2018年06月17日

◎エラリー・クイーン「Yの悲劇」、残った疑問などをいくつかと感想(ネタバレ!!)

MLB開幕3/30以来、大谷くん出場の試合をネット観戦するのが日課になっていた。
ところが6/9の大谷翔平くんが故障者リスト入りという衝撃ニュースで、
エンゼルス試合がメインという生活リズムがガラッと変わってしまった。
大谷ロスの事実に慣れるのに少しかかってしまった。
この穴は大谷の居ないエンゼルス戦でも、
予想以上に頑張っている日本ハムでも埋めることはできない。
始まったサッカーワールドカップも日本戦ならともかくも、
是非観戦したいとも思わない。


だからベットの中での読書は、軽いものから少し重厚な長編・中篇に変わっていた。
そこで取りかかったのは
エラリー・クイーン、鮎川信夫/訳「Yの悲劇」(創元推理文庫)
以前読んだ「Xの悲劇」はまあまあの印象だったので…
最初に解説を読んだが、かなり評判の作品らしい。
6/14の深夜から6/16の朝まで二泊三日かかった。


そしていくつかの疑問が残った。
ワッセルマン反応
読み終えてから、起きてまず検索で調べたのは「ワッセルマン反応」
小説では探偵レーンがハッター家のかかりつけ医者メリアムを脅して視た、
ー家のカルテに「ワッセルマン反応」陽性、陰性…と出てくる。
何かの病気の検査方法なのだろうとは思っていたが「梅毒」だった。
小説の中に「梅毒」という言葉は出て来なかった(と思う)。
祖母エミリーを頂点とする「梅毒」感染一家(先夫との子ルイザを含む)という設定。
私に「梅毒」についての知識は全く無いけど、
「Yの悲劇」が発表されたのは1933年だが、
警察も検事もマスコミも「梅毒」を匂わせるものは一切無かった(と思う)。
これを知っているのは、メリアム医師とレーンと長男の妻マーサに
感染していた自殺したヨークなどほんの一部に限られる。
1933年当時治療方法が無かったからなのか…
大金持ち祖母エミリーが元凶である奇矯な一家
こういう家族を主要登場人物に長編推理をとなると
脈々と遺伝のように感染してきた「梅毒」という設定になったのか?
小説には出て来ないが祖母の父、曽祖父がより上位の元凶という可能性も…
祖母に兄弟姉妹は居ないのか、その子どもたちは今…

それと気になったのは、「梅毒」の症状
祖母エミリーとその長男コンラッドは激昂し易いタイプだが、
「梅毒」に感染した場合、そんな症候が現れるモノなのか?
「梅毒」と激昂で発生した暴力事件・殺人事件についての統計資料でもあるのだろうか?
江戸時代に「梅毒」はかなり多かったと記憶しているけど…
江戸が舞台の小説や風俗・生活につての読物で、「梅毒」と暴力沙汰とを結びつけたものは記憶に無い。
面白くするためのクイーンの創作なのか!?

小説のカルテによると、「ワッセルマン反応」陽性(プラス1)は祖母エミリーのみで
祖母以外は陰性となっているけど、感染症状はあっても陰性となることも…?
メリアム医師もレーンもお手上げ状態の一家だと諦めているような書き方だけど…
(梅毒についてのネット記事を読んで勉強する気は無いけども)

(追記:どう書いてよいのか自分でも判らないのだが、小説の中での「梅毒」の取り扱い方に異様さを感じている。今から85年も昔の作品だから、治療法など取り巻く状況が全く異なるのだけれど、学生時代に読んだ遺伝因子にまつわる本に何代にも亘る犯罪家系に触れたものがあった。並記されていたのは、クラシック音楽家系だ、バッハだったかハイドンだったかな。心理学の遺伝か環境かの章だったと思う。この「Yの悲劇」はその並記に梅毒家系という病気因子を追加したような、ある種の違和感を感じさせた。犯罪家系的なニュアンスでハッター家を扱ったから、読者の私は捕らえられた面もある…この長編の最初の興味誘因はコレだったように思う。このハッター家は"環境"因子…が合う)

ハッター家の見取り図
次は疑問では無いが、小説が提供している見取りが不親切だ
何故に1階の見取り図が無いのか!?
食堂と図書室は主要な舞台なのに…台所も欲しい。
(食料倉庫の部屋もありそう?)
階段の方向、どちらが昇り口で降り口なの!?
それと鉄格子の有無は無くともよいが何故窓の位置が記載されていないのか!?
密室的な設定の小説では、窓の位置を明記して欲しいものだ。
特に「実験室」と「死の部屋」

長男コンラッドの運動靴
つま先の足跡、音を立てずにコッソリと…は判るのだが、
コンラッドの息子ジャッキーは大人サイズの運動靴をどのように履いてつま先で歩いたのか!?
子どもの足でそのまま大人の靴を履いたのであれば、
がふがふ状態だから、つま先歩きは不可能で、靴をひきづって歩くしかない。
つま先で歩こうとしたら、子ども靴を履いたまま大人の靴を履くとしかしないと…
ジャッキーの靴のサイズが判らないと、重ね履きが可能なのかが不明だ。
少々の詰め物じゃ簡単に脱げてしまうので、つま先だけの痕とはならない
気になったので、ラストの講釈も含め靴跡関連部分を読み返したのだが、
レーン探偵が子どもの靴サイズに言及した箇所は見つからなかった。
私が見落としたのだろうか!?

ジャッキー少年がミルクを飲んで死ぬ食堂のシーン
(このことはラストまで読んで判明したのだが)
(最初読み進んだ時には、ピーンとしないシーンだった)
(レーン探偵はまさかそんな事をしないだろうと思っていた)
ジャッキー少年がミルク運びを手伝ったのか、
ルイザの席のミルクコップに毒を入れたと思われる。
(レーン探偵は何処からそれを観察していたのであろう)
前夜は(レーン探偵の企みで)毒入りをルイザに飲ませるのに失敗しているから、
今日こそと思っているジャッキー少年はワクワクと
ルイザがミルクを飲むのを愉しみに待っているはずだが…
レーン探偵は何か簡単な用事をジャッキー少年に頼み食堂を出た間に、
ルイザのコップとジャッキー少年のコップとを取り換えたと理解するしかないが…
肝心のシーンを間近にしてジャッキー少年は果たして簡単に席を外すだろうか!?
(レーン探偵は巧みにそれをやったということにしないと小説が成りたたないから、そう理解はしているけど)

この時に使われた毒についての説明は何も無かった。
私のイメージだけど、無味無臭の液体毒って沢山あるのだろうかねぇ。
ミルクと反応して変色もしないという条件付きで…
それがタマタマ、実験室の火事で生き残っていたと…

ラスト「舞台裏にて」
レーン探偵によるサム警部とブルーノ検事への紐解き解説の章
最後まで一番気になっていた謎は「何故、マンドリンが凶器のなの!?」だった。
祖父ヨークの書いた探偵小説の概略があって、それを読んだジャッキー少年は拙い語彙で解釈した結果が「マンドリン」だったと…

サム警部は「ジャッキー少年は何故自分で毒入りミルクを飲むヘマをやったのか!?」とレーン探偵にぶつける。
それに何も答えないレーン
レーン探偵の決断と行動を察知したブルーノ検事は帰ろうと促す。


レーン探偵の煩悶と決断の結果であるこのラストは
一番ふさわしいのか、ベストなのかも知れないが…
告発人・裁判官・死刑執行人を全て兼ねた神的立場を引き受けたレーン
でも少しわだかまりが残ってしまうラストだ。

《読後の全体感想》
エキセントリックで癖のある家族たち
聾唖で盲のルイザの証言シーン
(私が匂いで真っ先に浮かんだのはバニラ、似た匂いの表現捜しは少し引っぱり過ぎだ)
ヨークの残した小説の骨子とそれを発見したジャッキー少年の幼い解釈
この齟齬が色んな不思議な行動となって警部たちを、そして読者を惑わせた。
これらの設定が眼目となり読み応えのある長編推理となったと思う。
長編推理小説って、さも作りましたという臭みがするから読む気があまりしない方だが、
短編なら面白いのに、長〜く引き延ばされたような印象…というか
「エピローグ」はもう少し書いてくれてもと思うぐらいの削り込み
この「Yの悲劇」は重厚でさすが評判の作品でした。
「Xの悲劇」(新潮文庫、大久保康雄訳)を読んだときには、
それほど面白いとは思わなかったけど…
エラリー・クイーンってアンソロジストとしては知っていたけども
いつか「Zの悲劇」に挑戦かー


次回のブログは、「Yの悲劇」の前に読んだ
小説「2001年宇宙の旅」と映画「2001年宇宙の旅」を予定
こちらを先に原稿を書き始めていたのだが、
推理小説「Yの悲劇」は謎がメインだから、
印象や疑問が新鮮なうちに整理して置かないと忘れてしまうので…
posted by yumenoya at 11:39| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月01日

★アガサ・クリスティ「クィン氏のティー・セット」を再読したが消えないまま残った疑問(モヤモヤ感)(※ネタバレ注意)

昨年暮れ頃からアガサ・クリスティのシリーズもの短編を読み始めた。
読んだ探偵シリーズは、まずパーカー・パイン、ミス・マープル、ポアロ、クィン、おしどり探偵(これはまだ数編のみ)という順番。

最初に追いかけたのは、パーカー・パインもの
パーカー・パイン登場』(クリスティー文庫)は、後半の休暇旅行中のものより、
前半の依頼人が相談に訪問して来るパターンが面白かった。
ハンサムな青年・ラットレルや特に美貌のサラが役どころを得て登場すると、
文庫解説にもあったが、TVドラマ「スパイ大作戦」のような展開となりワクワク。
サラリーマンの事件」◯の平凡で退屈な主人公は、機密文書を運ぶ旅行を命ぜられる。
行きもそして帰り(サラ登場)もハラハラドキドキのスパイ風ロマン。
特に緻密な長期計画を感じさせる「大金持ちの婦人の事件」◎は秀逸だ。
農家の働きもの主婦が後に大金持ちになったものの夫が死に、
何の楽しみも生活のハリも無いという悩み相談。
これは「スパイ大作戦」によくあった、容疑者を別世界に放り込んで疑念の渦に置いてボロを出させる作戦を想起させた。
依頼の婦人に新たな生きがい(苦労)を気付かせる遠大な作戦が展開される。
そして『黄色いアイリス』に収録の二編も読んだ。

パインの次に追いかけたのはクィン氏もの&サタースウェイト氏
私が最初読んだのは『謎のクィン氏』(クリスティー文庫)
ハーリ・クィン氏ものは気に入ったパインものよりも私好みで一番面白かった。
特に面白いのは渦中のヒロインの吐露。
女性作家ならでは視点、ヒロインが語る想いなどに惹きつけられた
特に最後の「道化師の小径」◎が印象的だったので、
今度読み返す時には別訳をと思い、
ネットで『クイン氏の事件簿』(創元推理文庫)を購入した。

次は『愛の探偵たち』に収録の「愛の探偵たち」(あまり好みでは無い)
そしてクィン氏もの最後が『マン島の黄金』収録「クィン氏のティー・セット」
図書館には文庫版が無かったので、『マン島の黄金』(1998)だけがハード版だ。

読み終わったが「クィン氏のティー・セット」ではちょっと困った。
何かしっくりしない読後感が澱のように残ってしまった
展開の中にまだ氷解していない伏線などがあるのか?
こういう時は少し時間を置いてから読み直そうと即挑戦をしなかった。
ただ調べたのはクィン氏がサタースウェイトに与えたヒント「赤緑色盲」
★色覚異常の人が見ている世界はどれだけ違う? 再現してみた***BuzzFeed 2016/11/18
https://www.buzzfeed.com/jp/shunsukemori/partial-color-blindness
この記事によると様々な色覚異常があり、その実例を画像で眺めると、
鮮やかな赤系・緑系・青系はほとんど消えて全体的にくすんだ世界となるようだ。
一番の驚きは豊かな彩りの料理が旨そうには見えないことだ。
「クィン氏のティー・セット」のティモシーにカップの色はどう見えているのか??
赤も緑も青も大きな違いの無い濃淡の色彩世界なのか?


