2015年09月02日

佐野氏五輪エンブレム→取り下げで白紙→再募集|責任は審査委員でしょう/(追記9/3)/(追記9/4)

 この問題については、別のブログ("笑い"カテゴリー)に8/30(日)に記しましたが、
●"佐野氏五輪エンブレム、原案も「パクリ」"に、首相(今度は森喜朗会長)の鶴の一声で白紙・再募集!?
http://yumenoyamemo.blog.fc2.com/blog-entry-56.html

 昨日9/1に急展開がありました。"【五輪エンブレム】謝罪の言葉も、責任見えず=「誰が悪いわけでない」"といったような記事や動画などが飛び交っております。

 個人的には、「ベルギーの劇場のロゴ」の問題が出た時には、商標登録ぐらいはチェックしているのだろうから、似ているぐらいはあるだろうし、あまり気にすることは無いだろうと感じていた。別に訴えられても……

 そこに現れたのが、サントリービールの景品バッグのデザイン盗作(盗用)疑惑。そして30種類のうち8種類が佐野氏の取り下げ申し出で景品発送中止に。(デザイナーの世界って、安直にコピペし、さも自分(自社)が考えて制作したようにしておいて、コピペが見つかったら(指摘されたら)、(部下がやったと)謝って取り下げれば済むのですかね。私のようなな素人の受け止め方は、恐らくずっとそうやってきたんでしょうね、となります。不思議なデザイナー界!?するとひょっとして五輪エンブレムもやっぱり…怪しいな…!?)

 そして少し経ってから、五輪エンブレム審査委員による原案の公開と会見がありました。佐野氏の説明会見も。私はこれで収束に向かうのかなと思っていました。商標登録されていないベルギーの劇場ロゴはあまり気にする必要は無いと今でも思っています。審査委員からの要請で原案を修正したら劇場ロゴに似てしまったと。似ることになった修正案に賛意したのは8人中の7人の審査委員。修正案がたまたまベルギーの劇場ロゴに似ていたからといって、別に責任は負えないでしょう。

 大変なのは、原案そのものの盗用疑惑です。ベルギーではなく、日本の銀座のギャラリー(ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg))で2013年に開催されたヤン・チヒョルト展のポスターとロゴで使われていたデザインが似ているという状況じゃなく、素人目にもこれって"そのまんま"だろうと感じました。…これで終わりだなと…。

ヤン・チヒョルトという方がすごく有名な方かは別にしても、8人の審査委員の中に誰も指摘をする人が一人もいなかったということは、審査委員として失格でしょうね。8人全員の誰もがヤン・チヒョルト展の会場へ行っていないとしても、新しい情報(ヤン・チヒョルトさんって古典だが未だに新しい人?)に無関心なスタンスでいる人に審査員の資格は無いと思います。わざわざ展覧会を覗く時間的余裕は無くとも、薄っぺらな情報だけならネットで確認できるし、展覧会の図版を入手することも可能です。なのにヤン・チヒョルト展のデザインに気付く審査員は居なかったの!?

 そこに追撃ちでした。"インターネットの個人サイトにあった羽田空港や渋谷駅前の画像を無断で流用"という記事。"佐野氏はポスターとの類似について、展覧会に行ったことは認めたが、「どういうものだったか記憶になく、模倣していない」と説明した。個人サイトからの流用は認め、「公開前に権利者の了解を得るのを怠った」と釈明したという"

 審査委員は"無料"のデザイナー名誉職だとは思いませんけど、この佐野氏案(原案or修正案)を認めて通した審査委員8人全員に明らかな責任があると私は思います。この最近のデザイン動向に"無知な"人たちが今度もまた審査するの…!?似ている指摘だけなら、別に構わないけど…、"そのまま"じゃ恥ずかしいよ〜。

 なお佐野氏五輪エンブレムのデザインは既に協賛企業の商品やCMなど(都庁の垂れ幕とか職員の名刺も)で使われていますが、大企業ばかりですから、損害賠償訴訟は発生しないのでしょうけど、結局は消費者と都民が負担するのでしょう。訴えられたとして、佐野氏にそれを請求したら恥の上塗りだからね――

