2015年12月25日

「本の値引き、仁義なき攻防 アマゾン」12/24←筑摩書房、朝日新聞記事に「看過できぬ」と抗議12/25(筑摩書房が抗議したのは12/24)/《追記あり》/《追記1/13、★2/4》

 朝日新聞DISITALのニュースは昨日読んだ。ネットでのタイトルが結構センセーショナルだったので目を惹きましたから。しかし読むと何のことは無い、筑摩書房が値引き販売をするそうで、一般書店でもアマゾンAmazonでも安く買えるらしいと。
 ざっと拾い読みした人には、「ナニ、筑摩書房だけがアマゾン参加して値引き販売するのか。筑摩書房って悪い出版社だったのか!?」と受け止めた人もいるのではないかと思わせる記事です。

 思うに、記事を書いた記者は全てを理解した上で、あえて意図してこのようなタイトルと構成の書き方を選択したのでしょう。このように誤認されることも起こり得るかも知れないが、じっくり読めば判るように書いているのだから問題無しと。この記事をチェックした上司たちも同類かな。

 あの慰安婦記事事件以来、朝日新聞記事の信用度は私の中で落ちているが、こんな曲解記事をまだ書いているようでは朝日新聞社の体質なのでしょうか。ゴシップ雑誌・新聞じゃないんだから、ニュースは正しく伝えて欲しいですね、記事内容とは異質なセンセーショナルなタイトルは止めて欲しいものです。
●アマゾンが本の値引き販売 根強い警戒感、参加1社だけ-朝日新聞デジタル 12月24日(木)5時3分配信←私が読んだのはyahooのこのニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151224-00000006-asahi-bus_all
●本の値引き、仁義なき攻防 アマゾン「脱再販・直取引を」 書店は締め付け、出版社戸惑い-2015年12月24日05時00分 朝日新聞DISITAL
http://www.asahi.com/articles/DA3S12131793.html
●筑摩書房、朝日新聞記事に「看過できぬ」と抗議 「Amazonの値引きに1社だけ参加」報道に立場は逆だと主張-ねとらぼ 12月25日(金)11時51分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151225-00000039-it_nlab-sci
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《追記》
★誤認に導いている"ミスディレクション"という意味では手品師で、"騙し"という意味では詐欺師……錯視とか騙し絵とかトリックとか詐欺とかは私の関心分野であり、そして活字人間のネット古本屋なので、この手のニュースは目につきます。
★今初めてyahooニュースを再読したが、全く独自の筑摩書房の取り組みとアマゾンの取り組みとを無理やり結び付けて一本のニュースにまとめたことに問題がある。だから論理的な文章としては、構成に荒があってまとまりに欠けた記事になっているのでしょう。
★「しかも筑摩は約100の一般書店でも同様の取り組みをすでに始めており」という一文を見逃していたら私も誤認していたかも知れない。しかしこの"しかも"という取って付けたような接続詞はいったい何なの!?文脈として可笑しい接続詞の使い方。この記事を書いた人、それをチェックした人、この文章ちょっと変に感じませんか、書くプロに失礼だけども……
★問題のあの"捏造"ではないのか??だから文章の次元で既に破たん??(自分の書いた文章に何度も手を入れていると文脈で破たんすることがありますけど、何人もの手が入ったらなおさら…)
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《追記2》
●朝日新聞平成27年12月24日朝刊の記事について-筑摩書房 INFORMATION&TOPICS 15.12.24 
http://www.chikumashobo.co.jp/blog/news/entry/1240
「本日(12月24日)の朝日新聞朝刊第3面「本の値引き 仁義なき攻防」と題された記事につきまして、事実が曲解され、一方の側に偏っている点、誤解を招く恐れが強くあり、看過できぬと判断しましたので、以下に当社の見解を掲げさせていただきます。
 なお、朝日新聞記者には上記の点を抗議し、以下の当社の正式な見解を伝え、あらためて当社へきちんと取材をしたうえで、より正確な記事をなるべく早い段階で掲載するよう、強く要請いたしました。
 以下、当社の当該記事に対する正式な見解です。」
以下の正式な見解は上記の筑摩書房サイトで確認願います。

なお、私がネットで最初に読んだのは、ねとらぼ12月25日(金)11時51分配信の記事ですが、筑摩書房は朝日新聞朝刊に問題の記事が載った12月24日に"朝日新聞記者には上記の点を抗議し"、同日の筑摩書房サイトで"強く要請"しておりましたので、申し添えます。
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《追記1/13》
その後、朝日新聞に何か動きはないかと気にかかるので、筑摩書房の抗議ページを新年になってから何度もチェックしておりますが、今日もそのままです。朝日新聞社が無視していい問題ではないと思うのだが、この程度のレベルに成り果てた報道機関ということかな?不自由な日本語文章を平気で載せてしまう新聞ですから、そのチェック能力も無い体制ですから、諦めるしかないのかな???
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《追記2/4》筑摩書房のトップから入りましたら次の追記がありました。
●朝日新聞平成27年12月24日朝刊の記事について(追記)-筑摩書房 INFORMATION&TOPICS 15.12.29
http://www.chikumashobo.co.jp/blog/news/entry/1241/
「本日(12月29日)の朝日新聞朝刊第28面「文化・文芸」欄に「本の値段 どうあるべきか」と題した記事が掲載されました。弊社の今回の「謝恩価格本セール」および「再販」についての考えを、インタビューに答える形で述べました。」
記事は不明ですが、これで手打ちのような感じかな?

"本の値段 どうあるべきか"をキーワード検索しきしたら、次の記事がヒット
●本の値段、どうあるべきか 多様化する販売網と価格-BOOK.asahi.com[掲載]2016年01月01日
http://book.asahi.com/booknews/update/2016010100001.html
4氏からのインタビューをまとめたもので、この中で筑摩書房分は
■値引き、再販維持に必要 山野浩一さん(筑摩書房社長)

12月24日の記事には全く触れてはいないが、訂正のためのインタビューということでチョン……
問題の記事は12月24日で、筑摩書房は同日に抗議、そして12月29日に今回のインタビュー記事
ですから、朝日新聞の対応は結構早かったようです。
posted by yumenoya at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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