今朝久々に再読したが疑問がより鮮明になっただけで、澱は残ったままだ
大事なシーンの確認
自動車が故障しサタースウェイトはカフェ&陶器店にいる
入って来たクィン氏に気付き会話
サタースウェイトはこれから訪問する友人トムの家族について説明
そこにトムの長女リリー(ケニアで死亡)の夫の後添えベリルが登場し
割ったのでバラ売りのティー・カップ3個(青色、緑色…赤色)を購入
サタースウェイトは初めてのベリルに挨拶
ベリルはバイクで帰る
クィン氏がサタースウェイトに与えたヒントは「赤緑色盲」
サタースウェイトはトム家に到着
トム(卒中で不自由)のスリッパは相変わらず赤と緑の不揃い(トムは赤緑色盲)
庭でお茶会(ティー・パーティ)
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|お茶会の登場人物はトムとサタースウェイト
|亡き長女の夫で義理の息子サイモン(赤毛)、その後添えベリル
|その長男ローランド(トムの孫で将来の相続人)、ベリルの連れ子ティモシー
|ローランドとティモシーとは同じ歳で兄弟同然の仲良し(どちらも赤毛)
|亡くなった次女マリアの夫ホートン博士(医者で娘と近所に住む)
|その長女イネス(トムの孫)
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サタースウェイトはローランドかティモシーのどちらかと結婚するのだろうと夢想
ティー・カップの色は、ティモシーは赤で横に海泡石パイプ、
ローランドは黄色(タバコをやらない)
サタースウェイトは久々に会った青年を眺めていてふと気付いた。
亡くなったリリーに似ているのはティモシー、
ローランドは祖父にも父にも似ていない……
後添えベリルは将来の祖父トムからの相続狙いで、意図的に違えて育てたのではという疑念
サタースウェイトは疑念の眼でベリルの行動を観察
するとベリルはティモシーに用事を言いつけて家へやる、
ローランドにはホートン博士へケーキを出すよう言いつけた
テーブルの周りに誰も居ないのでベリルは皿などの整理を開始
その時、ベリルの袖が赤いカップに触れて落ち割れた
ベリルはそれを片付け代わりに青いカップを持って来、その横にパイプをずらした
そしてティーを注いだ
サタースウェイトはベリルの一連の行動を怪しいと睨んだ(毒でも入れたか…)
戻って来たティモシーはその青いカップを手に…
そこに戻ったイネスは「青は私のよ」と声をかける
ティモシーは応える「これは僕のさ、横にパイプが置いてあるもの」
(ティモシーに「赤緑色盲」の自覚は無いから、色についての発言は一切無し)
(それとも自覚があるから色の発言をしないのか?)
この会話でサタースウェイトはティモシーの赤緑色盲に気付いたのだろう。
(つまりトムの赤緑色盲は隔世遺伝でティモシーへ、だから本当の孫は!!)
そこでサタースウェイトは「それを飲んじゃいけない」と止める。

これが一連の大きな流れだが、
二十歳をとっくに過ぎたティモシー自身に色覚異常の自覚が無いのは変だ。
学校で集団生活していれば、皆とは違うと気づくのが普通だろう。
だから「横にパイプが置いてあるから」と応えたのであろう。
当然、母親ベリルはティモシーが祖父と同じ赤緑色盲であることを知っている。
濃淡で知覚しているティモシーには赤も青も大きな違いは無い。
横にパイプがあれば、ティモシーは青いカップを手にするはずがベリルの目論見


残った疑問というか残る澱・靄(もや)
トム家の人たちはパーティでいつも同じ色のカップを愛用しているのかが不明だが
1.ベリルが陶器店で買った時、まず青色と緑色を注文し…赤色を追加した。
ということは割れたのが青色と緑色で、予備として赤色を買ったと私は思った。
ベリルはその予備の赤色のカップを何故使わなかったのか!?
赤色だったら、イネスは「青は私のよ」と声をかけない。
(イネスのカップが青色だったことはココで読者に判明)
(テーブルからイネスの青色カップを一体誰が片付けたの?)
(最初のイネスの青色カップがその位置に残っていたらイネスは、ティモシーは今度青色に変えたのかなで済んだかも)

2.イネスの青色カップが無いということは、片付けたのはベリルで、
毒入りティーはティモシーとイネスのどちらかが飲めば、という両天秤!?
直系の孫はこの二人なのだから、今回どちらかが死ねば…

3.もしこれが成功してティモシーが死んだ場合(サタースウェイトの観察は誤算だが)、
最初に疑われるのは、給仕を担当した母親ベリルとなる
ベリルはいったいどんな説明をするつもりだったのか!?
ティモシーは青色カップを飲んだから、狙われたのはイネスだったのよ!!
それを間違えて息子のティモシーが飲んだばかりに…嗚呼!!といった感じか。
てもティモシーの青色カップにしか毒が検出されなかった、
そして青色カップにはイネスの指紋も無かった…
いくら母親であっても給仕した人物が一番怪しい事になってしまう。
トム、ホートン博士、サタースウェイトは証言するだろう。
テーブルに近づいて給仕していたのはベリルだけだ!!と…
(衝動殺人じゃないのだから、犯人にはアリバイなどの何らかの無罪証明が必要)
(ベリルに何らかの手持ちが無いと推理ドラマにならない)

4.割れた時に青色のカップを出したということは、
大パーティのために様々な色のカップ予備がまだたくさんあるようだ。
ベリルが赤色カップを使わなかったとしたら、その意図することは!?
「狙われたのはイネスだったのよ!!」という説明ができないからか?

5.庭へ戻って来たベリルは不穏な空気に気付く。
サタースウェイトとホートン博士とが青色カップのティーを調べると…
気付かれたと感じここから早く逃げ出したいベリルのはずなのに、
何故に「おばかさんなおじいちゃんね。…(中略)…片っ方は赤で、もう一方は緑じゃありませんか」という指摘を最後に言い残したのか?
この所為で、この遺伝の所為で、全てはオジャンになったのよ!!、と
作者はベリルに捨て台詞のように無念さ言わせたかったからなのか?
もしこのシーンが無かったならば、戯曲としてもまとまりを欠くことに…
現実では無く、あくまで作品世界なのだから?

推敲不足だがモヤモヤを整理すると一応上のようになる
(追記:疑問をちゃんと整理できないからモヤモヤ感か残るのだけど…堂々巡りみたい)
◆今は学校で子どもの色覚異常の検査があるけれど、
この短編の当時はどうだったのでしょうかねー??
子ども本人は皆がそうだと思っているから気付かないかも、
最初に気付くのは一緒にいる時間が一番長い母親か!?
短編発表の当時、「赤緑色盲」が一般的な知識では無かったとすれば、
ベリルたちが祖父トムと一緒に暮らすようになって初めてそれを知り、
ティモシーも祖父と同じだとベリルはやっと気づいて慄き、
今までの苦労が泡となってしまうと芽生えた殺意…
その臭いを嗅いだクィン氏が登場、という流れか。


私のようにしっくりしていない読者はいないものかと検索してみたが、
それらしいサイトは見つからなかった。
そのうち、いつか三度目に挑戦することとしよう
今のところ、クリスティの短編シリーズものではクィン氏が最高だから
これ以外のクィン氏ものもいつか再読を。
その前に今度は残る未読の戯曲をまず読もう。
(読んだ戯曲は◎「検察側の証人」、△「蜘蛛の巣」、◯「ねずみとり」)
次はポアロもの「ブラック・コーヒー」(初戯曲)を予定


元々推理ものは短編に限ると思っている。
学生時代に読んで今も大のお気に入りの江戸川乱歩の短編以来、
どの分野も短編がベター(ベッドでの読書が多いから今はなおさら)。
長編推理はあんまり読んでいないけど、
犯人捜し的長編で、あれはスゴカッタという記憶に残る作品はあまり無い。
高木彬光「白昼の死角」、天藤真「大誘拐」は痛快だった。
記憶に残る探偵ものは水上勉「飢餓海峡」、大岡昇平「事件」、松本清張「砂の器」ぐらいか。
どれも映画を視たが先かな。
だからミス・マープルやポアロの長編に挑戦することは無いだろう。
読むのに時間がかかるほど犯人捜し的探偵長編は楽しませてくれないが実感だ。
ポアロやマープルだと短編の未読がたっぷり残っているし…

もっと面白い作家が現れたら、すぐに浮気するだろう。
私好みのクィン氏やパーカー・パインのレベルの短編は
私がまだ出遭っていないだけで、たくさんあるのだろうなあ


日本ハムは西武に三連敗
大谷翔平くんは居ないけど、投打で若手が育っているからと思っていたのだが…
失点は多くて得点は少ないという投打が共に悪いパターン
とにかく一勝して勝つリズムを体感しないと始まらない

明日はいよいよ大谷翔平投手のデビューだ!!ワクワクさせてくれるか
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posted by yumenoya at 17:47| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月31日

◎梶尾真治「たゆたいエマノン」※"ヒカリ"のネタバレ有り、エマノンと煙草タバコたばこ《追記》驚いた!!何と明日からタバコ値上げだって〜

◎梶尾真治/作、鶴田謙二/イラスト「たゆたいエマノン」(徳間書店/2017)
貸出中だったので予約していた「たゆたいエマノン」を借りに行ったのは3/15
久々のエマノンにワクワクしながら読み終えたのは、その翌日だった。
「あとがき」によると、今回3作品に登場する"ヒカリ"が初めて登場したのは
『おもいでエマノン』(徳間/2000)に収録の「あしびきデイドリーム」だと。
このすっかり忘れている「あしびきデイドリーム」を再読してから、
改めてブログに投稿しようと考えていたのだが、
図書館にあるもう一冊はこの作品集ではなく、私の蔵書も不明なので、
「たゆたいエマノン」の記憶がまだあるうちに、投稿することとした。
(読んでからもう二週間が経ったので、記憶間違いがあるかも知れない)
(その後、色んな短編小説を読み、映画もいくつか視たし…)

前作「うたかたエマノン」(徳間書店/2013)は他の図書館から取寄せてもらったが、
カリブ海の島が舞台の長編ということで、短編連作に慣れていた私には、
今ひとつ興が乗らないストーリー展開だったと記憶している。
その点、今回は好みの短編での連作であり、日本が舞台のものもあるということで、
更に"ヒカリ"という不思議な少女の設定でたっぶり楽しめた。

"ヒカリ"が初登場したという「あしびきデイドリーム」は何も憶えていないが、
この"ヒカリ"が登場する作品は格別面白いから色んなことを考えさせられた。
"エマノン"が地球に生命が誕生してからの三十億年の記憶を持つ少女だとすると
"ヒカリ"は時を超えて跳ぶ少女で様々な時に立ち会うのが宿命の人らしい…(全貌は不明)
自分で選んで跳ぶのでは無く突然連れて行かれるように過去と未来を放浪…

最初の「たゆたいライトニング」は、"エマノン"が樹上を降りて洞窟生活を始めた頃のアフリカに始まる
"エマノン"にはまだ言葉は無く、洞窟では一人生活
その"エマノン"の前に久々に姿を現した"ヒカリ"
テレパシーのようにお互いに意思の疎通ができる
海の中で生命として誕生した頃の"エマノン"の前に、光り輝くものとして現れ
それを"ヒカリ"だと認識したのが"エマノン"の古い記憶にある。

"ヒカリ"は火の利用や道具の作り方を"エマノン"に教える。
やがて言葉も…未来と言う概念も…

映画「2001年宇宙の旅」のモノリスが原人に知恵を授ける装置だったとすると、
"エマノン"の前に現れた"ヒカリ"には、触媒のような役目があったことに…

"ヒカリ"は後に"エマノン"の前に何度も突然姿を現わす。
読者は「エマノン」シリーズで語られたことだけを知っているだけ。
お互いに過去の事ならともかくも、"ヒカリ"は未来の事は語らないし"エマノン"も質問はしない。
ただ"ヒカリ"は"エマノン"に未来の事で一つのお願いをする。
"ヒカリ"は日本の九州の山奥に生まれ育ったのだが、
墓碑銘には何年何月何日に死んだと記されている。
私はそこで死ぬのだから、その時には是非"エマノン"に看取って欲しいと…約束
約束した回の作品もこの短編集に収録されている。

この回を読んだ時に不思議だなと感じたのは、
過去へ又は未来へと時空を超えて放浪し、
"エマノン"とは何度も会っており、
そしてこれから未来でもまた何度も会うのだろうが、
墓碑銘にある日に死んだとすると…
"ヒカリ"にとって未来に起きたことは
既に未来で起きた事実なのだから、
死んだ後でもそれはその通りに未来で再現されるということなのだろう!?
未来で起きた事も"ヒカリ"の記憶に残っている過去の現実であり、
「エマノン」はパラレルワールドを描いているのではないのだから、
死んだ"ヒカリ"が未来で経験した事(例えば"エマノン"が未来で一緒にやる事など)は
その時になったら必ず再現される事であって、
"エマノン"が意識的に変更を加えることは不可能だ…て
てなことを考えていると頭は混乱するばかり。
"エマノン"にはこれから起きる未来の事だが、
"ヒカリ"にとっては既に経験した過去の事だという設定は、
過去の記憶の積み重ねの"今"しか知らない人間には想像の埒外のこと……眩暈が襲いそう
SF小説として読者は、この"時"、"未来"をどんな設定だと整理したら良いのか!?
時を超越した存在なのだから…と思考を停止すべきなのか!?
私の頭の中は、まだちょっとクラクラ状態です。
SF小説やSF映画だと時たまあることだけど…
このしっくりしないけど…でも面白いというのがSFなんだけど…
語りと展開の巧さで楽しめれば良いのであって悩んでもしょうがない

この短編集には北海道の礼文島らしい黒宇島が舞台の
「ともなりブリザード」が収録されている。
礼文島と利尻島には学生時代にフェリーで行った。
やっぱり訪れた記憶のある地が舞台だとより面白い。
これは少し奇妙なストーリー展開だった。
もしエマノンが自分の運命を拒否しようとしたら一体何が起きるのか!?