 これで東京オリンピックでの"笑い"ネタのブログは最後にしましょうよ。
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《追記9/3》
●コンペ応募者に不信感「佐野氏ありきの選考だった」-2015年9月2日9時56分 紙面から 日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/1532035.html
"「この30年くらい、デザインコンペは広告代理店中心に動いている。デザイナーも、代理店の意のままに動くようになってしまった」"
"「一番残念なのは、日本を代表するメンバーが審査委員に名を連ねながら、今回の選考を許したことだ」"

●組織委、佐野氏呼び出し「撤回申し出」引き出し発表-2015年9月2日9時56分 紙面から 日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/1532029.html
「なあなあ」の事勿れ主義の日本の組織団体としては、本人に取り下げてもらうのが一番角が立たない(責任とる人は誰もいなくて有耶無耶)……という落としどころに落ち着いたと考えているのでしょうね。私が日本人だから、そう考えて組織メンバー、事務方が動いていたという事なのでしょう。

●「審査委員長が知らなかったとは言えない」純丘氏-2015年9月2日9時49分 紙面から 日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/1532032.html
"同展覧会を開催したギンザ・グラフィック・ギャラリーは、コンペで審査委員代表を務めたグラフィックデザイナーの永井一正氏が監修している公益財団法人が主催しており、純丘氏は「永井氏が知らなかったとは言えない状況」と指摘した。さらに、トートバッグのデザインの盗作が発覚した段階で、「審査委員が疑わないといけなかった」とした。"

再度公募したとして、審査委員8人は"そのまんま"なの!?
見逃した8人全員に今回の騒動の一番の責任があると思えるのに、審査委員はスライドして"そのまま"!?
デザイン界の長老?さん方には、本人申し出で、身を引いていただくのが、"佐野氏方式"でよろしいのでは!?
自分の感性でハッキリと発言できるデザイナーじゃないと審査委員の資格は無いと思いますが如何……
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《追記9/4》
本日のNHKのNEWSWEBによると
●エンブレム問題 修正内容を完成まで伝えず-NHKニュース9月3日 20時40分(2015年(平成27年)9月4日[金曜日])
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150903/k10010215341000.html
「組織委員会が国際商標登録のためデザインの原案を修正する際、審査委員に修正の方針は伝えたものの、修正を2回したことやその内容を、完成するまで伝えていなかったことが分かりました。」
「これについて永井氏は、「修正するとは聞いていたが、途中経過は全く知らなかった」と話し、組織委員会が、修正が2回あったことやどのようなデザインになったのかを完成まで、審査委員に伝えていなかったことが分かりました。
永井氏がエンブレムを見たのは7月24日に発表される1週間前だったということです。」

 審査委員たちが"そのまんま"の佐野氏五輪エンブレム原案を選定した時点で責任は一番重いけど、NHKニュースによると、その後は審査委員たちが一切タッチしていないということです。
「この原案については、組織委員会が国際商標登録を行うためにIOC=国際オリンピック委員会と共同で行った国内外の商標調査の中で、複数の似たデザインが見つかったことなどから、2回にわたって佐野氏自身によって修正が加えられ最終的なデザインが決まりました。」とのことならば、五輪エンブレムの修整・決定などの責任はそれを実際に行った決定権のある組織委員会にあるようです。また国際商標登録のための調査については、共同で行ったIOCにも責任があるようで、"ベルギーの劇場ロゴ"問題が噴出したので、白紙撤回はIOCの担当者たちもホッとしているのでしょうかね。

 すると修正案についての説明会見をした審査委員の永井さんは、修正に一切タッチしていなかったのに、組織委員会から頼まれて説明役に担ぎ出されたということなのかなあ。結果的には原案そのものの疑惑が噴出してしまいましたけど。

 今回のニュースもそうだけど、"組織委員会"という姿の見えない、説明責任を果たすべき人物が不明のままですから、同じ体制のまま再公募しても、"笑い"ジャンル定番ネタになるのでは…。おそらく永井さんももう嫌がるででは…。あの国立競技場も責任者が見えないまま、再公募がスタートするのでしょうかねェ。
posted by yumenoya at 03:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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