きを追い詰める。
そんな状況の中、ゴルゴは……」
★エシュロン ウィキペディアWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AD%E3%83%B3「1分間に300万の通信を傍受できる史上最強の盗聴機関といわれている」
参加国「アメリカ合衆国、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド」
協力国「ギリシャ、スペイン、ドイツ、日本など、いくつかの同盟国にも、参加は認めないものの傍受局を置いているとされる」
「日本には、青森県の三沢飛行場近くの姉沼通信所に傍受施設が存在し、1,000人単位のNSA要員が詰めていると言われる」
★エシュロン米軍通信傍受システムが青森に実在!都市伝説では済まされない。***ジェントゥー 2011-09-10
https://blog.goo.ne.jp/boxboxboxcar/e/f59b9b8f8d199d4020d84e735a58ed29★米国 英国 カナダ オーストラリア ニュージランド 英語圏5カ国の盗聴組織『エシュロン』の基礎知識***軍事常識ABC
http://www.kamiura.com/abc33.html上記の2記事に掲載の受信基地画像に対応するGoogleマップとGoogleEarth
★三沢基地 Googleマップ (※航空写真の表示に切り替える)
https://www.google.com/maps/@40.71887,141.3241,1253m/data=!3m1!1e3★三沢基地 GoogleEarth(画像取得日:2018/6/23)
40°43'07.93" N 141°19'26.75" E
(※薄灰色は内容を秘匿するために塗りつぶしたものと思われるが、新施設にはまだ手が回らないようだ)
(※上のGoogleマップではGoogleEarthのような施設"塗りつぶし"が行われていない。片手落ち??)

《追記》
★アメリカ国家安全保障局 ウィキペディアWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E5%AE%89%E5%85%A8%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E5%B1%80#%E4%BB%BB%E5%8B%99「アメリカ国家安全保障局(英語: National Security Agency:NSA)は、アメリカ国防総省の諜報機関である」
「任務 通信情報(音声会話、コンピュータデータ)
・受信・収集・監視(地上アンテナ、情報収集艦、空軍機、人工衛星、インターネット、その他)
・分類・集積・配信(
巨大データベース:エシュロン)
エシュロンの開発、運用、管理・通信情報収集の資産の管理等(アンテナ、情報ネットワーク)」
※私の中では、エドワード・スノーデンで有名になったNSA
★エドワード・スノーデン ウィキペディアWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3※ゴルゴ13の作品で一番記憶に残っているのは、スイス銀行の預金資産を使い切るほどの強敵との対決。
また当時では割と新しいテーマだったと思うエルニーニョ
南米への渡り鳥の渡来に大きな変化があった事に気付いたのは鳥の動物学者だったという
エルニーニョ現象に着目した回は記憶に刻まれている。
マンガのストーリー展開の中で語られる"エルニーニョ"は、
海流と海水温度との関連についての解説書よりもイメージし易かったといえる。
"エシュロン"もゴルゴ13の方が、映画及びドキュメンタリーよりも記憶に残りそうな気がする。
政治、経済、科学先端技術などの勉強(あんちょこイメージ)に、ゴルゴ13は寄与していそうだ。
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《追記》
★ゴルゴ13「バイルス・チェイス」(2002年8月作品)
ウィルスと対ワクチンの話
アメリカ国家安全保障局(NSA)もウィルスでパンク……
先日、我がOCNでメールの送受信が数時間不能になった
そしてソフトバンクでも通話&メールが不能状態に……
ネット記事の閲覧に問題は無かったけども
メールの送受信が出来なくなったら皆がパニック状態に
エシュロンで盗聴されているとしても、繋がらないと困る……
我々はネットが当たり前の世界に、それが普通だと意識せずに生活している
そこにこんな接続不能のトラブルが発生したら、ただアタフタするしかない!!!!
ネットテロは自爆テロより怖い