この短編集では巻頭の「たゆたいライトニング」が一番読み応えがあった。
エマノンの連載は進んでいるのだろうか
次の単行本は何時となるのか
できたら"ヒカリ"の再登場も読みたい
梶尾真治作品との出合いが鶴田謙二/絵「おもいでエマノン」だったから
エマノン・シリーズの新刊が待ち遠しい

エマノンと煙草タバコたばこ
鶴田謙二のイラストはカバーのカラー絵1枚と短編扉絵5枚
最近何かと肩身の狭いのがタバコ、煙草、たばこ
映画やテレビドラマでも恐らく肩身が狭いアイテムだろう。
小説だとそれほどでは無いだろうが、
マンガだと未成年が読む可能性は結構高い。
両切りタバコは"エマノン"の必須アイテムでジッポーライターが似合う。
(日本が舞台だと両切りの缶ピースなんだろうと勝手に想像している)
(両切りって咥えて濡れるとキザミ葉っぱが口の中に…私はダメ)
(船旅などの強風にも強いのはジッポー)
世間を少し意識したのか、表紙のエマノンにタバコは描かれていないが、
もう小説の表紙にもマンガ版の表紙にもタバコは登場しないのかな??
でも扉絵5枚中4枚は煙草を吸っているエマノン
現実的には都会では煙草を吸えない場所だらけですが
永遠に生きる運命のエマノンには煙草ぐらい自由に吸っていただきましょう
(大谷翔平くんは第二戦のスタメンを外れたが一応観戦予定なので修正などはまた後で)
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《追記》驚いた!!  「タバコ値上げで"禁煙"突入の記事」から到着
郵便を出すため、近くコンビニへ行き、
「82円切手1枚と「わかば」二つお願いします」と言ったら、
「わかば」は明日から40円値上げになりますよ
あ゛う゛あ゛う゛と驚いた!!
かなり昔にそんなニュースをネットで読んだような記憶も---かすかに------
去年も値上げしたような----
なのにまた安いタバコが狙い撃ち
値上げでハイライトをエコーに変え、やがてエコーが「わかば」に変わり---
明日から360円ということは 1本約20円の高級品に--------
買い置きがあるとついつい吸ってしまうので
1カートン(10個でライター1個サービス)買いだったものを、2個買いに変えていたというのに----
今度は真面目に禁煙を考える必要がありそうだ。
と書きながら現金の持ち合わせが無かったので、
久々に1カートンで買って帰って来た。
すると久々のサービスのライターも電子からヤスリ方式に格下げしていた!!
今は1箱20本で二日のペースまで落としたから、4月20日頃には無くなる。
禁煙による身体の震えは乗り切るしかないとして、
口のさみしさはアメでもしゃぶるか?
それと禁煙したら今よりは食欲が増すから食費は少し増えるけど
タバコ代よりは安く済むだろう。
嗚呼〜
「エマノン」話題が突然、値上げ話題と禁煙の話に飛躍するとは予想だにしなかった展開に!!
嗚呼〜
庶民の安いタバコが明日値上げだというのは古いニュースだから
改めてヤフーTOPで取り上げる価値も無いということなのかねぇー
毎日買っていてポスターを見ている人はともかくも
「値上しますから、まとめ買いはいかがですか」とでも奨められなかったら忘れてしまう。
明日になって驚く人は結構居るのではないだうか……
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《4/23追記》禁煙に突入
★3/31にタバコ10個買い置き→4/22禁煙に突入、最大の影響は食欲増大***2018年04月23日
http://yumenoya.seesaa.net/article/458972776.html
posted by yumenoya at 10:52| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月08日

◎梶尾真治「杏奈は春待岬に」、時間旅行(タイムトラベル)ものロマンス《3/8追記》「猫の惑星」少しネタバレ《3/31追記》「たゆたいエマノン」

図書館へ行くと時々はカジシンのコーナーをチェックしていた。
新刊で何か増えていないかな、という消極的なものだったので、
積極的に新刊の発売を調べていたワケではない。
昨日、久々に棚をチェックしていたら、見知らぬ2冊があった。
「杏奈は春待岬に」「猫の惑星」

そこで「梶尾真治単行本リスト」を確認したら
http://www1.mint.or.jp/~idris/kajio/kajio.html
去年の「たゆたいエマノン」はまだ読んでいない。
エマノン・シリーズは第1巻しか図書館に蔵書していなかったので、
「うたかたエマノン」は他の図書館から取寄せてもらった。
でも念のため、蔵書検索したら最新の「たゆたいエマノン」があったので、即予約した。


◎梶尾真治「杏奈は春待岬に」(新潮社)
10歳のぼく(健志)は春休みに祖父母の元へ遊びにやってきた。
桜の木の多い岬を「春待岬」と呼ぶことを初めて知った。
ある日、岬にあった洋館を目指して冒険に…
岬で知り合ったカズヨシ兄ちゃんの案内で
洋館の庭に居た美しい少女("あんな"という名前らしい)を盗み見し…それが幼い初恋だった。

夏休み、祖父母の元へ
だが洋館に美少女の気配が無い…
カズヨシ兄ちゃんによると少女は春だけやって来るらしい!?
少女は歳を取らない!?

翌春は、母が入院したので、祖父母の元へは行かなかった。

その翌春、祖母の迎え車では無く独りバスで祖父母の元へ向かった。
カズヨシ兄ちゃんは昨年秋の台風直撃以来、行方不明…
そして洋館の美少女との正式な出会いと会話
名前は杏奈(あんな)…

館に桜が咲く頃に杏奈は現れ、桜が散る頃に杏奈は消える。
次に杏奈が現れる時は、杏奈にとっては消えた日の翌日。
健志にとっては一年が経っているというのに…
時の流れが止まっているかのような杏奈の世界
"裏年"という杏奈が現れない年もある…

やがて"クロノス"というタイム・マシーンの存在も明らかになり、
カジシン・ワールドは盛り上がっていく…

最初は年上の美しい女性への憧れ、そして同世代の恋人のような想いに変わり、
それがやがてはバージンロードを付添い歩む父親のような気持に変化…


小説を読んでいる時に、ワクワクしているというのは、
作者はどんな思いがけない展開で、予想外な方向へ連れていってくれるのかという楽しみ・期待感だ。
偶には当然、期待ハズレもあるけど、ワクワクしたいから、
少し不思議で奇妙なストーリーに出遭いたく探して(期待して)、色々挑戦し紐解く。
読み応えがあったという読後感・満足感を追い求めて。


これが現実世界の出来事だと、
小説のようにページをめくると、展開の先が判るワケでもないし、
読み急ぐこともできない。
大谷翔平くんの毎日の挑戦の積み重ねを、
色んなネットニュースで確認し追感するしかない。
健志のように
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《3/8追記》
△梶尾真治「猫の惑星」(PHP研究所) 少しネタバレ
声変わりする頃に喪失する少年たちの超能力を研究する施設
イクオ(190号)は仲間と二人で初仕事…どうも超能力を使った暗殺!?らしい
超能力の弱くなった仲間は"卒業"して突然研究所から居なくなった。
ある日イクオは、頭の中に話しかける猫の声が聴こえた。
研究所に疑問を感じ始めていたイクオと猫たちは
伝説の"猫の王"を探して研究所を脱出することに…

といった感じで面白く展開していたのだが、
残りページも少なくなった終盤に突如と現れた円盤群(殺戮にのみ関心がある宇宙人??の宇宙船)
ここからあまり面白くなくなった。
"殺戮にのみ関心がある宇宙人??"らしいという設定が陳腐だ。
宇宙人に何らかの設定工夫が深みが無いので、ストーリーは平板な活劇になってしまった。
そしい"パパ"のお急ぎ解説…
(追記3/10:この急いだ終結宣言のような展開はガジシン長編では記憶に無い。だから不可解だ。連載中止の通告でもあったのか!?小出しにするつもりだった伏線などをまとめて解説するしかなかったのか!?連載長編を突然どう閉じてラストとするかは、連載作家の技量が試されているとするのなら、無難なラスト展開なのかな)
"猫の王"の謎はまだ残っており、イクオたちと猫たちの旅は続く…でエンドなのだが…残念
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2018年02月26日

★驚いた!!遂に…少し寂しい「電子コミックス販売額、紙の単行本を初めて逆転」!!全国出版協会調べ《3/5追記》製紙業界は!?

いつかそんな時代がやって来るだろうとは思ってはいたけど…
iPADなどがあれば通勤・通学の途中で読めるし
印刷した紙の本のように嵩張らないし、部屋の保存スペースにも困らない。
ベッドの中で、ページをめくって読み進むという楽しみ、数ページ前をちょっと戻って再確認も
全てがiPADの画面操作となるのだ……
紙育ちのオジサンとしては少し寂しい
iPADもスマホも持っていないオジサンの愚痴かな…
★電子コミックス販売額、紙の単行本を初めて逆転***YOMIURI ONLINE 2018年02月26日
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20180226-OYT1T50042.html

★2017年の出版市場発表 紙+電子で4.2%減の1兆5,916億円、紙は6.9%減、電子は16.0%増***公益社団法人全国出版協会 2018/2/25
http://www.ajpea.or.jp/information/20180125/index.html
「コミックスは人気作品の完結や映像化作品の不振、新規ヒット不足などから低迷、電子コミックへの移行も進んでいる模様です。」
「電子コミックは続伸していますが伸び率は縮小。値引きキャンペーンや無料試し読みなどを各社がこぞって行っているため飽和状態となりつつあります。」
「なお、本レポートの詳細は、『出版月報』2018年1月号(1月25日発行、頒価2,160円)に掲載しています。」

詳しいことは「『出版月報』2018年1月号」を読んだ方の記事を待つこととしましょう。

《追記》
マンガとか小説の単行本だと友達との貸し借りができるけど、
電子書籍って、貸し借りはできるのだろうか!?
単行本だと古本屋に売ることが可能だけど、電子書籍は!?
古電子書籍の売買市場があるとは思えないし…
古本屋やネットで売れる単行本の購入よりは高くつくということか!?
古本価格の高いものだと電子書籍の方が安く済みそうだという魅力はあるものの…
色々考えてしまい電子書籍をまだ買ったことは無い、まだ躊躇っている。
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《3/5追記》
★紙はもう必要ないのか!? 紙離れで苦境にあえぐ製紙業界***3/5
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180305-00010000-nkogyo-ind
★2018(平成30)年 紙・板紙内需試算報告 (日本製紙連合会) (PDF資料/平成30年1月22日)
http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/332079/
「2018年紙・板紙内需試算 増減要因 マイナス要因
2.情報・広告分野を中心に電子化の影響
・商業印刷、出版印刷向け等の減少
・企業や自治体等のペーパーレス化(コストダウン強化による使用量の減少)
・スマートフォン等の利用拡大(コンテンツの充実)」

(業界語句の定義は不明だが、書籍・雑誌に関係ありそうな「印刷・情報用紙計」は、がた減り)
紙実績推移.JPG
(紙媒体の需要が減ると紙そのものの需要が減るという当然の帰結か)
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2018年02月11日

★《part3その3》「「著作権を考える会」の運営費」を考えた(妄想もした)、(少しだけ「ねずみとり」)《3/20追記》海賊版サイト

(考えたキッカケ)
一昨々日の寝酒は残っていた少しで我慢
一昨夜は酒の買い置きがゼロで寝酒は無し(寒いと近くのコンビニも面倒)
昨夜は、食料まとめ買い出しで日本酒も、寝酒を早めに開始
今朝は目が覚めて、クリスティーの戯曲「ねずみとり」の途中から開始した
ふと「著作権を考える会」の経費のことを考えていた。
そこでトイレのついでに机に向かい、気にかかった経費の項目をメモした。
それから、「ねずみとり」の続きにとりかかり終了。
犯人とその姉は途中で予想していたけど…
また姉が弟のクセに気付くシーンは、読み返してやっと判った。
モリーの過去と少佐!?は意外だった。
だからネズミの三匹目が誰か!?ではちょっと驚いた。
また二人の不審な行動が"プレゼント"だったとは…ラストも良い。
戯曲上演のロングランも頷ける、どんでん返しの脚本だった。
あの「検察側の証人」には敵わないけど…
読み終わってから考えたのは「ねずみとり」を読んでいる最中に、
何故急に「著作権を考える会」の決起集会の会場費などが気になったのだろう。
文庫を少しパラパラしても、「ねずみとり」で金銭が話題となるのは、
民宿の宿泊代が一週間で7ギニーということだけ。
どうも連想のキッカケは「一週間で7ギニー」しか思い当たらない。
人間の連想って不思議だから、本当は何がキッカケだったのかは不明だ。

(本題に入る前段)
起きてから、この文章を打ち始めたが、次のことを思い出した。
先日1/23に次のブログ記事を書いたが
★論文不正問題で「山中所長、辞職の可能性に言及」(山中伸弥/iPS細胞)
http://yumenoya.seesaa.net/article/456395102.html
【1/25共同通信騒動勃発】と私が名付けた事件があった。
共同通信がネット記事を差し替えて炎上した事件だ。
気になる方はサイト内の別ページ【1/25共同通信騒動勃発】部分へ飛ぶ
今さら遅きに失したとの思いはあるが、
ネット検索で探し、「CompleteGetter」を入手
サイト「21世紀のコミック作家の会」を根こそぎダウンロードした。
(CompleteGetterは使い易くて速いフリーソフトでした)
これは念のためで、マスコミは一応疑ってかからねば、です。
色んな情報雑誌を出している出版社もマスコミの仲間
もし一部を書き換えられたら、ニュアンスが変わることもあるし、
もし一部を削除されたらば、確認する手立てが無くなるから…
(ダウンロードしたものをざーっと確認したら、「トピックス?」コーナーとそこに設置されていた三つの声明文がリンクから消えたようだ)


やっと本題です
★21世紀のコミック作家の会
http://www.comicnetwork.jp/index.html
「著作権を考える会」の経費で最初に考えたのは、
決起集会を開いた会場の借上げ料はかなり高いぞ、何百人も集まるのだから…
入会金とか会費は!?(会への入会コーナーでは一切触れていない)
浮かんだ色々な経費とは
案内文の郵便料
呼びかけ人の連名による決起集会の案内手紙
まさかハガキは無いだろうから、80円×千名として郵便代が8万円
マンガ家の住所は出版社が押さえているから心配ないけど
まさか出版社の封筒は使えないから市販の封筒を利用。
差出人として呼びかけ人連名のゴム印ぐらいは必要だ。
迷惑なセールス手紙と混同して捨てられたら困るから。
切手貼りは面倒だから、一括別納の扱い。
案内文のコピー、その封筒入れなどは出版社のアルバイトかな
専任の事務員が居るとは思えないけど
もし忙しい時期だけ、専任を置くとしたらFAXのある法律事務所しかない。
問い合わせ先の特別回線電話番号(今はもう無い)も法律事務所と思われるから。
そうなれば、バイト料の人件費が必要となる。
特別回線の電話料金は弁護士代に含めるか(受信専門なら基本料金のみ)。

会場借上げ料
平成12年4月26日 設立総会
何百人ものマンガ家が集まるのだから、広い会場の借上げ料はかなり高そう。
誰が出席したかをチェックする出版社の編集者の人数もバカにならない。
もし出版社に対応可能な広い会議室があったとしても、
黒子に徹したい出版社の会議室は利用したくないだろう。
相場は知らないけど、10万円とか…

大手3社、小学館(千代田区)、講談社(文京区)、集英社(千代田区)
たくさんの編集者も駆けつけるのだから、会場は千代田区が望ましいかな(妄想)

平成13年10月25日 第1回会員総会
平成14年12月20日 貸本業組合と協議開始
平成15年1月22日  第2回会員総会
等々、会場借上げ料が発生していそうだ。
「貸本業組合と協議」の時点ならば、出版社の会議室の利用もあり得る。
多数の雑誌でのアピール文の掲載で、出版社が応援していることは周知の事実なのだから。

呼びかけ人・理事は手弁当かな
普通ならば、会合があれば、日当、交通費などが発生するものだが、御大は手弁当か
結婚式披露宴やクラス会の発起人ならば、そうしたものだけど。
でも矢面に立つのは「著作権を考える会」なのだから、
理事ともなれば、出席してくれという(矢面が居ないと困る)会合も増えただろう。
それらも自己負担の手弁当ではキツイかな

弁護士料
最初のアピール文(平成13年5月2日)から連絡先はずっと同じ法律事務所
その法律事務所にあったらしい特別回線の電話番号はもう無いけれど、
入会申し込みのFAX先は今も同法律事務所だ。

第3弾のアピール文まで矛先の対象となっていたのは、新古書店だった。
ド素人の印象では、その時には、「業務妨害罪」「信用毀損罪」などで新古書店から訴えられて、
係争となる可能性もあったから、それらに強い法律事務所を選んだのか。
出版社は、雑誌の記事や単行本の記載内容を巡って、
「名誉棄損」などで結構訴えられているから、
この分野に強い人と顧問弁護士の契約をしているのであろうから、
顧問弁護士の所属先の法律事務所が「著作権を考える会」も引き受けたと想像するのが妥当かな。
当然ながら、著作権にも強い法律事務所が望ましい。
でも何かコトがあった時の顧問弁護士料金て結構高そう。
幹事役出版社の顧問弁護士が横滑りかな?(ついでに幹事役出版社の持ち?)

