続きをそのうち書こうと思い、前回はPART1としたのだが、
時間がちょっと経ち過ぎたので、今回はその後に読んだ本を紹介することとした。
先週、新古書店ではない古本屋で出久根達郎さんの単行本がまとめて並んでいるのを発見し、
未読のエッセイ集4冊を選び購入した。
新古書店では今まで見かけたことが無かったエッセイ集だ。
●出久根達郎「朝茶と一冊」リブリオ出版
面白かった本について古本屋の思い出などを交えながら紹介したエッセイ集、
毎日寝る前に少しずつ読んでいたが、
出久根さんらしい優しい視線に満ちたエッセイなので、
少し暖かい気持ちで眠りに入ることができました。
“ベッドと一冊”です。
あとまだ三冊ありますので、心地よい寝入りを提供してくれそうです。
●西岸良平「夕焼けの詩」小学館、ビッグ・コミックス
近くの古本屋を覘いたら、前の方の巻がずらっと揃って並んでいたので、
読み終わったら、ネットで揃いで売れるなという思惑もあって、
“三丁目の夕日”という副題が入る手前の第19巻まで、まとめ買いしてしまった。
西岸良平はデビュー作を読んだ時から好きなマンガ家だが、
貸本屋時代も、この「夕焼けの詩」については初期の数冊しか置いていなかったので、
まとめて読むのは今回が初めてとなる。
これまた、ほんわりと暖かい気持ちになれるストーリーが多いので、
眠る前に読むにはうってつけの短編マンガだ。
購入した二日後、再度古本屋の棚をチェックしたら、
先日あえて買い求めなかった“三丁目の夕日”と副題のある5冊がまだ残っていたので、追加購入。
のどが渇いて早くに目覚めた今朝も起きる前にベッドの中で読み、第9巻まで読了した。
先週11/13、楽天フリマ(11/24で閉鎖)で半額セールをやっている店があるとのネット情報を得、
面白そうな喜劇役者とジョークなどについての本、8冊を衝動的にまとめて注文した。
ネットでの古本購入は久々だった。その中から紹介すると
●藤山寛美「みち草 わき道 しぐれ道」東京新聞出版局、昭和60年
藤山寛美の本は昔数冊読んだが、こんな本が出ていることは知らなかった。
中学生の頃だったと思うが、土曜だか日曜だかに松竹新喜劇のテレビ録画中継をやっていて、
毎週いつも笑わせて・泣かせてもらったという記憶もあるので、
亡くなってからかなり経つのだろうけれど、やっぱり気になる役者です。
以前読んだ藤山寛美の本に書いてあった記憶は全くないのだが、
“軍慰問隊”の一員として満州で敗戦をむかえ、
そのときに、まさに死線をくぐったという体験とそのときの哀しく恐ろしいエピソードなどが衝撃的でした。
あの寛美節の裏には、こんな体験が裏打ちされていたんですね。
また、キャバレーのドアボーイに車を贈った話やホステスに大判振る舞いをしたなどという
豪快で有名なエピソードについて、本人がその裏(目論見・思惑)を証言している。
●城光貴「残照の中で 渥美清の語られざる晩年」蝸牛社
これも知らなかった一冊だが、
芸能記者だった著者が、ひょんなことから晩年の渥美清と交際が始まった。
その交際時の会話やエピソードなどを小説仕立てで語ったもの。
晩年の渥美清は交際範囲を極端に狭めていたようなので、貴重な証言です。
病魔と、それに伴う肉体の衰えと闘っていた晩年の役者・渥美清が、
死後の世界とは?とか、生命とは?とかに関心を深めていったのは真実なんだろうけれど、
また実際こんな会話をしたのかも知れないが、
後半たっぷりのこの話題を巡る二人の問答は、小説としては少しだらけ、退屈させられました。
もっともっと著者ならでは知るというエピソードがあったと思うので、
そこを膨らましてくれたら、もっともっと役者としての渥美清を知ることができたような気がする。
“ひょんなことから”というのは、
著者が書いた寅さん映画についての渥美清インタビュー記事の内容に、
つまりその書き手である記者に、渥美清自身が関心を持ったから。
いったいどんな新聞記事だったのか、気になります。
前著に続けて読み始めたのは、松竹新喜劇の芸能部で脚本を書いていたという著者の次の本だ。
機会があったら、この本についても紹介します。
●藤井薫「さらば松竹新喜劇 天外・寛美と過ごした日々」情報センター出版局
楽天フリマの突然の閉鎖には、まだまだ腹が立っているけれど、
上で紹介した3冊に出会えたのは、これが縁なのですから、この点だけは様々です。
が………
さきほど郵便振替の入金通知を取りに一階の郵便受けまで行ったら、
外の歩道は雪で真っ白、今冬初です。
郵便受けには入金通知がまだ入っていませんでした。
この雪で郵便の配達も時間がかかっているようです。
よって今日の通販発送は遅れそうです。
まだまだ雪も降っているから、今日は積もるかな。
これでいよいよ札幌も本格的な冬に突入です。
2006年11月24日
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