そこでフト思い出したのは、出版社が起訴した例
★弊社が韓国において「オールド・ボーイ」制作会社を提訴した件についてのご説明***双葉社(2009年6月のこと?)
http://www.futabasha.co.jp/introduction/old_boy/
出版社の訴訟例はあまり記憶に無いので…狩撫麻礼作品の宣伝を兼ねて

ネットのサイト
2005/4/12 「21世紀のコミック作家の会」公式サイトをオープン
何処かの間借りで無ければ、レンタルサーバーの利用料が発生する。
必須なのは、独自ドメインの登録料と毎年の更新料
ネットで調べたら、「.jp」はそれぞれ2,480円になっている。
私は、もったいないので、独自ドメインを取得した経験は無いけど、
すごく高価な経費というわけではない。

会費
私が想像しただけでも、上のように色んな名目で会の活動費がかなり必要となる。
でも会費について触れた記事は見つからない。
総会では報告されているのかも知れないが…

会サイトのデータによると、2016年11月9日現在で
正会員:約760名(漫画家・原作者・プロダクション)
賛助会員:出版社15社
普通なら入会費と年会費の定めがあるものだ。(会サイトに記載無し)
マンガ家などの正会員は、例えば500円とか、安くても構わない。
マンガ雑誌やマンガ単行本で儲けているであろう賛助会員(出版社)には
たっぷりと負担していただく。
例えば大手は30万、小規模なら10万とか…
電子書籍のサイトも色々増えたとは言え、
紙の印刷媒体が主流なのだから、応分の負担で応援するのが当然だと思う。
また、今後ともマンガの著作権で問題が発生した時に、
声明の発表などでまず動くのは「著作権を考える会」となる。
そんなまさかの時のためにも、繰越金が必要だ。
繰越金が足りなくなったら、賛助会員の会費を増額する。
会のサイトで詳しく書く必要は無いけれど、
収入(会費など)、支出(活動費など)、繰越金などには興味がある。
総会では、運営費などの内訳などについては報告・説明されているのだろうか。


でもこれはあくまでも真っ当な会費運営を想定した場合
会費での妄想
ひょっとしたら、総会では、具体的な活動の報告や新会員の入会報告などだけかも…
という疑念が残る。
「著作権を考える会」設立の決起集会(平成12年(2000年)4月26日)が
マンガ家・佐藤秀峰さんがホームページに書いた雰囲気だとすると
裏の真発起人は黒子の出版社たちで間違いない。
すると「著作権を考える会」が正式に定めた会費の規定はあるのだろうか。
幹事である出版社が賛助会員(出版社)から申し合わせの賛助金を集めて管理しており、
「著作権を考える会」の理事(マンガ家)たちは金銭管理に一切タッチしていない可能性が…。
サイトを見る限り「監事」役は居ない。
つまり監視する金銭の動きは「著作権を考える会」に無いから、「監事」役は不要だとなる。
賛助会員(出版社)の賛助金で運営されているとすると、
正会員の会費は0円かも知れない。


正会員の会費がタダで運営されている任意団体「著作権を考える会」とは!?!?
ネット話題になっていない金銭に関わる疑念を抱えたまま……
これで「著作権を考える会」に対する私のわだかまりは全て吐いただろうか??
今度こそこれで最後としよう(したい)。(いつもと同じラストの繰り返しだ!!)
なかなか解放してくれない「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」なのだ!!
やっぱりマンガファンにとっては、それだけ大きな事件だったということなのかな。
(16年も前のことを清算するのに必要な手続きなのだろうか)
(映画を視たり、小説やマンガを読んだりする方がよっぽど意味があり前向きなのに)
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《追記2/13》昨日2/12調べていたら
★日本漫画家協会に入ろう!(「日本漫画家協会」の事務局スタッフA)
http://jca.j-comi.jp/
「入会の際は、正会員では年会費が2万円、入会時には入会金が1万円かかります。」
これが普通だよね。
申し込んだ後に、誰だって料金の額で揉めたくは無い。
これが会の"胡散臭さ"のひとつだ。FAX連絡先の在り処も……
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《3/20追記》「この記事を読むまで海賊版サイト「漫画村」の存在を知らなかった」記事から到着
昨日投稿した別ブログの記事
★この記事を読むまで海賊版サイト「漫画村」の存在を知らなかった!!日本漫画家協会の見解***2018/03/19(月) 19:30:38
http://yumenoyamemo.blog.fc2.com/blog-entry-257.html
本来であれば、設立当初に「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」を名乗っていた
「21世紀のコミック作家の会」が何か声明を出すのが普通のはずと思うのだが、何も動きが無い。
http://www.comicnetwork.jp/
が日本漫画家協会は2月13日に次の見解を出している。
★海賊版サイトについての見解***日本漫画家協会2018年02月13日掲載
https://www.nihonmangakakyokai.or.jp/?tbl=information&id=7015
今さらだが、「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」は
出版社界がアリバイ作りに作った「考える会」だったことを今回また裏付けているも同じ。
"アリバイ"だから「考える会」のサイトを消すワケにも行かず、
だから今回のような海賊版サイトでマンガ家の「著作権」が話題になっていても、無言…
サイト「考える会」の存在そのものが齟齬(そご)を露呈する元凶になっている

「考える会」構想の当初に出版社たちは、まっ先に「日本漫画家協会」に声をかけたが…
古本屋とマンガ喫茶では賛同を得られなかったので、苦肉の策として、
あのアピール文をマンガ雑誌に掲載するしか無かった…
という経過と背景がまた露わになったように感じる。
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ラベル:マンガ 権力
posted by yumenoya at 19:55| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月09日

《マンガ家・みやわき心太郎part3その2》「著作権を考える会」を貸与権で評価&私の結論、【編集後記のようなもの】

あらためて、貸与権獲得で一定の評価
昨夜というか今朝というか、2/8の深夜、2/9午前3時頃だった。
★21世紀のコミック作家の会(※2010年に名称変更)
http://www.comicnetwork.jp/appeal/index.html
このサイトにあった「活動等概略」を初めて読んだ。

「活動等概略」を読んでいて、最初に気が付いてのは
佐藤秀峰さんのホームページ(2009年当時)の「漫画制作日記」コーナーにあった
「漫画貧乏 放浪編」に書いてあった"総決起的集会"とは「平成12年4月26日 設立総会」らしい。
"総決起的集会"=設立総会らしいと判明したので、
《マンガ家・みやわき心太郎part3》にその旨を途中追記した。

前述の「活動等概略」を眺めていたら、
話題になっていた当時のこと、初めて知る沢山の動きがあった。
★平成14年(2002年)12月20日 貸本業組合と協議開始
★平成15年(2003年)5月15日 複合カフェ協会・(社)雑誌協会と暫定合意書に調印
★平成15年(2003年)5月23日 レンタルブック実験店「すばる書店白井店」営業開始(平成15年11月30日まで)
★平成15年(2003年)5月26日 貸与権連絡協議会準備会主催
★平成16年(2004年)6月3日 改正著作権法成立 改正著作権法に関する声明文を発表
★平成16年(2004年)6月9日 改正著作権法公布 貸与許諾条件に関する交渉団協議会開催
★平成16年(2004年)9月27日 有限責任中間法人 出版物貸与権管理センター設立。当会も同センターの社員となる
これらも《マンガ家・みやわき心太郎part3》で追記した。

関係者と協議を重ねてそのコンセンサスを得、
著作権法の改正まで追い込んで、
この貸与権を獲得するまでの大変さは理解できる。
部外者には想像を絶する苦労がたくさんあったはず。
レンタル屋に並ぶレコード、CD、ビデオを見るにつけ(そう感じていたかは不明だが)、
"私のマンガは蚊帳の外だ!?"と去来したかも知れない。
これが"長年"の宿願だった?のかは知らないが、
持っていて当然の権利を法のお墨付きで獲得したのですから、
マンガ家、小説家などの物書きにとって、画期的な事件だったでしょう。
これが現実に作家たちの収入増は微々たるものだが、
音楽、映画、テレビアニメ、テレビドラマなどとレンタルで肩を並べた。

今さらの"もし"だが、
もし「考える会」が最初から貸与権(レンタル/貸本)をぶち上げていたら…
ペンクラブと連動して、早くに大きなうねりとなり…
マンガファンも小説ファンも「どうして貸与権が無いの!?」と応援したであろう…

ところがあに図らんや、元々が大手出版社の画策・主導だったから
出版社にとって"目の上のたんこぶ"である新古書店とマンガ喫茶とが槍玉に…
そのために担ぎ出された有名マンガたちが呼びかけ人となって「考える会」設立総会

マンガ雑誌に掲載されたアピール文のタイトルは
「私たちは新古書店でのコミックスの売買に反対します。」
断り書き「「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」の要請を受け、漫画作家の方々の考え方を理解したうえで、このアピール文を掲出することとしました。」
という無料の意見広告の掲載だという扱い
本当の発起人は、広告を掲載した大手出版社なのだから当然の扱い
このマンガ雑誌の広告キャンペーンは、大手出版社の目論見の通りの運び

この「私たちは新古書店でのコミックスの売買に反対します」に衝撃的なインパクトはあった。
appeal1.jpg
書かれている内容の前に、大文字のタイトルにインパクトだけはあった。
新聞だって、週刊誌だって、見出し・タイトルで目立ってナンボ、掴みはOKでは成功…
すぐに反応したのは、マンガファンとマンガファンでもある古本屋だったと思う。
その戸惑い・反応や賛否の意見は色んな掲示板で書き込まれ議論となった。
その大きなのが、5/19に新設された次の専用掲示板(意見広告は5月2日からのようだ)
★「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」を考える(掲示板)
掲示板での話題やその後の顛末などは《part3》に詳しく記した。

私の知る限り、このアピール文に最初の反応したマンガ家は「星野之宣」さん
次はサイト「まんだらけ」に掲載された「みやわき心太郎」さんの二人のみ
詳しくは《part3》で

一連のアピール文に対する反応で多かったは
「新古書店に売るな」「新古書店で買うな」「マンガ喫茶で読むな」という論調に対する怒り
金持ちはいざ知らず、マンガファンは好きなマンガを色々と読みたいから、
古本屋で買い、それを古本屋に売り、そしてまた買う
マンガ喫茶では連載中の気になる作品を雑誌で読み、単行本のまとめ読み…
なのに…とマンガファンの反発
「オレに一体どうしろと言うんじゃ!?!?」
マンガファンの私は、心情的に言い分の一部には賛同していた。
書き手であるマンガ家に印税が渡るのは、最初の新刊発売時だけ、というのは少し理不尽だ
何らかの方式で、マンガ家に届く対価が増えるのは賛成といったニュアンスで

上の「活動等概略」で動きを列記したが、
貸本、マンガ喫茶などについては、協議の場を持つなど少しの進展が…

しかし、大手出版社にとって一番の目の敵だった新古書店…
当初の目論見以上のマンガファンの反発…
このまま行ったら、逆にマンガファンを減らす事に繋がりかねないぞ…
そこで、高く挙げたままのコブシの落とし処で、ハタと困った。
担ぎ出された有名なマンガ家たちも困った事でしょう。

そこで浮かんだのが"貸与権"
新古書店とマンガ喫茶の影響に比べたら、微々たる貸本だが…
"貸与権"ならペンクラブともより大きな連携が取れる…
一応長年の悲願!?でもあった"貸与権"を新たに掲げることへ路線変更。
《part3》で記した「大山鳴動して鼠一匹か!?」とは
路線変更と"貸与権"獲得に対する、
「著作権を考える会」の一連のアピールに対する私の感想だ。
(この法改正で、昔ながらの貸本屋さん方にどんな影響が発生したのかは知らない)
("大山鳴動して鼠一匹"とは、昔ながらの貸本屋の事です)

《part3》では次のように書いただけで、
「上に記した緊急アピール文の変遷と大きな流れを眺めれば、答えは自ずから判明している。」
結論的なことは書かなかったけれど、
この《part3その2》をもって、マンガ&古本屋ファンである私の俯瞰視による結論とする。

結局、私の中で一番記憶に残ったのは「マンガ家・みやわき心太郎氏の意見」

ただまだ残っている「図書館問題」だ。
このことはペンクラブが早くからわだい問題にしているが、
話題の小説・エッセイなどは、同じ本が図書館で何冊も購入されて貸し出されている。
私も地元の図書館でそのことに一度気付いた、同じ小説が5〜6冊も!!
私もここへ引っ越してから利用している図書館なので、この話題はとても気になる。
図書館って「公営の無料貸本屋」ですからねー!!
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この部分は途中追記
(連絡先)まだ卒業できないワタシが居る
アピール文の欄外には「※問合せ及び作家の方の新規入会申し込みは、「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」事務局まで。
TEL 03-****-**** FAX 03-****-**** (****法律事務所)」と記載されている。
FAX番号は****法律事務所のFAX番号と同じ(「著作権を考える会」のFAX番号と同じ)
TEL番号は、このために設置された特別回線で、同法律事務所??に設置か??
(法律問題とアピール文)
法律にはド素人だが、マスコミで時々話題となる「業務妨害罪」「信用毀損罪」
アピール文では「新古書店」「漫画喫茶」と大括りで表現しているだけで、
特定の団体や会社を名指ししているわけではないが、
「新古書店」と言えば真っ先に浮かぶのは今も当時も「ブック・オフ」だ。
このアピール文が、真っ当な商売をしている会社たちを貶めているのは明らかだ。
そうなると訴えられる可能性もあるから、苦情などの代表電話は法律事務所??となったのであろう。
迷惑な中傷のFAXは無視すれば済むけど、連絡先としてTEL番号を掲載しないわけにはいかない。
そこで、幹事役の大手出版社の顧問弁護士に、となったのであろう。
法律事務所には普段の業務があるから、特別回線電話がなると、「あの会だ」と担当弁護士が出る、という想像だ。
そして当然ながら、大手出版社の顧問弁護士たちも参加して練った結果が、あの迷文となった。
主張することは自由だが、確固とした論拠の無い主張は空砲になってしまう。
長くなるであろうアピール活動には、確かな立脚点が必要だと言うのに…(嗚呼)
出版社、マンガ家、弁護士のすり合わせの結果がアレ。
盛り込みたい事は色々あるけれど、出版社の本音は隠したい。
もし訴えられでもしたら、勝ち目はとても少ない(ド素人との私)。
あくまでも矢面に立つのは、呼びかけ人となった有名なマンガ家たちだ。
そんな折衷案は、みやわき心太郎氏も指摘した「手塚治虫氏」の担ぎ出しとなった。
恐らく顧問弁護士たちも「新古書店」「漫画喫茶」を取り上げるのを反対したかもしれぬ。
思い込みに満ちた一方的なアピール文では、勝算の目途は無いからと…
私の死んでいる三十年後には、「今だから語る」というウラ話・秘話が出てくるかも…
********************************************************
編集後記のようなもの
《みやわき心太郎さんについて記事を書く事になった経緯》
2/1にマンガ原作者・狩撫麻礼のファンサイト「月の宴」さんから、メールが届いた。
狩撫麻礼さんが亡くなったので、ブログ記事を書いたことから、
月の宴さんとはメールのやりとりをするようになり、
メールでは色々な情報を教えてもらっている。

メールには「ギャグ漫画家の田村信氏の短篇集に、狩撫さんのことが語られておりました。」と
連絡のアドレスをクリックしたら着いたのは、久しぶりの「マンガ図書館Z」だった。
これを読んだら、狩撫麻礼さんについての記述がありました。
折角だから狩撫麻礼原作「エッヂ」(全2巻のラスト部分らしい?)を読み、
それから早速、狩撫麻礼についてのブログ記事に追記する形で紹介した。

久しぶりの「マンガ図書館Z」だったので、中を少しウロウロ
その時に、みやわき心太郎作品があった事を思い出し、行くとドーンと増えていた。
喜んで、これはこれはと読み進むうちに、
みやわき心太郎作品について何か書こうと決断。
復刻転載を快く了承してくれた、「著作権を考える会」に対する意見記事もある…
なのに2010年に亡くなった時には、ブログ記事で触れることも無かった…
まずは作品について書こう。
part2はずっと気になっていた「著作権を考える会」にしよう。

2/3(2/2深夜)にpart1をアップしたが
折角だから、美和さんとのスカイプでは何度も登場した、みやわきさんだから、
少しじっくり聴いて、面白いエピソードをpart2としよう。

2/5長〜いスカイプでたっぷりと聴き(こういう時は無料スカイプにはホント助かる。)
その翌日には、原稿案を美和さんにメールで送り、スカイプで修正・追加などの作業
2/6の夜にpart2をアップ

「著作権を考える会」は何せ2001年に始まった事件だから、
もう詳しい事はすっかり忘れている。
となると、掲示板での自分の書き込みを時系列で追いかけて思い出すしかない。
それをたどっているうちに、構成も全体像も固まっていくだろう。
話題が新古書店から貸本(貸与権)に変わったので、関心度合いがかなり減退したけど、
会にあるPDF資料とかで何とかなるだろう。
2/7の夜にpart3をアップ

興が乗るとメシを喰うのも面倒・惜しいという慌ただしい一週間だった。
喰っていないので、別に量らないけど体重は間違いなく減っている。
流石に続くと、食も細くなっている、今もまだ…

狩撫麻礼さんに関わる情報メールが届かなければ、
みやわき心太郎未収録作品が「マンガ図書館Z」で増えたことを知らないので、
今回のようなブログ記事の連載を書くことは無かった。
つまり、狩撫麻礼作品が引き合わせてくれた、という奇縁でブログ記事が始まった。

ということで、狩撫麻礼作品もよろしく
私のような年輩の方でしたら、
原作者の狩撫麻礼さんも枯れて渋みの増した
ひじかた憂峰/原作、たなか亜希夫/画「リバースエッジ 大川端探偵社」が一番のオススメ
これはテレビ東京で深夜ドラマになりましたけど、これも面白かった。
このように狩撫麻礼さんには多種のペンネームが存在するのでファンも困っている。
(追記は深夜:サスペンス長編ならば、土屋ガロン/作、嶺岸信明/画「オールド・ボーイ」だ。読み返したのは、16年振りだと思うが、あの韓国映画・ハリウッド映画(どちらも記憶に残る印象)とは雲泥の差!!!オレは満足じゃー)

これで気になっていた「著作権を考える会」と「漫画熱」(ちばあきお)から解放された。

ても、この《part3その2》でホントに卒業できるのだろうなあ??
今の目線でハッキリと思っていることを書いたから、今度こそ……
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2018年02月07日

◎《マンガ家・みやわき心太郎part3》“「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」緊急アピール”の総括、《2/9追記》急遽、続編をアップ(編集後記のようなものも)

「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」緊急アピール
あの時、マンガ雑誌に掲載された緊急アピール文に驚いた人は多いと思う。
マンガファン、古本屋、漫画喫茶、貸本屋、そしてマンガ家など…
更にはマンガとは縁の無い古本屋の利用者、更には図書館関係者も…
この"事件"については、実はこの私も全体像を把握していない。
少しだがずっと気になりながら、あえて俯瞰して振り返ることは無かった。
面倒だというのは勿論ある、何を今さら……という想いもある。
しかし、モヤモヤ感が澱のように少し残ったままだ、とも感じていた。
どこかでケリをつけないと…
それは、みやわき心太郎さんについて書いている今だ!!
これを今やらなかったら、また当分このモヤモヤ感を抱いたままとなるから。
(私の文章に意味が無いとしても、みやわき心太郎氏の意見は一読の価値有り)
(注意:記事内容を補完する意味で、色々と途中で(追記:…)と追加しております)


この"事件"を知らない若い人も忘れた人も多いだろうから、少し整理しておこう。
きっと私のように「あれはいったい何だったんだよー!?!?」と感じている人も居るだろうから。
そのためには当時の書き込み・投稿などを時系列で追跡するしかない。
あの時、緊急アピール文にたっぷり振り回された私でさえ、
これについてのほとんど記憶が忘却の彼方だ…
当時の掲示板の書き込みなどを読んで思い出すしかない。


平成12年(2000年)4月26日、著作権を考える会が設立
(追記2/9:2009年の動きで話題にするが、佐藤秀峰さんがHPの「漫画貧乏」コーナーで語っているのは、この設立総会のことらしい)

小学館、講談社、集英社系のマンガ雑誌に緊急アピール文が載ったのは、
平成13年(2001年)5月2日から、らしい。
appeal1.jpg
(「21世紀のコミック作家の会」配付PDFファイルより/人物画像を削除)
(追記:この画像に、一ノ関圭、樹村みのり、狩撫麻礼、三人の名が無い事にホッとしているワタシ/これは作品に出遭った順番だ)
(追記2:インパクトだけはあった「私たちは新古書店でのコミックスの売買に反対します。」)

このアピール文をまだ読んでいない時だったが、
当時やっていた掲示板の過去ログで確認すると最初の書き込みは
http://yumenoyabook.web.fc2.com/keijiban2001b.html
5月10日(木)11時41分16秒 投稿者:TES
「キララさんのHPで現在、討論されている話題なのですが
まんがの著作権について、夢の屋さん・常連の皆さんは
どうお考えでしょう?」
この時から、著作権関連の話題で書き込みが賑わい出した。
2001年5月15日の私の書き込み、著作権問題で記者会見
「夕方のTVニュースによると、記者会見があったようだ。
会見には弁護士とマンガ家数人(藤子A氏、弘兼氏など)が出席し、
例の如く、新古書店と漫画喫茶とをやり玉にあげているだけで、
特に新たなことはないようである

まんだらけの社長は、出版社にもマンガ家にも古本屋にもみんなそれぞれ問題があるのだから、
とにかく話し合いの場を持ちましょうというコメントをしていましたけど、
これからやっとスタートということかな。」

この頃、ネット友人の"ひでぼんず"さんに要望して、専用掲示板を設置してもらった。
専用掲示板だと関心のある人は格段と書き込みし易くなるし、
貸本屋&ネット古本屋の掲示板と違い、他の話題が書き込まれることも無い。
当時、間借りしていたDIONにはCGI不可などの制約があるし、
"ひでぼんず"さんはマンガ関連情報のメールマガジンも発行している。
技術的に難しそうなことは、"ひでぼんず"さんだ!!と………。

5/19新設の緊急アピール掲示板で、当時のマンガファンなどの戸惑い・反応が判る。
「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」を考える(掲示板)
http://www.bonzclub.biz/cgi-bin/technote/main.cgi?board=apiel
私の最初は「「大型新古書店やマンガ喫茶」を一方的に責めているという印象を持っています。」
(でも、人気作品続巻の新刊以外は古本を探していた貸本屋としては、心苦しさも感じていました。)

専用掲示板設置の反応は良く、色んな立場でたくさんの意見・感想
5/20に「まんだらけ」の古川さんが、ご挨拶の書き込み
 (私が「まんだらけ」さんの掲示板に書き込んで、お呼びしたらしい)
 (もはや17年近くも昔の話なので、そんな事あったー!?という感じ)
★5/21にはマンガ家・星野之宣さんも書き込んでくれました。
これがマンガ家ご自身による初めての生の声でした。
「今回の漫画家たちによるアピールに関しては、賛成でも反対でもなく、判断を保留しています。」
(リンク追記:この星野之宣さんの投稿「さて、とりあえず。」から引用したら、ご迷惑になるかもと考えて、原稿時点で引用断念し削除しましたれど、鋭い発言をしておられるので、リンクで追記します。なお、掲示板はGoogle検索の対象外らしい。そういう設定にしてあるのかは不明)
http://www.bonzclub.biz/cgi-bin/technote/main.cgi?board=apiel&number=41&view=2&howmanytext=
★6/2には星野之宣さんの第二弾「ファイナル・アンサー」
老兵もまた最後まで戦っていけばいいのです。」
(追記:今、初めて気づいた。アピール画像の中の写真オプションに「設立集会時の呼びかけ人一同」の言葉として、「われわれ"老兵は消えるのみ"で構わないが、……」という文言がある。星野之宣さんの発言は、これを受けてだったんですね。気付かなかった。失礼しました)

★6/20 私の投稿(スレッド番号121)「ペンクラブの声明(全文)
この声明は「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」緊急アピールにも呼応したもの。
私の感想は「建前的な言い方がない分、「コミックの会」のアピール文より、判りやすいというのが、第一印象です。」
ペンクラブは後に問題視される貸与権でも関わってくる。
この掲示板なら「著作者の権利への理解を求める声明」(2001年6月15日)の全文が読めます。
何故に普通やらない"全文掲載"という方法を取ったかというと、
6/20の時点でも6月15日の声明全文がネットで探しづらい状態になっていたからだ。
6/23の時点でやっとペンクラブで見つかり、その旨を投稿。
2001年は既にネット時代。なのに!?声明の発表と同時にホームページで公開しないのか!?
今も検索で見つかるのは、関連記事のみで、声明本体が無い。
普通ならば、サイトに声明の全文がずっと掲げられているはずなのに…

(この部分は追記:その後の動きを追跡できなかったので断念したが復活させる)
★11/27の私の投稿「新古書店が新人育成の基金を」
「今朝のTVニュースで、新古書店(三社)が新人(マンガ家、小説家)育成の基金を作るため、近く協議会を開く、という前夜の会見を報道しておりました。」

2002年にはマンガ家・みやわき心太郎さんの意見がサイト「まんだらけ」に!!
(その記事が削除された理由は不明ですが、下記ページで復刻転載の経緯を説明)
(こんな意見記事があった事を知ったのは、削除後のGoogleキャッシュでした)
“「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」緊急アピール”に対するマンガ家・みやわき心太郎氏の意見
(2002年文章の復刻転載) (2007.7/23にアップ)
http://yumenoyabook.web.fc2.com/21kangaeru.html (引越し後)
削除されたこの記事(Googleキャッシュ)を発見した時、
2002年4/21に掲示板には次のように書き込んでいる。
「みやわきさんと言えば、カタログ雑誌「まんだらけ」に連載を描いていましたが、私はずっと昔の恋愛もの短編、ハートコレクション・シリーズが好きでした。
「まんだらけ」関連で上記の反論を書いたとすると、まんだらけの店長さんもこの反論に近い意見を持っているのかも知れませんね。何かクレームでも入って、サイトから削除でもされたのでしようかね?」
5/11追記「みやわき心太郎さん発言のGoogleのキャッシュも無くなったようなので、私が保存していたキャッシュのページをアップしました。」
 「クレームが入るのも嫌なので、期間限定ということで」
2007.7/23に復刻転載、みやわき心太郎氏の意見は、美和剛さん経由でご本人の了解が取れた。
みやわき心太郎氏の意見を是非お読み願います。
勇気ある正直な心情の吐露……(今読んでの感想→「怒りの奔流怒濤です」)
★“「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」緊急アピール”に対するマンガ家・みやわき心太郎氏の意見(2002年の文章の復刻転載)***2007年07月23日
http://yumenoya.seesaa.net/article/394425599.html (復刻転載についてのブログ記事)

(追記:「考える会」活動等概略より)★平成14年(2002年)12月20日 貸本業組合と協議開始

2003.05/17の掲示板書き込みに「まんが喫茶が利益還元へ 作家、版元と合意」
もうすっかり忘れていたけど、このニュースに私は次のように感想を述べている。
「これだけ具体的な話が出たのは初めてですね。」
(追記:「考える会」活動等概略より)★平成15年(2003年)5月15日 複合カフェ協会・(社)雑誌協会と暫定合意書に調印

(追記:「21世紀のコミック作家の会」活動等概略によると、下記のような色んな動きがあったようだ)
★平成15年(2003年)5月23日 レンタルブック実験店「すばる書店白井店」営業開始(平成15年11月30日まで)
★平成15年(2003年)5月26日 貸与権連絡協議会準備会主催
★平成16年(2004年)6月3日 改正著作権法成立 改正著作権法に関する声明文を発表
★平成16年(2004年)6月9日 改正著作権法公布 貸与許諾条件に関する交渉団協議会開催
★平成16年(2004年)9月27日 有限責任中間法人 出版物貸与権管理センター設立。当会も同センターの社員となる

これに伴い「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」のアピール文も
下記のように論調とトーンとは変わっていく。
第4弾(貸与権)、第5弾(貸与権獲得の勝利宣言)
「貸与権」を問題にするのは大いに結構だということなのか、
賛同した会員数は飛躍的に伸びている。
つまり"新古書店"での賛同会員はほとんど伸びなかったということ。


21世紀のコミック作家の会(※2010年に名称変更)
http://www.comicnetwork.jp/appeal/index.html
《「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」設立宣言(平成12年4月26日)》
緊急アピール文の掲載期間と掲載誌数、タイトルと入会マンガ家数など
(資料は「21世紀のコミック作家の会」配付PDFファイル)
平成13年5月2日〜6月6日 緊急アピール文(第1弾)掲載(68誌)(※西暦2001年)
「私たちは新古書店でのコミックスの売買に反対します。」コミック作家252名
断り書き「「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」の要請を受け、漫画作家の方々の考え方を理解したうえで、このアピール文を掲出することとしました。」
(※新古書店と漫画喫茶が問題視されている。レンタルも少し…)
●平成13年9月15日〜10月15日 緊急アピール文(第2弾)掲載(82誌)(※西暦2001年)
「私たちは新古書店でのコミックスの売買に反対します」
(※新古書店のみ)
●平成14年7月1日〜8月2日 緊急アピール文(第3弾)掲載(95誌)(※西暦2002年)
「私たちは新古書店でのコミックスの売買に反対します!」コミック作家252名
(※新古書店のみ)
●平成15年2月7日〜4月4日 緊急アピール文(第4弾)掲載(90誌)(※西暦2003年)
「なぜ、私たち漫画家には音楽家と同じ権利がないのですか?」コミック作家276名
(※アピールの矛先はレンタルに変わった。「貸与権」が問題に)
●平成16年12月中旬〜4月 緊急アピール文(第5弾)掲載 (※西暦2004年)
「2005年よりコミックス・書籍にも「貸与権」が適用されます」コミック作家753名
(※貸本屋とビデオ・DVDレンタル店のマンガコーナーが…)
appeal5-1.jpg
(追記画像:「21世紀のコミック作家の会」配付PDFファイルより/イラストはカット)

(追記:アピール画像をPDFファイルとして自由にダウンロードできる形で公開している「21世紀のコミック作家の会」はその点エライ。私のような分析材料にする人間が現れるとは想定していなかっただけかも知れぬが)
(追記2:そもそも「21世紀のコミック作家の会」というサイトがあることを知ったのは、比較的新しい。もやもや感があるものだから、時たま、あの「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」の事を検索していたら、サイトの存在に気付いたようだ。あのPDFファイルがあったから、いずれコレは使えるぞ、とその時に感じた。このPDFファイルが無かったら、このような総括は実現していなかっただろう!!)


私は貸本屋を2002年に廃業したこともあり、
貸与権が問題となった第4弾アピール文からは
"どうなるの!?"という興味をかなり失っていた。
この矛先「貸与権」で、掲示板の書き込みも、激減している。
貸与権となると貸本の話だから、貸本を知らない人は興味を失ったのでしょう。
(この頃、近くのレンタルビデオ屋にマンガコーナーがあったかは不明だ)
(月日がもう少し経つと、テレビや映画で話題の原作マンガ・コーナーは普通となる)
(※今日2018/2/7現在で確認したら、掲示板スレッド数は184件)
(追記2/9:貸与権が話題となった2003年から投稿は減っている。貸本は古本のように身近で無いから。が記事を読んでいる人は結構居る)


そして2004年12月中旬からのアピール文第5弾をもって
「2005年よりコミックス・書籍にも「貸与権」が適用されます」
という貸与権での勝利&収束宣言のようなもの。
(当時の私の感想 「大山鳴動して鼠一匹か!?」でした)
(ちょっと拍子抜けしたのか、少し呆れたのか、掲示板にも投稿せず)
(追記:私が元貸本屋で無ければ、貸与権の結果、貸本のシステムにどんな影響があったのか?を調べて触れたのであろうが、これは現役の貸本屋さんの誰かが書いているだろう。これは直面した貸本屋さんが書き残すべき事。又は貸本利用者が望ましい。)

(追記2/11:「2005/4/12 「21世紀のコミック作家の会」公式サイトをオープンいたしました。」)
(こんなサイトがあったのを知ったのは、かなり後の事)

次は記憶にまだ新しい驚きのニュース(大手出版社がブックオフ株を取得)
検索したらあった記事のひとつが
★ブックオフへ出資、出版連合6社の狙い***東洋経済オンライン2009年06月04日
http://toyokeizai.net/articles/-/10395
「5月、ファンドが保有するブックオフ株が複数社に譲渡された。その企業群を見て、出版関係者に衝撃が走った。大日本印刷と傘下の丸善など2社、講談社、小学館、集英社という出版業界大手がそろって名を連ねていたからだ」
"講談社、小学館、集英社"には驚いたよ!!
あの緊急アピール文の掲載でリードしていたアノ3社だ!!
これには、ちょっと"唖然"でしたね。



緊急アピール文による勝利&収束宣言からかなり経ってからのこと
マンガ家・佐藤秀峰さんの面白い記事があることを教えてもらった。
佐藤秀峰さんのHPと「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」/《途中追記2016/3/2》アダルト(エロ漫画)松文館裁判の新リンク(ちばてつや証人)***2009年10月01日
http://yumenoya.seesaa.net/article/394425652.html
(↑エロ漫画裁判でのちばてつや証人が面白い↑)
★2009.10/05の掲示板への投稿「佐藤秀峰さんの生の声
「2009年の今でもこの話題での発言は、しづらい雰囲気にあるのでしょうから、色々本音を語る佐藤秀峰さんのホームページ日記はスゴイと思います。」
「考える会」の総決起的集会の場に、佐藤さん自身が出席していたとのことです。大手出版社の人が受付をやり、編集長歴々も揃っていたようです。しかし、前面に出て説明をするのは、呼びかけ人的マンガ家さん方だったので、そこにいた佐藤秀峰さんは、やはり違和感を覚えたとのことです。
★「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」を考える(掲示板)※再掲
http://www.bonzclub.biz/cgi-bin/technote/main.cgi?board=apiel
ここで話題の「佐藤秀峰 on Web」の「漫画制作日記」コーナーにある「漫画貧乏 放浪編10。」(8/23)と「漫画貧乏 放浪編11。」(9/14)
サイトを新構築した時に、この記事がどうなったのか不明で現在まだ確認できない。
後に書籍となった佐藤秀峰「漫画貧乏」
http://mangaonweb.com/read/index.php/search?cell003=&cell027=&keyword=%E6%BC%AB%E7%94%BB%E8%B2%A7%E4%B9%8F
斜め読みで探したが、「考える会」の総決起的集会らしい記述は見当たら無かった。


今回のこの記事で、今までの緊急アピール問題の総括、終結としよう。
上に記した緊急アピール文の変遷と大きな流れを眺めれば、答えは自ずから判明している。
「あれはいったい何だったんだよー!?!?」の感は少し残るけれど…
これでもうこの事件を考えることは止めよう!!


この間、マンガ家の生の声を聴けたのは、次の三名
星野之宣さん、みやわき心太郎さん、終息後だが佐藤秀峰さん

他に発言したマンガ家が居るのかも知れないが
私が読んだこの三名の名前は銘記しておかなければ!!

特に圧巻だったのは「まんだらけ」に載っていた"みやわき心太郎さんの意見"
今読み返しても、スゴイ文章です。
日本のマンガ文化の歴史を思い起こしながら分析し、それを踏まえつつ、
緊急アピール文の論理の破たんを突き、その裏を紐解いて、
見え隠れする大手の出版社たちの思惑をバッサバッサと豪快に斬っている!!

(元記事そのままの復刻なので、オレでも誤字は読むたびに気になる。これが復刻だ!!)
(「まんだらけ」さんには、嫌なページが残っているかも知れない)
(追記:みやわき心太郎さんの発言は掲示板を継続維持する上でのエネルギー源ともなりました)


もしもまたこのような不穏な動きがマンガ出版の世界で起きた時には、
みやわき心太郎さんの文章を思い起こすこととしよう。



剛の漢(オトコ)、みやわき心太郎さんは
2010年10月9日に67歳で亡くなった
遅れ過ぎましたが、感謝しつつ、あらためて
御冥福をお祈りいたします


このpart3をもって《マンガ家・みやわき心太郎》の最後とします。
part1でもpart2でも、みやわき心太郎作品とエピソードを紹介しました。
お願いは、みやわき心太郎作品を一度読んでみてください、ということ。
今、新刊で入手できるのは「潮風のルフラン」のみ
電子書籍なら色々なサイトがあります。
広告は出るけれど、無料の"マンガ図書館Z"もありますから…
みやわき心太郎作品への評価が低いのでは無い、
読んだことない、知らない人が多すぎるから、そう思えてしまうだけ。

私は最初に読んだサンコミの2冊のハートコレクション
「あたたかい朝」と「花嫁」とで評価は決している。
私はマニアでは無いので、昔の貸本劇画誌を持ってはいないから、
今回"マンガ図書館Z"では色んな作品を堪能した。
私は"無料"が大好きだ

◎《マンガ家・みやわき心太郎part1》お気に入り作品、マンガ図書館Z(未収録)、遺作の誕生秘話 、ちばあきお《追記2/4》★引揚者と北方領土★/くだん書房さんに感謝***2018年02月03日
http://yumenoya.seesaa.net/article/456627915.html
◎《マンガ家・みやわき心太郎part2》秋田在住の美和剛に聴いた、みやわき心太郎エピソード***2018年02月06日
http://yumenoya.seesaa.net/article/456715455.html
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《2/9追記》急遽、続編をアップ
《マンガ家・みやわき心太郎part3その2》「著作権を考える会」を貸与権で評価&私の結論、【編集後記のようなもの】***2018年02月09日
http://yumenoya.seesaa.net/article/456774425.html?1518160412
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2018年02月06日

◎《マンガ家・みやわき心太郎part2》秋田在住の美和剛に聴いた、みやわき心太郎エピソード

「みやわき心太郎というマンガ家を知っているか!?」で次をアップした。
◎《マンガ家・みやわき心太郎part1》お気に入り作品、マンガ図書館Z(未収録)、遺作の誕生秘話 、ちばあきお《追記2/4》★引揚者と北方領土★/くだん書房さんに感謝***2018年02月03日
http://yumenoya.seesaa.net/article/456627915.html

昨夜、長時間のスカイプ(何と8時間も延々と…午後5時過ぎ→午前1時過ぎ)
2歳違いだが色んな話題に移っても、話が通じるので会話は弾み快適だ。
当然途中から酒を呑みながら…
美和さんがそろそろと言うと、ところでアレはさあ?で私が引き留める…
もちろんメインは、みやわき心太郎さんのこと。
面白い数々のエピソードを私の胸にしまっておくのは、もったいないので、
part2としてアップします。

みやわき心太郎作品を知らない人は、是非とも作品を読んで欲しい。
こんなエピソードのマンガ家ならば…と興味を持って欲しい。


美和剛(1950年早生まれ)は高卒で即、佐藤まさあきのアシスタントに(約2年間)
 (アシスタントの試験はカット三つ「人物」「背景」「自動車」の提出)
高校3年の冬休みには頼まれて助っ人として上京
(ここまでは語り手の概略)

アシスタントの時に佐藤プロを訪問したみやわきさんをお見かけしたそうで、
デビュー作品「顔」(1959年)の時の投稿作選者は佐藤まさあきさんだったと。
★「私の愛するおばかさん」-マンガ図書館Z
「無料で読む」をクリックで開始(広告が出ます)
https://www.mangaz.com/book/detail/139731
(二番目作品がデビュー「顔」(1959年『街』)で作者は何と16歳!!)


みやわきさんが若い時に佐藤まさあきさん宅を訪問したら、
おい、ちょっと手伝ってくれ、と言われてベタ塗りをしたそうで、
(※ベタ塗りとは、髪などを黒く塗りつぶす事。素人なら、はみ出す作業)
そのお礼に佐藤さんからカメラをもらったとのこと。
(私)佐藤まさあきさんって太っ腹ですね。


みやわきさんと直接会ったのは、
知人のアシスタントが今夜泊めてくれとアパート(四畳半)へ…
その時に一緒に現れたのが、みやわきさんだった。


その後、山田洋次監督の映画「遙かなる山の呼び声」を
最終上映日に中野の名画座で観ていたら、
館内でみやわきさんを発見して声をかけ、
それから長年の付き合いが始まったそうです。
これはみやわきさんがアパート百万弗に住んでいた時で
この日に美和さんは↓アパート百万弗↓を訪問した。

★みやわき心太郎 未収録作品集-マンガ図書館Z
(最初の作品が「アパート百万弗」1999年)
「無料で読む」をクリックで開始(広告が出ます)
https://www.mangaz.com/book/detail/139721
「アパート百万弗」にアパートの見取り図がありますが、
アパート百万弗.JPG
"古本屋が借りていると聞いた"「倉庫」とは、
(美和)まだ開店する前の「まんだらけ」の倉庫で、向かいだった。

すると、こういう繋がりがあって「漫画熱」や
あの「著作権を考える会」緊急アピールに対するみやわき心太郎氏の意見となったのでしょうか。
「まんだらけ」サイトから意見記事が削除されたのにはガッカリですが、
恐らくカタログ誌「まんだらけ」には、みやわき心太郎氏の意見が掲載されているのでしょう…
カタログ誌の確認はまだできておりませんけど…

奥さんがいましたのでアパート百万弗には3部屋借りていたそうです。
また「アパート百万弗」の色々のエピソードは
長年住んでいたので、実際にあったことではないか、と美和。


(美和さんがみやわきさんと懇意になる前の話)
山田太一さんの本のサイン会にみやわきさんが行ったそうです。
その時にサンコミ2冊を持参して、こんなマンガを書いています、
暇があったら読んでください、とサインをもらう時に渡したそうです。
その日は色々廻って帰りが遅くなったのですが、
帰ると奥さんは山田太一さんから電話があったと…
ハートコレクションが山田さんのハートに響いて、
サイン会の終了後にわざわざ電話をくれたようです。

かなり年月の経ったある日
みやわきさんが美和に、山田太一さんを訪問してみるか…
過日の経緯を話せば、もしかしたら会ってくれるかも知れない…
が、訪問は実現しなかったそうです。
山田太一感性とみやわき心太郎感性との出会いだったのに、少し残念


みやわきさんは小学校に入る前から、とにかく色々な映画を観ていたようで、
オレは結構観ている方だ思っていた美和さんも、その半端じゃなさに驚いたとのこと。
(追記2/8:小学校入学の前に"洋画"ですよ、ディズニーのアニメじゃない。私なら東映のチャンバラだったかな。小説もそうだが、成長期には、少し難しいかな、というものに接するべき。あまり理解できなくとも、それは大きな財産になる。少し大きくなってから、フト思い出して、アレはそうだったのか!!と突然気付くこともある。その意味で私は難しい映画・小説に触れる機会はあまり無かったように思う。だから、16歳で、あのデビュー作を描けたのだろう。私の場合、洋画は今でも、高校時代?かな、テレビで観た「太陽がいっぱい」と「ローマの休日」とが傑作として燦然と輝いている。そもそも映画館で観た本数がかなり少ない。大画面で記憶しているのはリバイバル時の「2001年宇宙の旅」だけかな。それは招待券のタダだったー。その意味で美和さんも和洋を問わずよく観ています。だから、遠出して、みやわきさんに出遭った)

マンガ家は皆、映画を観ることで感性を磨き、引き出しを豊富にしている。
藤子不二雄A「まんが道」「愛…しりそめし頃に…」でもそれは判る。
セリフ、カット、構成、筋運びなどの一番の宝庫・手本が映画なんですね。


以上、昨夜美和さんに聴いた みやわきさんエピソードでした。


当初予定していた下記については、次回part3に延期
《「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」緊急アピールとみやわき心太郎氏の意見》
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2018年02月03日

◎《マンガ家・みやわき心太郎part1》お気に入り作品、マンガ図書館Z(未収録)、遺作の誕生秘話 、ちばあきお《追記2/4》★引揚者と北方領土★/くだん書房さんに感謝

《みやわき心太郎作品との出合い》
みやわき心太郎作品との出合いは、二十代だった。
サンコミの2冊で「花嫁 ハートコレクション1」(朝日ソノラマ/1976年)と
「あたたかい朝 ハートコレクション2」(朝日ソノラマ/1977年)
これらの短編はどれも切口が鮮やかだったので、繰り返し読んだ。
巧みな構成と展開は、歳を重ねるとともに読む都度の味わいがあった。
今は引越しダンボールのどれかに入ったままで、再読できないが、
大人になりかけた少年・少女・若者が主人公で、ストーリーと心の微妙な動き・揺れの描写がうまかった。
知らない人に例えるなら、大人世界を描いた後の「人間交差点」のような感じか?
みやわき心太郎のハートコレクションに出遭ったころ、
好きだった作品に、つのだじろう「悲しげな女が踊る 女シリーズ(おんなシリーズ)」(秋田書店/1974)がある。
若い頃に読んだハートコレクションと女シリーズとが、人間ドラマ連作の2大傑作だと思っている。

敬愛する永島慎二さんには「漫画家残酷物語」「ダンさんコレクション」というシリーズものがありますけど、これらを特別枠にして、若い時の連作二大傑作です。


《無料で読めるみやわき心太郎作品、未収録作品も》
ハートコレクション・シリーズ短編の試し読みはまずアマゾンで
みやわき.JPG
潮風のルフラン―ハートコレクション」(道出版/2004)で
表紙画像の上の「なか見!検索↓」をクリックすると、別画面が開き、その第1話「二等船室」(1969年)が読めます。

「二等船室」でみやわき心太郎作品を初めて読み気に入った方、
ちょっと気になる作風のマンガ家だなと感じた方、
そして昔からみやわき心太郎ファンだよという方も
単行本未収録作品が豪華オンパレードなのが"マンガ図書館Z"です。
作品ページの「無料で読む」をクリックすると作品が現れますが、
広告で成り立っている"無料"ですから、広告を我慢するしかありません。
(作家に広告収益を100%還元するシステムです。漫画家・赤松健さん運営)
手元に欲しいという方は、PDFファイルを購入いたしましょう。

2/1夜、みやわき心太郎さんと懇意だった秋田在住のマンガ家・美和剛さんとスカイプした時に、訊いたら
美和さんの記憶に無い作品もあるとのことでしたので、かなりレアな作品群かも?
新しい作品から読みたい方は、4本収録の「みやわき心太郎 未収録作品集」から

なお以前にマンガ図書館Zにアクセスした時には、「私の愛するおばかさん」と「みやわき心太郎 未収録作品集」のみだったと記憶
今回は5作品も増えたことになりますけど、
どの作者もそうだが、マンガ図書館Zから作品が消えないという保証は無い。
だから、在る時に急げ!!(私も今読んでいる最中)

私の愛するおばかさん.png
「みやわき心太郎」の無料漫画一覧 | マンガ図書館Z - 無料で漫画が全巻読み放題!
https://www.mangaz.com/title/?query=%E3%81%BF%E3%82%84%E3%82%8F%E3%81%8D%E5%BF%83%E5%A4%AA%E9%83%8E
(※掲載雑誌などの()書きは、Wikipediaによる)
(※みやわき心太郎氏(1943年3月29日〜2010年10月9日/享年67歳)の発表当時の年齢をイメージしながら)
(※まだ20歳前後なのに、なかなかの切り口、構成力、筋運びは尋常ではない。参考になるような青年マンガ作品は当時まだ無いのでは…!?誰か居たのか!?永島慎二作品を読んでいたのか!?永島さんが走りか!?)
●「灰色の雲のすきまの青空」(1962年『街』63号(セントラル出版))
●「オタンコナスのイカレポンチのウスラトンカチ!!」(1964年『青春』4(第一プロ))
●「赤い夕日がしずんだ時」(1960年『街』42号(セントラル出版))
●「おとめ」(1960年『1.2.3』10号(セントラル出版))
●「鐘鳴る宵に」(1961年描き下ろし(ホープ書房))
●「私の愛するおばかさん」(※収録作品は以下の6本)
・「私の愛するおばかさん」(1964年『青春』9(第一プロ))(※後のタッチの扉画にはハートコレクションNO9と記載)
・「顔」(1959年『街』29号(セントラル出版))(※「みやわき心太郎 作品年表」によると7月発行)
  (表紙に「スリラー少女劇画」「全日本児童漫画研究会所属」と記載、この研究会は?)
・「尼ケ崎家の女中」(1959年『街』34号(セントラル出版))
  (表紙に「尼崎くらぶ駒画作品」「特別賞受賞第一回中篇作品」、「尼崎くらぶ」は?同人誌の会か?)
  (※辰巳ヨシヒロの「劇画」で統一する前に、松本正彦が命名の「駒画」の時代があったらしい)
・「君」(1964年『青春』3(第一プロ))
・「23年」(1967年『破』1号(東京トップ社))(※扉絵には「ハートコレクションNo20(母との対話より)」と記載)
・「あいつ」(1965年『青春』12(第一プロ)))(※扉絵には「ハート・コレクションNO.12」と記載)
●「みやわき心太郎 未収録作品集」(※収録作品は以下の4本)
・「アパート100万弗」『ビッグコミック』1999年9月3日増刊号(小学館)
・「水の音」『ビッグコミック』1996年5月8日増刊号(小学館)
・「もちや坂 ハート・コレクション」『ビッグコミック』1995年9月8日増刊号(小学館)(※扉絵には「ハート・コレクショ」と記載)
・「洗礼 (協力/西川肇)」『リイドコミック』1976年12月16日号(リイド社)
(※掲載雑誌などは下記Wikipedia「みやわき心太郎」による)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%82%84%E3%82%8F%E3%81%8D%E5%BF%83%E5%A4%AA%E9%83%8E
(注:「みやわき心太郎 未収録作品集」以外の作品は、貸本劇画誌に掲載された作品。当時、漫画雑誌は子ども向けで、大人(青年、若者の方がふさわしいかな)向け作品は貸本劇画誌が唯一の発表舞台だった。私の育った街に貸本屋は既に無かったけど、漫画も劇画も小説も、雑誌も単行本も、子どもも大人も、貸本屋を利用していた時代があった。小銭で借りれたので…。説明の間違いはご容赦、貸本劇画誌を体験していないもので…。「宮脇心太郎」の筆名も有り。追加注:貸本劇画誌は貸本屋を主としていたが、通販による読者への販売もしていたらしい)


《異質な麻雀マンガは群像劇「(秘)牌の音stories」》
次は別作品についてです。これは2000年代に入ってから出遭いました。
「(秘)牌の音stories 全4巻」(竹書房/1991|93|95|98)(※(秘)は◯の中に秘の字のマル秘、㊙は環境依存文字)
これは麻雀マンガなのですが、イメージにある麻雀マンガとは全く違いました。
福本伸行作品と能條純一作品は別格ですが、歳を取ってから麻雀漫画は全く読みません。
また原作者・狩撫麻礼さんには守村大/画「ラスタ牌」と不動チカラ名義/作、木村直巳/画「殺気ゆえ」があり、どちらも麻雀マンガ雑誌に連載されたものですが、これは麻雀のルールを知らなくとも面白い、「ラスタ牌」は青春ドラマ、「殺気ゆえ」はドロドロとした情念を描いたドラマ。再読していないので印象だけど、麻雀雑誌に載せるのだから麻雀は必須だな、という程度。だから、狩撫麻礼は麻雀をメインには書いていない。そんな記憶…

古本屋で「(秘)牌の音stories」を初めて手に取った時、ハート・コレクションのタッチとは全く違ったということとパラパラと出だしを読んだら、いわゆる麻雀マンガとは異なるぞ、と感じ買った。
グイグイと引き寄せる力があって、麻雀ものでは久々に面白かった。

概略を記したものがネットを検索したら
「20年間無敗の男桜井章一の麻雀を探る!! 桜井章一のもとに集った若者たちの12の物語。著者みずから若者たちと寝食を伴にし、取材し、また、桜井と打ち、語り、肌で感じ理解した無敗神話をドキュメンタリータッチで描いた異色作!! 桜井章一の一端は確かに見えた!! 麻雀ファン必見の書!!(1巻表2より)」(マル秘牌の音ストーリーズ-麻雀漫画wiki)
ここからは私の記憶で書くと、「牌の音」という麻雀道場があって、そこを主宰するのがプロ雀士・桜井章一さん。その桜井章一を慕って集まる雀士たち・人間群像をドキュメンタリー風のタッチで活写している。
牌の音という梁山泊に集う若者たち(麻雀に憑りつかれた人間たち)を描いた人間ドラマ、群像劇。ハート・コレクションとは全く違う「みやわき心太郎」に驚きました。刮目して見よ!という感じだった。力業の作品です。


《遺作「ウルルンサービス 完熟美女」の誕生秘話》
みやわき心太郎-Wikipediaを読んでいたら、最後の作品に"原案・美和剛"を発見し驚いた!!
●2011年「ウルルンサービス 完熟美女」(原案・美和剛)
(『COM 40年目の終刊号』(朝日新聞出版/2011)に収録)

美和さんとスカイプするようになったのは…
ブログの記事を検索したら、初出は2006年09月15日の記事だから、2006年なのだろう。
美和さんとは昨年札幌で初めて逢い、たっぷり呑んだ、もちろん好友堂さんと一緒。
スカイプで会話をするようになってから、結構経つのだが、
この美和剛・原案/みやわき心太郎作品のことが一度も話題にならなかった。
そこで、「今度、スカイプで聴かせてください」とメール。その追伸メールが、「マンガ図書館Zの「みやわき心太郎」作品、かなり増えました」
少し経ってから「スカイプしない」とメールが届き、何と3時間のスカイプ!!

その開口一番が"美和剛・原案"の話
詳しくは書かないが、美和剛さんが若い時に書いたネーム(絵コンテ)があった。
このネームのことをみやわき心太郎さんに話したら、それは面白いと、
それをより脚色して出来上がったのが「ウルルンサービス 完熟美女」
よって、美和剛・原案となったそうです。
「ウルルンサービス 完熟美女」の誕生エピソード!!
みやわき心太郎さんが亡くなったのは2010年(この原稿は既に完成していた)
「COM」ゆかりのマンガ家として、この未発表作品にお呼びが…日の目を見た。
『COM 40年目の終刊号』(朝日新聞出版)は2011年発売なので
Wikipediaでは、発表年で2011年の作品となるようです。
(この本がもし見つかったら、スキャンしてPDFファイルを送付してくれることに…)

スカイプでは、みやわき心太郎さんエピソード以外にも
色んなマンガ家のエピソードも聴けましたけど
美和さんが書いて残しておかないと、埋もれて消えてしまう
それはもったいないから、と美和さんに迫るのだが…
美和さんが見聞したエピソードの数々、
マンガ家から聞いた他のマンガ家にまつわるエピソード等々

美和さんは最近フェイスブックを始め、マンガ家たちの仲間になったそうだ。
南波健二さんのさいとう・たかをさんエピソードも面白かった。


《みやわき心太郎&ちばあきお》
みやわき心太郎「漫画熱 大反響第二回」P16(「まんだらけ11 漫画資料大系保存版」(まんだらけ出版部/1995年11月))を読んでから、もはや数カ年が経った。
この第二回は"ちばあきお"の巻といった感じで、みやわき心太郎さんの子ども時代のことも語られている。
これを読んだ時に、ブログの話題にしたいなあ、と思ったのだが、ずっとそのままになっていた。
だから、今回書くこととした。

この「漫画熱」を読むまで、みやわきさんが引揚者だとは知らなかった。
「漫画熱」でも触れているが、ちばてつやさん(1939年)には「屋根うらの絵本かき」(「ちばてつや短編集1」/講談社/1975)という作品があったので、ちば兄弟が引揚者であることは知っていたけど…
二人を列記してみると
●ちばあきお:1943年1月29日生まれ、満州の奉天、4人兄弟の三男(漫画原作者の七三太朗(1944年)は四男)
●みやわき心太郎:1943年3月29日生まれ、中国山西省、3人兄弟の末っ子らしい(「漫画熱」によると)
たった二か月違いの同年で、同じ引揚者

「漫画熱」を読むと、ちばあきおさんって周りが結構気を使う気難しい繊細な人物だったようで、
似たような境遇だったこともあってか、ちばさんはみやわきさんを麻雀などによく誘ったようです。
想像するに、ちばさんはハートコレクションなどの作品を読んで作者の繊細な人柄を感じ、
直に会いたいと思い、実際に触れて一緒に居たい重要な人物に段々となっていったのだと思う。
実際に気が合うのかは別にして、繊細な人は同族の繊細な存在に敏感そうだ??
でも、うまく行かないケースが多そうだ!?!?だって同族って割と煙ったいからねぇ……
ちば「オレ 漫画家になりたくなかったんだよ」「エンジニアになりたかったんだ」
みやわきモノローグ「「屋根裏から出たら危ない」と云う強迫観念が作用しているよーに思えた」
………(関心のある方は頑張って「まんだらけ11」入手しましょう)
作者本人が戸惑いながら言葉にしているというのに…オレに表現できるワケがない…
伝えたい何かを言葉でマンガで表現したいと思った人が作家に挑戦すれば良い
私はそんな表現を読み、そして何かを伝播で感じるヒト
送り手と受け手とのギャップ、感性も経験も連想も違うことで生じる隔たりの面白さ
(酔ったら少し詩人のように…オレの場合アフォリズムっぽくなると詩に少し近づいたかな??)
(そろそろ酔ったかな症候群の時は、ベッドも近しかな!?電気敷布のスイッチオンの頃合いだ)

(※誤植があり、「漫画熱」に登場する佐藤貞夫(美和剛の本名)が佐藤定夫になっているP338)
2ページ目で、佐藤貞夫よりみやわきの元に本「ちばあきおのすべて」(ホーム社/1994)が届いたところから、ちばあきおの亡くなった日への回想シーンへ入る。
★「ちばあきおのすべて―「キャプテン」から「チャンプ」までの軌跡」--キャプテンフォーラム
http://www.plaza.across.or.jp/~furano/captain/akio/940924.html
ここでは「ちばあきおのすべて」に掲載の文章全てを読むことができるようです。(これ、内緒かな??)
残念なことに、ちばあきおの一番近くに居たかもしれない「みやわき心太郎」の名は「回想ちばあきお」コーナーにありません。
将来、このような特集が出るときには、みやわき心太郎「漫画熱 大反響第二回」P16の収録を是非に…


「漫画熱」全13話(208Pらしい)の出版がムリなのならば
マンガ図書館Zの代表・赤松健さん、「漫画熱」もいかがでしようか?
長谷邦夫「ニッポンまんが狂時代」は読み応えがありました。
「漫画熱」もこのような作品なのではないでしょうか
第二回のちばあきおの巻しか読んでおりませんけど…

『キャプテン』と『プレイボール』とは、今後もまた読むだろうなぁ
「巨人の星」を読まなくとも…
一番語り継がれて長生きする野球マンガは『キャプテン』『プレイボール』のような気がする
ただ草野球する場所が無いし、親も子もキャッチボールを知らない世代に突入…
そっちの方が心配だ
オレは大谷翔平くんにワクワクしながら死ねるけど…

《「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」緊急アピールとみやわき心太郎氏の意見》
またかなり縦長になったので、これは次回に回すこととする
緊急アピールを検証する時間も能力も無いので…
みやわき心太郎さんへ改めて謝意を表したいだけです。
だから次回はあんまり頑張らなーい。
なお「みやわき心太郎氏の意見」のページは下記です
http://yumenoyabook.web.fc2.com/21kangaeru.html
続編《マンガ家・みやわき心太郎part2》は上の意見記事がメインとなります。
私は、あくまで「まんだらけ」の記事を転載しただけなので、明らかな誤字も一切訂正していない。
一番良いのは、元原稿の写しを送ってもらい、私がキーを打ち、みやわきさんに校正してもらう。
でも、ネットにこの記事が掲載されていた事実を伝えるには、まんだらけ担当者の誤字も味の内。
2002年当時、キーを打つ人も文字変換機能も拙かったのよー
(これから寝酒を始め、呑みながら誤字・脱字・リンクのチェックを)
(そしてマンガ図書館Zで、みやわき心太郎作品の続きを読もう)
(今日もやっぱり付けたし書き込みが増えてしまった。ネット読書は進まずかー)
(明日もまた起きたら部屋も氷点下   何と!?何となく五七五風)
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《追記2/4》北方領土からの引揚者
私は北方領土(歯舞(はばまい)群島・多楽島)からの引揚者の息子だ。
終戦後にソ連軍上陸があり、母と姉(まだ2歳)がまず島を脱出、後に父が脱出した。
満州など中国からの引揚者のことは結構話題になっている。
映画、テレビドラマ、小説、引揚者のマンガ家による自伝的マンガ作品など
古今亭志ん生のエピソードとしても色々書かれている。
また"樺太"からの引揚者のことは小説を読んだことがあるし、
村上もとか「あなたを忘れない」(「SNOW 村上もとか叙情傑作選」(実業之日本社/2006)に収録)
ながもり哲也(デビュー時:春夏秋冬)「ともしび」(単行本はまだ無し)など
樺太を題材にしたマンガ作品がある。
春夏秋冬「ともしび」(2002年第50回小学館新人コミック大賞・一般部門・入選受賞)については下記ブログに書いた。
★マンガ家・ながもり哲也(デビュー時のペンネーム:春夏秋冬) (追記有り)***2005年06月22日
http://yumenoya.seesaa.net/article/394425500.html
また"樺太"を題材にしたTVドラマには倉本聰脚本「幻の町」(1976年)がある。
★幻の町 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BB%E3%81%AE%E7%94%BA
笠智衆と田中絹代が主演したこのドラマを記憶している人は、結構いるかもしれない。
地元HBC制作で小樽市が舞台、且つ倉本聰シナリオだったので、
私は学生時代に視たし、後にシナリオ集で読み、更に制作エピソードも読んだ。
更に後には、飲み屋で知り合ったアサヅマさんがこの時にカメラマンだったと判明し
小樽での「幻の町」制作秘話も聴いたものだから、記憶はより強化された。

本題に戻ろう。
満州など中国や樺太から引揚者のことはかなり題材になっているが、
北方領土は皆無かな、と思っていたら、
2016年になって初めて、色丹島などを舞台とした劇場公開アニメ「ジョバンニの島」(2014年作品)の存在を知った。
★ジョバンニの島 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%81%AE%E5%B3%B6
このアニメで「北方領土問題」や北方領土そのものに関心を持った方が多いかも知れない。
私は別の事が奇縁で、北方領土・多楽島についてのブログ・シリーズを書くことになった。

みやわき心太郎さん、ちばあきおさんが引揚者だという繋がりで
これを機会に、北方領土の位置ぐらいは憶えて欲しい、と思いリンクする。
★根室って、北方領土って何処にあるの??&子ども時代の意識(「北方領土・多楽島」の補足記事1)***2016年04月05日
http://yumenoya.seesaa.net/article/436241752.html
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《2/4更に追記》くだん書房さんに感謝
面白い記事がありました。
★「番外編 みやわき心太郎さんの銘」***くだん書房
(初出:「漫画の手帖 TOKUMARU10」 2014年7月15日発行)
http://www.kudan.jp/colum/colum20.html
「話は余計な方向にずれた。それで結局そのビッグコミックの山の中からみやわきさんの作品が掲載された号を3冊発見した。」
「「もちや坂」 ビッグコミック1995年9月8日増刊号
「水の音」 ビッグコミック1996年5月8日増刊号
「アパート百万弗(ドル)」 ビッグコミック1999年9月3日増刊号」
「話は余計な方向にずれた」という前段も
上3作品それぞれの"くだん書房"さん調べのエピソードも面白いです。

なお「あとがき:この文章書いてから2年半になりますが、今回ようやくこの作品を電子化することが出来ました。」として、
マンガ図書館Zの「みやわき心太郎 未収録作品集」「私の愛するおばかさん」にリンク
私がマンガ図書館Zでこの2冊を発見したのは、去年でしたから、
それは全て"くだん書房"店主のおかげだったんですね。
すると後に追加された5作品も……
電子化してのマンガ図書館Zへのアップと貴重な記事、くだん書房さんありがとうございました。
未収録作品をたくさん読むことが出来て店主の藤下真潮さまに感謝です(ペコリ)

(追記:みやわき心太郎さんについてのブログ記事を書こうと思い立ったのは、マンガ図書館Zに5作品も新たに追加されていた驚きと喜びをキッカケとした顕在化か!?書きたいなあ、と頭の中でただずっと考えているのと、実際に書くのとは雲泥の差がある。それを投稿するのかどうかはまた別次元の話だ)
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《追記2/5》寝酒の2/4深夜
★貸本時代のみやわき心太郎***漫棚通信ブログ版/December 13, 2011
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-8d5b.html
が見つかったけど、次の佐藤秀峰さん「漫画 on Web」の閲覧入口がまだ不明!!!!
「佐藤秀峰の主催する「漫画 on Web」で、みやわき心太郎の貸本劇画時代作品を購入・閲覧できるようになっています」
(リンクの追跡・捜査は、起きてから素面で再開か)
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《2/5追記》
起きてから素面で上の記事の中にあった短編集の検索をやり直したが
「漫画 on Web」にあったという「みやわき心太郎短編集」の4冊は見つからず
何かの理由で削除されてしまったようです。
残念ながら断念だ
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《2/5更に追記》検索を続けていたら、次のサイトが!!またもや、くだん書房さんのアドレス
みやわき心太郎 作品年表
http://www.kudan.jp/z-miyawaki/miyasakuhin01.html
美和剛さんに教えなくっちゃ

ハートコレクション・シリーズ第一作が判明
1964「君」(『青春』3号 /38P/第一プロ)

なお、「作品年表」のトップページは
みやわき心太郎の世界
http://www.kudan.jp/z-miyawaki/miyawaki.htm
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《2/6追記》
(2/5の夜、スカイプで美和さんと話した時に訊いたら)
佐藤秀峰さんが直接、みやわきさんに「漫画 on Web」に載せないかと勧誘に…
全ての作業は「漫画 on Web」がやるので、何もご面倒はおかけしないと…
みやわき心太郎作品があったから「漫画 on Web」に入会した。
がシステムを変更するため、残金を全額返金する旨の通知があった。
その新システムになった時に、「みやわき心太郎短編集」4冊は消えたのではないかとのこと。

スキャンして手間をかけキレイな画像にしたのに、もったいない
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posted by yumenoya at 00:26| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする