2016年07月30日

◎大谷翔平くんの打撃、今日もスゴイ、だから明日も…、そして明後日の先発でも…打者として/《追記7/30》先発回避か??/大谷くん1番DHスタメン/《追記7/30》劇的動画2本(同点&サヨナラ)/《追記8/2》大谷先発白紙へ

今日からはゲーム差4の1位ソフトバンクとの三連戦です。直接対決の天王山…
結果的には●4対6となりましたが、9回裏には先頭大谷くんが3塁打(速い判断の走塁)で出塁し、続くレアードが2塁打コースの打球で1塁打でしたけど大谷くん生還するなど、守護神サファティを攻めましたので、明日は高梨先発で…

(今日の大谷くん)キャッチャーフライ・ソロホームラン・安打・3塁打(生還)という、4打席・3安打(1ホームラン)・1打点・2得点という活躍でした。

何度もブログに書いておりますが、今年の大谷くんの起用パターンは、日曜先発、火水木DH(指名打者)すが、
7/10(日)のロッテ戦でマメがつぶれ、6回1/3(123球)で緊急降板いたしました。
7/23(土)、翌日に先発の可能性もあったけれど、大谷くんベンチ入り(代打要員ということは明日の先発無しか!?)
7/24(日)は6回のみの中継ぎ起用
7/26(火)以降は5番DHで大活躍です。

そして本日7/29(金)
金曜は普通のパターンなら日曜の先発を睨み、大谷くんDHは無い日のはず…
が5番DHでした。
直接対決の天王山で勝負を賭けるとしたら、大谷くんしかいないという栗山監督の判断!!

監督の期待に応えた、期待以上の大谷くんの活躍

こうなると、明日7/30(土曜)の5番DHも…
明後日7/31(日曜)の真二刀流も有り得るかも…かも、

栗山監督ならやりかねない…天王山ですから
7/3(日)のソフトバンク戦、敵地での先発投手大谷くん、
DH無しの1番バッター起用で初球ホームランの衝撃

7/31(日曜)にはDH無しも有り得ると思うのです。
何たって最近打者として日本ハム一番目立っているのは、大谷くんなのですから。
一番活躍の人物を起用するのが栗山監督の采配…
大谷くんも投打の真二刀流が結構自分のリズムにマッチしているようだし、
守備・打撃陣とのリズムにもマッチしているようですから…

大谷くんは打って走って投げてが一番楽しいようでから、
ちょっとキツくとも、酷使するけど、ソフトバンク連戦は耐えて…

(今夜の二人の会話)
栗山「一番当たっているのはオマエだから、明日も頼むぞ」
大谷「そのつもりでいました」
栗山「ちょっとキツいけど、どうせだから、明後日もオマエにまかせるぞ」
大谷「打席にも立ちたいと思っていましたから、やります。疲れは全然ないですから、大丈夫です」
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《追記7/30》真二刀流は私の妄想となるようです
●大谷はブルペン待機か ハム栗山監督がホークス残り2戦の剛腕起用法明かす-Full-Count 7月30日(土)10時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160730-00010011-fullcount-base
「大谷翔平投手をジョーカーとしてブルペン待機させるプランを明かした」
「本調子には程遠い状態。31日のソフトバンク戦(札幌ドーム)での先発を回避し、同日は新人・加藤貴之投手が先発することが見込まれている」
「(先発回避する)事情は(故障明けだった)前回と違う。投球フォームがバラバラなわけだから。打撃なら打撃で頑張ってもらわないといけない。明日(30日の起用法)も考えている。どういう状況なのかも見て
みないと分からない」
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追記7/30-2》
大谷くん1番DHでスタメンで試合開始
大谷くん珍しい4打席1四球のみ
9回裏2アウト満塁に代打矢野押出し死球、痺れる劇的なラスト
《追記7/30-3》サヨナラ動画
●【7回裏】闘志むき出しのガッツポーズ!! ファイターズ・岡 価値ある同点タイムリー!! 2016/7/30 F-H
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/video/play/116361/
●【9回裏】 まさかの結末!! ファイターズ・矢野 押し出しデッドボールでサヨナラ勝ち!! 2016/7/30 F-H
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/video/play/116380/
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●パ61年ぶり!日本ハム矢野、代打でサヨナラ死球-日刊スポーツ 7月31日(日)5時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00000011-nksports-base
「代打でサヨナラ死球は15年3月28日関本(阪神)以来になるが、パ・リーグでは55年10月2日今久留主(西鉄)が大映戦で記録して以来、61年ぶり。」
矢野謙次くん、これから「満塁四死球の矢野」と呼ぶことにします。
流れを変えた満塁押出し四球もあったはずと思うので…
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《追記7/31》
スタメン3番DH 大谷翔平
投手の起用が消えたということは、マメの状態などが良くは無いと言う事か?
7/10 マメで緊急降板
7/24 6回のみ17球登板(マメの状態が悪かったら投げさせないはず)
7/31 3番DH(不思議というか心配)
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《追記8/2》
●【日本ハム】大谷先発白紙へ、右手中指“重傷”-2016年8月2日6時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20160801-OHT1T50217.html
指揮官は投球フォームが崩れることによる故障を懸念している。当初は31日のソフトバンク戦(札幌D)で先発復帰させる予定だったが、登板回避。24日以降、ブルペンでの投球練習もできていない状況だ。」
《追記8/2の2》
●日本ハム大谷翔平の血マメ降板は投手の宿命!皮膚ケアは球速の命!!-2015年07月04日
http://kazepyupyu.seesaa.net/article/421751588.html
昨年の場合
7/2(木) ○8対4/オリックス/札幌 7回表2アウトを取って投手交代(手中指のマメ)108球
7/10(金)◎1対0/西武/札幌 8回125球勝利投手に
去年は血マメ降板だったので即先発に復帰だが、今年はマメが完全に剥けてしまったので…
だからこんなに長くかかるの?
投球練習が満足にできないから先発が遠いの、遅いの?
打撃で一番良い選手だからDHとして起用したいので、とくに焦ってはいないということ?
投球フォームの崩れは投げないで自然と直るものでもないのに……
この辺について監督・コーチが何を考えているのかが素人にはわかりません……
スポーツ記者の方、ファンの気になるこの点を解説してくれませんかね!?
posted by yumenoya at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | プロ野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月28日

◎大谷翔平くん、打者としての7月27日現在のワクワク度をあらためて「もし・たられば」で確認(惚れ惚れです)/《追記8/17》画像/《追記8/18》OPSを追加

ohtani-2016-7-27.JPGohtani-2016-7-27.JPG7/27現在の大谷翔平くん打者成績とパ・リーグ打者個人成績とを比較してみました。
●大谷翔平くんの今シーズンの打者成績(7/27現在)
OHTANI_2016-7-27.JPG
●パ・リーグ打者個人成績(7/27現在)
PA2016-7-27.JPG

打率》(規定打席数以上)
大谷翔平の打率:.351(実質1位)
規定打席数(所属球団の試合数×3.1)以上の
一位は角中勝也(ロッテ):.332
大谷くんは二刀流ですので先発投手の日が毎週に一度はあり、毎試合で打者として立つことは不可能ですので、「所属球団の試合数×3.1」という規定を満たすことは不可能です。
今の起用パターンは、日曜は先発投手、火水木はDH(指名打者)ですので、これでは規定打席数にはほど遠い打席しか立てないのです。
この打席環境で大谷くんの打席数は181(DH+投手としての打者+代打)、打席数が一番多いのは秋山翔吾(西武)くんだと446、角中勝也(ロッテ)くんだと393ですから、ほど遠いですね。
ほぼ毎試合、打席に立っている野手より、先発投手をこなした上で、DH(指名打者)という不規則な打者起用でありながら、規定打席数の規定がなければ一位クラスの成績を残していることに…

打点
大谷翔平の打点:33(21位)→(if74で実質1位)
一位はメヒア(西武):72
メヒアくんの打席数は406、大谷くんは181ですから、
仮定のもし計算ですが、メヒアほど打席の機会があったならば、
33×406/181=74と一位になっちゃいました。

本塁打
大谷翔平の本塁打数:11(11位)→(if24で実質3位)
一位はメヒア(西武):27
先ほどの同じく、メヒアほど打席の機会があったならば、
11×406/181=24とレアードに次ぐ第三位となりました。

出塁率》(規定打席数以上)
安打だけでなく四球などでの出塁もカウントしております。
出塁することはアウトにならなかった分、それだけ得点するチャンスが広がりことです。
大谷翔平の出塁率:.459(実質1位)
一位は柳田悠岐(ソフトバンク):.451
規定打席数がありますので、打率と同じ論理で行くと、実質1位ということに…

得点
出塁した選手がホームに生還した回数です。
誰かがヒットを打った時にランナーが居ないと単なるヒットですが、
当然そこにランナーがいたならば、先取点、同点、逆転、追加点のチャンスとなります。
大谷翔平の得点:32→(if70で実質1位)
一位は秋山翔吾(西武)&デスパイネ(ロッテ):60
打席数の少ないデスパイネくんの打席数は401、大谷くんは181ですから、
仮定のもし計算ですが、デスパイネほど打席の機会があったならば、
32×401/181=70と一位になっちゃいました。

長打率》(規定打席数以上)
大谷翔平の長打率:.642→(断トツで実質1位)
一位はレアード(日本ハム):.551

ある程度は予想していましたけど、こんな結果になるとはオドロキです。
さすが日本ハムの栗山監督が打者として使いたい逸材ですね。
ファンが心ときめかせてワクワクしながら、打者・大谷くんの登場を待ちかねているはずです。
こんな打者が先発投手としても活躍するのですから、Wワクワクです。
やっぱりまるでマンガみたい………

折角ですからついでですから、最後に四球もやってみましょう。
四球
打者としての選球眼の良さとバッテリー(投手と捕手)からの嫌われ度合い。
大谷翔平の四球:30→(if67で実質2位)
一位は柳田悠岐(ソフトバンク):86
柳田さんの打席数は408なので、もし、たらればで、
30×408/181=67で第二位です。
やっぱり……でチョン

最新のデータは下記のページで確認を
●北海道日本ハムファイターズ - 大谷翔平(打者) - スポーツナビ
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player/1200087/?type=b
●パ・リーグ打者個人成績 - スポーツナビ
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/stats/batter?series=2&type=1
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《追記8/17》画像にしました
本日8/17のオリックス戦で大谷翔平くん18号2ランホームランでソフトバンクとのゲーム差0.5にしました。
明日オリックス戦の後は、金土日はソフトバンクとの三連戦、まさに天王山です。
打者としてのifワクホク度はこの天王山の後にホームページに更新表を新規で立ち上げる予定ですが、7/27現在を画像化しましたので、アップします。
OHTANI-if-2016-7-27.JPG
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《追記8/18》OPSを追加(画像にも追加して更新)
OPS(出塁率+長打率)
1位の二人、出塁率・柳田(SB)+長打率・レアード(日本ハム)でif合体すると
if1.002(.451+.551)
これに対し、大谷翔平くんのifOPSは
if1.101(.459+.642)と実質1位です。
ちなみにセ・リーグのあの二人は(8/17現在で)
山田哲人(ヤクルト)
1.112(.449+.663)
筒香嘉智(DeNA)
1.106(.424+.682)
この三人がスゴイのかな
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《追記10/6》二回目と2016年最終版にリンク
◎大谷翔平くん、打者としてのワクワク度を「もし」で再確認、続篇8/21現在の実質順位(大谷ファンの陶酔コーナー)-2016年08月23日
http://yumenoya.seesaa.net/article/441271828.html
◎大谷翔平くんがもし打者に専念していたら、どんな成績を残していたか!?そのif記録と順位は!?(ワクワク度)-2016年10月06日
http://yumenoya.seesaa.net/article/442579404.html
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2016年07月27日

●メルマガ「JBpress」の登録オススメ(国際政治経済科学読書ガイドetc)、今回は科学関連記事

このメルマガに登録したのは割と最近だ。もちろん無料コースです。
テレビはプロ野球(日本ハム)の中継以外ほとんど視ない。
それで毎日のニュースはYahoo!ニュースなどをこまめにチェックするだけ。
すると少し大局的な論評との縁が薄くなる。

イギリスのEU離脱を問う国民投票がある時には、国の成り立ち(イングランド/スコットランド/ウェールズ/北アイルランド)と離脱する場合の影響なんかは少しまとめて記述してもらわないとさっぱり判らんという時にJBpressにお世話になりました。

私は文系人間なので、関心のある科学分野は少し気になる。そこでJBpressの読書ガイドなども面白そうな記事は読んでいる。
「JBpress」が取り扱わないジャンルは芸能ニュースぐらいだけかな。

最近のメルマガで科学分野の面白かったものは下記。
なお、土日以外は届くメルマガは毎回5件程度の記事のタイトルを連絡してくれるので、気になるものを読んでいます。

2016.7.12【JBpress/isMediaメール No.1101】
●脳に備わっていた驚くべき「治癒の力」
HONZ特選本『脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線』
http://miu.ismedia.jp/r/c.do?yYe_N0v_Yq_sds
 地元図書館の蔵書を検索したがこの本は無かったけれど、
関連図書として紹介されていたV・S・ラマチャンドラン「脳のなかの幽霊」(もはや神経科学の古典とも言える)は図書館にあった。
 念のためアマゾンの書評を読むと、講演をまとめた「脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ」の方が読み易いかもとあったので、これをまず借りた。
 読み慣れていない用語が多いので読みづらい点はあるけど、なかなか刺激的な推理ドラマです。
 今最終章を読んでいるところなので、格段と文章量の多い「脳のなかの幽霊」を今日は借りて来ました。

2016.7.25【JBpress/isMediaメール No.1109】
●絶対に役立つ、テクノロジー考古学のススメ
最先端を追うより、それを生み出す思想を身につけよう [伊東 乾]
http://miu.ismedia.jp/r/c.do?zfy_N0v_YT_sds
全6ページの記事だが、その見出しを紹介する。
・昔は「水圧」だった「油圧」  (大砲の歴史)
・揺れる砲身からの発射  (船上の大砲)
・哲学者パスカルとトリチェリの大気圧  (水道の給水塔)
・対空砲の砲身操作  (油圧技術の成立と発展/パワーステアリング)
・IoTと次世代イノベーション
文系人間は科学の知識・歴史に疎いので、こんな記事にはワクワクします。
知的好奇心を刺激されて少し興奮するんでしょうね。

2016.7.26【JBpress/isMediaメール No.1110】
●日本の歴史的「化石」発見、発表までなぜ10年も?
HONZ特選本『ザ・パーフェクト 日本初の恐竜全身骨格発掘記』 [HONZ]
http://miu.ismedia.jp/r/c.do?zix_N0v_YZ_sds
裏取り、証拠固めに10年……
posted by yumenoya at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学/動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月19日

◎又吉直樹「火花」(「文学界」収録)をやっと読めれた、図書館予約の待ちが長かった、笑芸/《8/3追記》「芥川賞の選評」もやっと読んだ

 話題になったので、ピースの又吉さんが芥川賞受賞のことは知っていたが、特に関心は無かった。
 ピースについては、綾部の"熟女好き"がバラエティ番組のネタになったので知っていた。そのうち相方の又吉も顔を知るようになった。あの風貌の又吉がちょっと気になるようになったのは、(最近ほとんどテレビ番組を視ないので、番組名は失念したが)俳句とか生け花とか料理の盛り付けなどを競うものがあり、俳句とか作家にまつわるコーナーで又吉さんはちょっと目立っていたからだ。語彙が豊富なことと着眼点は私なんかと違い光るモノがあるなあという感じ…

 しかし普段、芥川賞系は読まず、意外な展開とオチのSF・推理・怪奇といった直木賞系がもっぱらなので、読みたいとは全く思っていなかった。昨年の夏、今から一年近く前に、芥川賞受賞作品を収録した「文藝春秋」の発売が話題になった時に、「火花」は笑芸人について書いた小説らしいという記事を読んで、小説を読みたくなった。
 そこで図書館の予約状況を確認すると、単行本に比べると雑誌は予約人数がかなり少なかったので、今考えると読みが浅かったけれど、雑誌が早いだろうと感じた「文学界」で予約をしました。
 しかしながら、冬になっても、雪が融けて春になっても、半袖の暑い夏になっても音沙汰は全く無し。

 7/13に返却がてら予約した恩田陸の常野物語シリーズ「蒲公英草紙」「エンド・ゲーム」の2冊を取りに図書館へ行った時に、いくつか質問してみた。
 そのひとつ、「芸術新潮」(大友克洋のマンガ8ページ収録)は借りれるか、借りれないとしたらカラーコピーを撮りたいのだが、カラーは一枚いくらか。
 判った事は、雑誌は翌月号が入ったら貸出できるので、予約は受け付けている。なお、館内のコピー機にカラーの機能は無いとのこと。(帰ってから予約したら1号でした)
 もう一つが又吉直樹「火花」を収録「文学界」のこと。一年近く前に予約を申し込んであるのだが、単行本とか「文藝春秋」とかを申し込んだ方が早いだろうかと…。
 調べてくれました。司書の操作するパソコンの画面を見ましたら、単行本が数冊ありました。すると予約数の多さにびびらなかったら、単行本が早かったのか――。
 その問題の「文学界」は次が私の番で、早ければ明日(7/14)には戻ると(私もやるが最大2週間の延長ありなので、もっと先かも)。

 そして翌日7/14には、「文学界」の用意ができたというメールが届き、早速借りて来ました。先に借りた常野物語シリーズを読んでいましたので、「火花」は少し遅れましたけど、本日7/19に読了。

 普段読んでいるSF・推理小説とはちょっと色合いが違い最初は少し戸惑いましたけど、僕・徳蔵と先輩・神谷とが待ち合わせ、近くの公園に行った時に、変な長い太鼓みたいな打楽器を叩いていた若者に、神谷が「ちゃんと、やれや!」「…(略)…だから、どんな音すんのか聴きたかったんや。せやのに、なんで、そんな意地悪すんねん。聴かせろや!」。徳蔵は聴かせて欲しいと頼んだ。若者の没頭してきた演奏に、神谷はまるで指揮者のように乗りだし、そして烈しい連打の時に「…(略)…龍よ目覚めよ! 太鼓の音で!」と神谷は大声で唄い出した。

 ここはいいシーンですね(読み終わってもここが一番です)。こういう反応をする感性を持った神谷って興味をそそる人物です。このシーンは12ページ目からですが、この辺りでやっとこれはなかなかの小説だぞと感じていました。僕と先輩との会話がほとんどで、何が面白いか、笑わすとは何か、芸人とは…といったことについての自己洞察の問答小説…。そして生き方の自省を読み手に喚起する。

 先輩・神谷が以前の僕と同じ髪形や服装にしたことについて模倣だと責めるところから、少し流れが変わったなと感じました(読み手の乗りが少し消沈、この反応があの神谷さんらしく無いという不満が…)。後にラストで久々に会った、手術を受けた先輩・神谷の巨乳って何なのでしょうね。今風の話題にしたことで、そこまで流れがよりおかしくなったように思いました。

 発表された作品は作者の手を離れてしまうのですから、どう感じどう受け止めて読むかはこちらの事(読解力?)ですけど、作者が何を狙ってあのように書いたのかは気になります。

 この本の返却に行った時に、在庫していたら「文藝春秋」の選評を読んでみるか。私の疑問に対する何かヒントが書いてあるかも…


 "以前は"なのだが、昔からテレビの笑番組は結構視ていた。私の中でのピーク時期はサンドウィッチマンがM-1で優勝した2007年の頃。この年はクモ膜下出血で手術入院・リハビリ入院しており、退院後も頭の回転(理解力)がいまいちだなと感じていたので、その暮れのM-1は少し反応の鈍い頭を試すつもりもあった。そして初めて視たサンドウィッチマンは飛び抜けた面白さでした。それからはYouTubeを探して視ました。本来は舞台では小道具などを使ったコントが元々ですが、動きのあまり無いコント芸人でしたので、立ち芸の漫才に何も戸惑わずに優勝を掻っ攫って行ったのですね。最近は日本ハムの中継以外はテレビをほとんど視ませんけど、2008年以降サンドウィッチマンを超える笑芸人は現れませんでした。

 今でも笑芸(落語、漫才、コント、喜劇)は関心のある分野なので面白そうな本は読みますけど、又吉直樹「火花」はそんな笑芸関連本としてもオススメです。日々ネタ作りをしている笑芸人たちの自己問答の刺激になるのでは…

(私の場合だとさすがに公園などではやりませんけど、イイ曲を聴くと体がムズムズして踊りたくなって困ります。いくつになってもこの反応は変わりませんネ。ただシャカリキに動き過ぎて、足がつらないようにセーブするようにはなりましたけど)
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《7/20寝酒中》
ブーム中の頃の自分を省察した芸人は割と少ないと思う。
萩本欽一とかビートたけしとか…藤山寛美を忘れてはいけません(ブーム中に洞察)…古くはエノケンとか…
実戦派で且つ弁も立つ理論派かな
(言葉で語るのは難しいから、語らないのが当たり前で普通だよね)
その意味で小説だけれども、又吉の「火花」はめずらしいケースなのかな??
YouTubeの動画でその芸を確認する必要があるのだろうか??
一流では無いとは思うが、悩み煩悶しているという意味では同じレベルなのではと感じるから
今まで私のアンテナに引っかからなかったのだけど………
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《8/2〜3追記》芥川賞の選評
今日はラマチャンドラン「脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ」を返却し
(後に借りた本編「脳のなかの幽霊」は読書中、なお面白いので古本屋に注文し8/4着の予定)
予約の一番だった「芸術新潮 16年7月号」を受け取る。
「芸術新潮」のメイン特集は「とてつもない裸!日本ヌード写真史」だが、
私のメインは第2特集「大友克洋と見るバンド・デシネ」の8ページカラーのロボットマンガ(2012/4号の続編)。

先週は無かったけど、芥川賞選評の「文藝春秋 2015/9」があったので、借りて来た。
まず、芥川賞選評の「火花」関連分を拾い読み、
次に二人の受賞者インタビューを読んでから、再度選評を今度は少しじっくり読んだ。

(昨夜はプロ野球中継のラジオを聴いたので、続きは翌日8/3に書いている)
当然のことだけど、書き手のプロが読んでその感想などを書くとさすがに表現がうまいですね。私なんかのもやもやとした印象(澱のようなものか)を割と的確に言葉に変えてしまう。
少し似た印象の選評は、樹のぶ子さんの「神谷の魅力が、後半、言葉とは無縁の豊胸手術に堕し、それと共に本作の魅力も萎んだ」、だからなのか、村上龍さんの「「長すぎる」と思ったからだ」と私も感じていたように思う。後半になると少し退屈さを感じ出したのか、ページをめくるのをちょっと億劫に思っていた(早く読み終えてしまいたかったので先を急いだ)。
小川洋子さんの神谷を評しての「天才気取りの詐欺師的理屈屋」はうまいですね。私の感想としては神谷をそうとは感じていなかったのに、後半の展開で「天才気取りの詐欺師的理屈屋」と化していった時に、それまで私の中で少しずつ構築されていた神谷イメージと齟齬をきたし始めていた、だから段々と展開が面白くなくなっていったということかな。

川上弘美さんの選評に入る前段の言葉「自分の中のさまざまな「へん」を、誰もがささえきれずに、苦悶している。小説は、そのおもしろさと困難さ、矛盾と哀楽を、どうにかして描こうとしてきたし、また今も描こうとしているのだと思います。」は言い得て妙ですね。「生きること」そのものがそんな足掻きだと感じておりますから。

インタビューと選評を読んでから、羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」がちょっと気になっておりますけど、今一番気になる本はラマチャンドラン「脳のなかの幽霊」で、他にも色々あるので寄り道はしないと思う。
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《さらに追記》
 最初に読んだ時に「先輩・神谷が以前の僕と同じ髪形や服装にしたことについて模倣だと責めるところから、少し流れが変わったなと感じました(読み手の乗りが少し消沈、この反応があの神谷さんらしく無いという不満が…)。」と記しているが、他の芸人のマネならともかくも、よりによって懇意な徳蔵(髪形や服装)のマネをしたのが解せませんね。あの神谷が何故に、徳蔵自身から糾弾されるような低レベルな模倣行動を取ったのか!?見逃したキーポイントなる伏線エピソードがあったのだろうか!?疑問は残るけど、再読して再確認する必要があるほどの作品ではない、私にとって。これを最後とします。
posted by yumenoya at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月15日

◎カニ風味蒲鉾を使った酒の肴「酢イカ発展ヴァージョン」(今日はイカの代わりにカニ風味カマボコ)

冷凍のツボ抜きイカ(足と内臓を除いたもの)を買うようになったのは、
ビル老朽化による立退きで隣の石狩市、ココに引越してからだ。
最初は中華丼やあんかけ焼きそばに使っていた冷凍のツボ抜きイカだったが、
そのうちに日本酒の肴「酢イカ」に挑戦するようになっていた。
初めて「酢イカ」に挑戦した時には、骨(正式名称不明)を除きたいし、
内臓部分もきれいにしたいと考えて、
解凍してから背骨を取り除き、それから腹の中もきれいに洗っていた。
が融けてからだとイカの身を薄く切ってもギザギザとなり、
どうもイカの見栄えが良くない。

イカの刺身に骨が残っていたら興ざめだけど、
熱加工する八宝菜や酢イカなら、焼き魚の小骨ように気にならないことに気付いた。

この時から、酢なら柔らかくなって気にならないイカの骨を無視し、
冷凍のツボ抜きイカをそのまま薄切りして、それを小鍋の沸騰した熱湯で湯がいて、
酢150ml前後+顆粒出汁小さじ1+塩小さじ1+砂糖小さじ2の汁に漬けた。

それが今は発展し、大根の千切りに、キュウリの千切り、そのうち乾燥ワカメも加えて……
これがなかなかで日本酒の肴として結構いけるのでございます。

さらに発展バージョンがツボ抜きイカの細切りの代わりに、
蟹の身のようにほどけるカニ風味蒲鉾を使うことでした。
何せ冷凍のツボ抜きイカを細切りする手間とそれを湯がく手間が不要なのです。
20160715224419.jpg
(WEBカメラなのでちょっと色が悪いけど)

独り者は野菜が不足がちとなりますので、
野菜の摂取としてもベターなつまみでございます。

原価的にはかなり安いと思います。
特売だと、小さいけど冷凍のツボ抜きイカは95円、1.5ハイは欲しい
また特売だと、カニ風味蒲鉾100g95円(両方入れたらより豪華?)
キュウリ1本50円程度の三分の一(緑色もあるけどプチプチ音が良い)
穀物酢500cc100円としても30円
今年大根が安いからタップリ、他の原価も取りあえず無視するとして
かなり安価に、3日は持つ酒の肴の誕生です。

単独の酢イカは当然美味しいのですが、
その一日で無くなってしまうのも、ちょっと残念だという
ケチの考えた増量パターンとも言えますけど。
暑い季節にいかがですか。
冬だっておいしいけれども

今日は大谷くんのホームラン・ダービーのKING・祝杯です。
明日もダービーで祝杯できるか、はたまた残念杯となるか?
DHとしてヒットが、ホームランが…でまたワクワクです。

どっちにしてもこの時刻には、同じ肴で呑んでいます。
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◎オールスターゲーム2016(テレビ以外の無料中継は無いの??、試合終了まで)/《追記》 HRダービー、大谷くん優勝、おめでとう/《追記2》本塁打王の動画有り/《追記7/16》◎大谷翔平くんMVP◎/《追加動画7/17》MVPインタビュー動画など/《追記7/20》

今日と明日(金・土)のテレビ中継は、地上波は朝日系で、
7/15(金)は19時から、7/16(土)18時半からと、試合開始時刻から中継です。
すると楽しみにしていた大谷翔平くんのホームラン競争は、視れないの!?
ラジオの番組表を確認したら、18時ちょい前からなので、ラジオはOK

「オールスターゲーム ネット中継」で検索したら、次の記事がヒット
●AbemaTV、プロ野球オールスターゲームを2夜連続無料生中継
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1009888.html
確認すると中継開始時刻は地上波と全く同じなので、
ここでもホームラン競争は視れないのか!!ケチ

ただし、ここでは試合終了まで中継してくれるそうで、
途中で打ち切りのモヤモヤからは解放されそうです。
また朝日系地上波テレビが受信できない方には朗報かな。
「スマートフォンやPC、タブレットなどで、「地上波とセットでお楽しみください」」
とありますので、テレビ視聴の環境に居ない人にも朗報かな。

残る「ホームラン競争」視聴の可能性は、中継開始の前番組のなかで生中継してくれることだけ。

当然「AbemaTV」は今回が初めてなので、
無事視れるのかは開始時刻にならないと不明です……
https://abema.tv/
↑上の番組一覧ページで視たい番組をクリックしたら、動画が開始しました。
ちゃんと視れましたので、何となく大丈夫そうです。
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《追記》 ホームランダービー、大谷くん優勝、おめでとう(ラジオ観戦)
(ルール:見逃しノーカウントの7アウト制(7本中のHR数))
・第一 筒香0本に柳田1本
・第二 大谷6本で山田5本
・決勝 山田2本に後攻大谷3本で 大谷くん優勝、やったね、賞金50万円
(ラジオの解説音声によると、大谷くん距離もスゴソウです)
明日もいただきましょう
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●AbemaTV、プロ野球オールスターゲーム
https://abema.tv/now-on-air/world-sports-1
地上波よりは30秒以上遅れた動画でした
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《追記2》動画有り
●大谷翔平ホームランダービー初出場、初優勝!-YouTube2016/07/15(動画8分1秒)
https://www.youtube.com/watch?v=uboKvRff6g8
明日もこんなワクワクを魅せて欲しい、ラジオしか無いのが残念なんだけどネ
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《追記7/16》
今日のラジオが18時からなので、
17:30開始のホームランダービーは、生で聴けない。
●結果
・第一 山田0本:大谷1本(電光掲示板直撃の特大弾らしい)
・第二 メヒア7本:筒香3本 (最初の文字ニュースが変で6?本を7本に訂正)
・決勝 大谷0本:メヒア1本    メヒア優勝
(たられば)栗山監督の昨日の発言?が変なプレッシャーになったかな!?今日の競争が終わってから言えば良かったかな、と栗山監督も悔やんでいるかも。
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《追記7/16》本戦の大谷くん5番DH
・スタメン大谷2回表先頭見逃し三振(低すぎての見逃しか?)、
・5回表3点差に大谷先頭一球目HR+浅村2ランで同点、(流れを変えた大谷くんの一発)
(DHでの3打席目はあるか?)
・7回表大谷先頭ヒット(HRは残念、マンガじゃない)→お見合いポテンヒットで2塁大谷生還で1点リード
・逆転された8回表2アウト2・1塁に大谷同点ヒット、(DHで4打席とは)
・9回5対5の同点で試合終了
◎大谷翔平くんMVP◎
4打席3安打1HR2打点2得点
同点にした大谷くんで決まりが当然でしょう。
ワ〜イワイ
後半もワクワク
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《7/17動画追加》
●【高画質ノーカット】 オールスター2016 第1戦 ホームランダービー 大谷翔平 柳田悠岐 山田哲人 筒香嘉智-YouTube2016/07/15 に公開(動画24分35秒)
https://www.youtube.com/watch?v=ill4QNRNhiU
●ホームランダービー2日目決勝 メヒアvs大谷翔平 【マツダオールスターゲーム2016】16.07.16 オールスター-YouTube2016/07/16 に公開(動画4分57秒)
https://www.youtube.com/watch?v=D-x5n3dSDFQ
●オールスター2016 大谷翔平 レフトスタンド中段へのホームラン!-YouTube2016/07/16 に公開(動画1分21秒)
https://www.youtube.com/watch?v=kWhXs9E_ZSk
●【プロ野球速報】 MVPは大谷翔平! ヒーローインタビュー & ハイライト -YouTube2016/07/16 に公開(動画6分33秒)
https://www.youtube.com/watch?v=KPS2tZdZQC0
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《追記7/20》
●大谷MVPが残した球宴の課題 ファンの声と選手負担のバランス-2016年7月20日 09:10 スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/07/20/kiji/K20160720013000310.html
大谷くんのDH起用の二日間を振り返る
・7/15(金)大谷くん8回裏DH先頭打者で3塁ジャンプのライナー、9回裏ネクストバッターサークルに大谷で終了
(DHでの打席は8回裏の1回だったが、もう1回の可能性もあった)
・7/16(土)スタメン大谷2回表先頭見逃し三振→大谷5回表先頭一球目HR→7回表大谷先頭ヒット(生還で1点リード)→8回表2アウト2・1塁に大谷同点ヒット
(スタメンDHで4回打席というフル出場)
大谷翔平くんのファンとしては4打席全部を視ることができたのは有難いが、先発投手として1位選出なのに、他のDH選手も居るのですから、3打席目にはまだイイの!?、4打席目にも登場した時にはホント!?というのが、正直な感想でした。観客がそれを望んでいるからの采配だったのでしょうが、大谷くんがこんなに起用されて良かったのか!?と少し疑問も残ります。ファンとしてはイキの計らいに喜んでいますけど…(期待に応えて成績も残してしまうのだからスゴイ選手ですなあ)
大谷くんと将来現れるかも知れない二刀流選手のことを考えたら、何らかのルールを作っておくべきなんでしょうね。
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2016年07月13日

★大谷翔平くんの球宴出場はどうなるのか!?マメがつぶれて投手としては無理らしいが手袋を使う打者としてならOK…◎名案があった《工藤監督采配》/《追記》野手として出場OKの記事/《追記7/20》

・二刀流・大谷翔平くんは、オールスター戦の投手としてファン投票として選出
 (私は投打両方を観たいので、投手としてもDHとしても投票しました)
 (栗山監督は二刀流はダメなので、投手専念をと表明したはず)
・二刀流・大谷翔平くんは7/10(日)のロッテ戦でマメがつぶれて6回1/3で緊急降板しました。
・7/11(月)のニュースによると、マメが完全につぶれたので、オールスター戦の投手は無理らしいと…
・7/12(火)の次のニュースには喜びました(打者としてなら出れるのだ!?)
◎大谷翔平、ホームランダービーに選出 「出る資格があるとは…。びっくり」-2016.07.12 Full-count
http://full-count.jp/2016/07/12/post37967/
・オールスター戦への出場が心配だけど、打撃のホームランダービーには問題が無いようなので、ホームラン戦は愉しみです。
・この記事の夜(7/12(火))のオリックス戦には、大谷くんは3番DHとして登場(打者としてならOKなんだとホッ)

・しかしながら、本日(7/13(水))、次のニュースが!!
●大谷 本塁打競争出場で問題 球宴辞退罰則回避の見方も-2016年7月13日 05:30 スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/07/13/kiji/K20160713012956510.html
「夢の祭典だけに、NPBの判断が待たれる。」
・過去に例のない二刀流選手の球宴での本塁打競争出場(マメのつぶれた投手は手袋をはめた打者としてなら出れるのだけど…)、どうなるの??
・選ばれた投手としては出れないのに、ホームランダービーに出るのは「ちょっとおかしいのでは??」ということらしい。

・普通の投手ならば、ホームランダービーに選出されることはありえないから、こんな問題は生じないのだけれど…
・大谷くんは今年DH制を使わない真二刀流(リアル二刀流)でも活躍しました(ソフトバンク戦では先頭打者ホームランも)
・日曜は投手として先発登板し、火曜・水曜・木曜にはDH打者として、というのが普通のスケジュールです。

《さて、どうすべきか!?》
・「ホームランダービー」「本塁打競争」の選出投票がいつどんな仕組みで行われたのか不明だが
・本塁打バッターとしての大谷選手を観たいという人がたくさんいることは事実。
・野球ファンも選手たちも監督たちだって…
・そもそもオールスター戦のファン投票で大谷くんをDHとした人はたくさんいたはず
・しかしながら、投手として一位選出されたのに、DHとしてもという仕組みにはそもそもなっていない。
・大谷くんのような二刀流を想定していないから、今まではそれで問題が生じなかった。
・今回のマメがつぶれた大谷くんのような場合には、特別枠としてDH要員とする仕組みが必要だ。
・NPBの判断次第という状況だが、「本塁打競争」も、そしてDHもOKだとしなかったら、
何が夢の球宴なのか!?!?
・ケガもしていないのに出場を忌避したらという罰則規定は判るけど
・コミッショナーはプロ野球ファンが喜ぶような運用をすべきである。それぐらいの権限はあるでしょう。

パ・リーグの工藤監督もDHとしての大谷選手を采配したいはずだし
大谷選手のDHに怒る人はどこにも居ないはず
《私の結論》
・大谷選手はつぶれたマメが全快していないので投手としては起用できないが、DHの打者として起用
・当然「ホームランダービー」「本塁打競争」は皆一緒に楽しみましょう
これなら工藤監督の采配レベルの話で済む。試合後の監督コメントは
大谷くんは投げたいと言ってるんだけど、マメの剥れたのが完治していないから、投手は諦めてもらったよ。その分は打撃にぶつけてもらうことにしたのさ。無理をさせたら、私が栗山監督に怒られるからね。

工藤監督、こんな感じでいかがでしょうか
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《追記》OKの記事
◎日本ハム大谷 野手で球宴出場 登板回避は罰則なし-[2016年7月13日11時46分]日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1677864.html
望ましい形に落着しましたネ
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《追記7/20》
●大谷MVPが残した球宴の課題 ファンの声と選手負担のバランス-2016年7月20日 09:10 スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/07/20/kiji/K20160720013000310.html
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2016年07月12日

◎恩田陸『光の帝国―常野物語』を読んで、ゼナ・ヘンダースンのピープル・シリーズ(SF小説シリーズ)/《追記7/13》『祈り』の言葉

先日、別のブログに次の読書記事を投稿した。
◎ゼナ・ヘンダースン「ギレアデ(ザ・ピープル・シリーズ)」が良かった-2016/06/27(月)
http://yumenoyamemo.blog.fc2.com/blog-entry-132.html
その後、ゼナ・ヘンダースンで読んだのは読み順に、
・『果てしなき旅路』(通販)
・『ページをめくれば(奇想コレクション)』(地元図書館)
 シリーズ「忘れられないこと」を収録
・『血は異ならず』(通販)

訳されているピープル・シリーズについては、これで全部のようなので、
その内に再読してまとめたいと思っているのだが、
ネット上でのピープル・シリーズの読書評を読むと、
これにインスパイアされたらしい『常野物語』シリーズの記事が気になった。

検索すると図書館には四六判と文庫版とがあったが、
解説の付いている集英社文庫の予約をした。
図書館の使い方にはまだ知らないことがあって、
「厚田」分館からのわざわざ取寄せになったようで、
取寄せ後の7/8に用意できたとメール連絡があり、
7/9(土)に"明日は雨かも?"の予報だったので不在投票をしてから、
『光の帝国―常野物語』を借りてきました。

7/9〜10に読みましたが、ピープル・シリーズに似たテイスト(暖かくって優しい視線)で、
なかなか読み応えのある私好みの連作短編集でした。
これらシリーズの続巻『蒲公英草紙』と『エンド・ゲーム』は
昨夜(7/10)早速予約したので、明日には図書館から連絡があるでしょう。
すると水曜には読めるかな?!

本日は登場人物などを整理するため、確認しながらエクセル一覧表を作成した。
(この一覧表は続巻を読むときに必要になるだろうと考えたもので、
続巻分も追加整理したら、後日にアップするかも…?)

その続巻を読んで判明することがあるかも知れないが、
または『光の帝国―常野物語』しっかり熟読したら気づくのかも…
(気になる本や映画がたくさんあるので、速読、速視が多い)
現時点で疑問なこと・不明なことなどを記して置く。

一番気になったのは、久美沙織さんの解説にもあった"帝国"です。
私の64歳という年齢もあるのかもしれないが、
"帝国"という言葉からまず連想するのは、
最初に公開された三部作の映画「スター・ウォーズ」の帝国であり、
そこには帝王が居り、暗黒のフォースです。
一緒に浮かぶのは"帝国主義"という、恐怖政治的な負(マイナス)のイメージです。
"光"と"帝国"という相反するかに思える字句を敢えて結び付けた短編のタイトル、
そしてそれを連作短編集のタイトルにしたのは何故か…??

『光の帝国―常野物語』での一族の新たな流れとして、
今まで散らばっていた常野一族を結集しようという動き、
それに呼応するかのような関係者を国会議員にという積極的に世の中と関わる動き。
「歴史の時間」及び「黒い塔」の矢田部亜希子がついに覚醒した、
それをずっと待っていた春田紀実子、
この出現と出会いを宿命だと感じた、衆議院議員に当選した三宅篤。
「黒い塔」を読む限りでは、亜希子には四つの力(飛ぶ/時を戻す/念力/予知)が。
このかつて居なかったパワーの持ち主・亜希子の出現は、常野一族の変える大きなうねりとなりそうだ。
作者にあるのは、亜希子=帝王というイメージなのだろうか??
強権を発動しようとしている常野の一族なのか??

「オセロ・ゲーム」の矢田部(母娘と父)の前に現れた人間の放出する毒々しいシダ・イチゴ
『裏返す』『裏返される』とは??
大きな負のエネルギーと化した植物に取り込まれる恐れを表しているのか??
まだ現れていないが、矢田部たちを『裏返そうとする』とする負の一派が居るのか!?
「草取り」は"大きな負のエネルギー"となる前の弱い負を刈るという寓話なのか??

続きの気になる作品があるということは愉しみなことです。
作者がご存命ならば、続きを書いてくれる可能性はずっと有りますからね。
(7/12午前1時半に記す、マーボ豆腐で日本酒を呑みながら)
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《追記7/13》『祈り』の言葉(短編「光の帝国」より、健(たけし)の作)(転記を失念してた)
僕たちは、光の子供だ。 どこにでも、光はあたる。光のあたるところには草が生え、風が吹き、生きとし生けるものは呼吸する。それは、どこででも、誰にでもそうだ。でも、誰かのためにでもないし、誰かのおかげというわけじゃない。
僕たちは、無理やり生まれさせられたのでもなければ、間違って生まれてきたのでもない。それは、光があたっているということと同じように、やがては風が吹き始め、花が実をつけるのと同じように、そういうふうに、ずっとずっと前から決まっている決まりなのだ。
僕たちは、草に頬ずりし、風に髪をまかせ、くだものをもいで食べ、星と夜明けを夢見ながらこの世界で暮らそう。そして、いつかこのまばゆい光の生まれたところに、みんなで手をつないで帰ろう。
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2016年07月10日

◎日本ハム14連勝、9回裏田中賢介にまさか同点HR、12回裏レアードにまさかサヨナラHR(5時間10分の戦い)/《追記》緊急降板ニュース/《緊急追伸》マメ潰れ「恐らく(球宴は)無理だと思う」

今日の大谷くんは投手専念
が1回先頭打者にストレート四球……オヨヨッ
・1回表先頭四球・連打満塁・犠飛1失点、
・大谷6回1/3(123球)2・1塁で緊急降板(理由不明?)→交代・谷元4点追加さる、
・6回裏5連打爆発で4点(1点差)、
・◎9回裏2アウトから田中賢介に同点ソロHR
【動画】【9回裏】土壇場で追いついた!! ファイターズ・田中賢 9回2アウトから劇的同点2号ソロ!! 2016/7/10 F-M
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/video/play/112105/
・10回裏先頭DH矢野2塁打(代走松本)→2アウト3塁→西川四球・盗塁3・2塁→中島ゴロアウト、
・11回2アウト2・1塁で白村に交代
・12回も白村しのぐ、
◎12回裏先頭レアードさよならホームランが出ました
【動画】【12回裏】これは特上すぎる「寿司アーチ」!! ファイターズ・レアード サヨナラ弾で球団タイ記録14連勝とホーム通算500勝同時達成!! 2016/7/10 F-M
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/video/play/112118/
(午後2時開始〜午後7時10分)

・今日のヒーロー:田中賢介/レアード
【動画】ファイターズ・田中賢選手・レアード選手ヒーローインタビュー 2016/7/10 F-M
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/video/play/112120/
【動画】7/10 ファイターズ対マリーンズ ダイジェスト
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/video/play/112123/

ということで、日ハムがタイの14連勝
6回表+4点で5点差の時には大谷くんの負けを心配しておりましたが、
その裏には5連打が爆発して1点差に、
9回裏2アウトから田中賢介にまさかの同点ソロHR(何と2号でした)
(田中コメント:ランナーが居ないので狙っていました)←カッコいい
12回裏先頭レアード(期待はしてたけどまさかの)さよならホームラン
連勝している勢いとはスゴイもんですねぇー

火曜・水曜はDH大谷くんにまたワクワクさせてもらい、
そしてオールスター戦に突入
大谷投手はオールスター戦であまり張り切ってスピードを出し過ぎないように
今年はオールスター戦後にしっかり勝ち星を稼いで欲しいので。
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《追記》緊急降板ニュース
●日本ハム・大谷、七回途中緊急降板 連続イニング無失点30で止まる-2016.7.10 16:40 サンスポ
http://www.sanspo.com/baseball/news/20160710/fig16071016400006-n1.html
「マウンドでベンチに向けて指の異常を訴えた。大谷は治療のためベンチに戻ったが、2番手・谷元にマウンドを譲った」
掲載写真の説明では「七回、ロッテ・田村の四球後に指のマメで降板した日本ハム・大谷」とあるので「マメ」なの?
《追伸》
●日本ハム大谷、マメ潰れ球宴辞退も「無理だと思う」-2016年7月10日20時3分 日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1676471.html
「分からないけれど、恐らく(球宴は)無理だと思う。今回は完全に(皮が)むけているので」と見通しを話した。
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2016年07月06日

★第二子を生むため母の実家・長野を目指し秋田辺り(日本海)へ船で決死行!?1945年(北方領土・多楽島-4)

1945年9/30に母たち(長女・母の養母)が多楽島を脱出して根室に来た時、
汐見町にあった父の兄宅(父が多楽島に婿入りした頃に根室へ??)を頼ったらしい。
ただ7/14・15の米軍による根室空襲で根室の8割が焼け野原で、
空襲で亡くなった人も多いし、焼け出された人がたくさんいた。
(鳴海町にあった中田先生の祖父の家も横田船頭さんの家も消失)
頼った汐見町の家は空襲の被害は無かったけれど、
当時の住宅事情はかなり悪いし、母たちがいったいどの部屋で暮らしたのかは不明。

《ソ連軍上陸後に北方領土の島を脱出し逃げて来た人たちにとって当時の根室は?》
7月にあった根室空襲の状況を知って置く必要があるので、ネットで確認。
●【7月14日・15日北海道空襲の日】pdf
http://okapi-net.com/setsuwa/_userdata/0714.pdf
「<根室>
根室市への攻撃は道内でも激しく、根室空襲研究会の調査では市街地の70%が焼け野原と化し、210人が死亡した。7月14日午前5時15分に始まった根室空襲は当初、根室湾の船舶が標的だったとされる。根室は北方への物資供給拠点。確実に戦力を奪うための攻撃とみられ、市街地への爆撃はほとんどなかった。しかし、翌15日、状況は一変した。午前5時8分に空襲警報があり、米軍機7機が市街地に飛来。3時間後には40機以上の大編隊が500ボンド爆弾やロケット弾を撃ち込み、市民は激しい機銃掃射にさらされた。」
(★死者数は他と異なるが、当時の空襲状況について一番詳しい。)
(軍事関連施設の無い(?)根室の市街地を狙った7/15空襲は無差別爆撃です)
(公開されている米国の公文書が気になりますけど、何が書かれているのか!?軍事的には7/14の根室沖停泊の2隻以外に何の意味も無い根室空襲だったのでは…!?色んな記事を読んだので、何処に書いてあったのかも定かでないが、別のところを爆撃する予定が変更となり、積んだ爆弾は落として軽くして帰還しようぜとなったとしか私には思えない。そんな物量投入のできるアメリカ……、その頃アメリカにあったのは九州上陸作戦で、北海道と仙台からの支援を絶つ目的という記事もどこかで読んだ記憶も…真相は知らないが唐突と思える二日目の根室空襲、千島列島南下をうながすソ連軍への支援なのか?)

●北海道空襲データベース(根室市)
http://kuusyuu.way-nifty.com/blog/2011/09/post-5989.html
「【根室空襲の犠牲者】
 氏名判明・・・民間305、船員45、軍人23
 氏名不明・・・民間  1、船員 0、軍人18」

●北海道空襲-ウィキペディアWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E7%A9%BA%E8%A5%B2
「根室空襲(根室市街地 焼失倒壊家屋2,457戸、死者369人)」

●空襲後の根室(焦土の画像)
Nemuro_after_the_1945_air_raid.JPG
(↑左クリックで拡大)
(国書刊行会「写真集明治大正昭和 根室」より(らしい))

連載記事の北方領土・多楽島-1で触れたと思いますが、
戦後生まれの私にとって当たり前だった「鳴海公園」が地図に無いのは驚きでした。
●昭和11年 根室町住宅地図-根室トピックス
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/3922/s11nen.jpg
地図上で左クリックすると拡大できます。
この住宅地図の8割が根室空襲で消失し、鳴海町住宅街の跡地に後に「鳴海公園」ができたことが実感できます。


前回取り上げたお膳セットを調べていた頃に、
父母の歴史年表作りとエピソード集めを始めていたので、
私が電話で姉に色々訊くながら、縦軸は年月日、横軸には重要人物を置き、
エクセルの表をエピソードなどで埋める作業をコツコツとやっています。

姉の「ヒデカズは長野で生まれたんだよ、知ってた??」から、今回分の推理と調査は始まった。
兄の誕生は昭和21年5月4日で、今の長野県上田市です。(今年70歳になりました)
(小さな姉は昭和19年1月生まれで、当時を知る情報は姉の母聞きの記憶のみ)
(兄にも確認したが、姉以上の情報は無かった)

《★姉が母から聞いた話★》
祖父から「米ならあるから長野に来い」と連絡があった。
父母私の三人が横田船頭さんの船で根室を発ち、
津軽海峡を横切って秋田?辺りに船が着いた。
大荒れの海に母は死も覚悟して
私によそ行き用のきれいなおべべ(着物)を着せたと。

(姉に確認するが「凍えそうな寒さ」的な発言は無かったから冬説は薄いか?)
(母は内陸育ちで多楽島と根室間の船しか知らなかったから、
太平洋海原の長い航海は初めてで、荒れた海に驚き震えたのでしょう)
「秋田から国鉄列車の乗車予定を(電報で)連絡してあったので、
祖父は今日は着くかと最寄りの駅に何度も迎えに通っていたらしい。」


《●推理1●》
「秋田?辺り」と聞いた時には、何故八戸(太平洋側)とかでないのと感じましたが、
調べると青函連絡船は7月の北海道空襲で壊滅しており、国鉄も寸断か?
(中田先生によると、学徒勤労動員で落石(おちいし)で作業していたが、
空襲を知って木炭自動車で根室に向かったけれど
途中の橋が落ちていて大変だったと)
もし汽車で函館に行けたとしても、それから渡る船を探すのは難しそうだ。
調べると7月10日には仙台空襲があったので意識的に避けて日本海へ…
東京大空襲があったから東京へ着いたとしても長野は遠そうだ…
東北の日本海側を目指したのは横田船頭さんの賢明な判断か!?

《●推理2●》
冬には流氷に閉ざされる根室港
お腹に子がいるのに春になってから秋田?辺りを目指すのは無謀だ。
すると昭和20年秋か遅くとも寒さが厳しくなる前の冬に決行か?
(船は花咲港に係留としたら?)
流氷の無い花咲湾を発ったとすると冬に決行の可能性は残るが時期の特定は中断。


私は船・海などの知識が皆無なので、3/10(木)中田先生に電話して助力を乞う。
中田先生の色丹の実家は何隻も船を持つ漁師だったので船事情などに詳しい。
《●中田先生のお知恵を拝借》
・昔、船頭は経験と実力のある者しか取得できなかった。
・秋田へ向かったとすると20〜30トンクラスの船だったと思う。
・海岸沿いに進めて、積める燃料量に限りがあるから、
途中で燃料の補給をしながら泊って、3日か4日はかかったのではないか。
・船頭さんは流氷の冬には花咲湾(太平洋側)に係留していたと思う。
・その当時に街から花咲港へ向かうとしたら歩きか馬車しかない。

ど素人の私にはイメージできない20トン船??
ネットで調べると次の記事がありました。
「目安として全長で15〜20mくらい、幅が4〜5mくらいのことが多いような感じがします」(Q&Aサイトから
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1422970054

中田先生に電話した時に、他に乗客は居なかったのかいと訊かれ、
父、母、姉の三人だけですと応えました。
けど当時の根室は空襲でかなりの家屋が焼失しており、
島から脱出者には頼る家屋の無い人が多かったと…
本州の実家へ行きたいという需要はかなりあったと思うし、
船の燃料は高い(?)だろうし、入手も難しかっただろうと考えると、
他の家族と一緒に乗船する方が自然ではないかと思い、
姉に再確認したが、同乗者の話を母から聞いたことは無いと。
可能性は残るが、もし同乗者が居たのなら、
母ならば連絡先ぐらいは交換しているはず。
でもそんな話題は後にも出ていないようなので推理は断念。


この推理を中断したまま、後に姉に聞いた話だが「産後三週間」という言葉
(独身の私には初の言葉だが、検索したら色々ありました。大事な三週間と)
聡美と晃行(私の姪と甥)の誕生の時には、母が帯広へ来てくれたと…
(この時には当然のように残された私が炊事係をやっていました)

「産後三週間」を知ったので
《●推理3●》
島脱出後に、身籠っていることを自覚した母は早い時期に、
長野の祖父に手紙(電報?)を書いて助けを求めたのではないか!?
10/30に父が島を脱出し、島には簡単に戻れそうにない事が判明。
お腹に子どもがいる、でもこの義兄の家での出産は心細い、
食べ物の不安などの無い、環境の落ち着いた長野で産みたいと。
寒くなる前にと横田船頭さんに話を持ち込み相談したのではないか?
お腹が大きくなってからでは海上で流産の恐れがある。
ということで、11月中か12月初めに決行、で推理は終了です。
「米ならあるから長野に来い」が一番の原動力だったと…
(終戦後の食料事情と言えば、足りない配給と農村への買い出し(物々交換)、
そして闇食料の取り締まりというイメージですから、
戦後生まれの私には想像できない食料不安の状況だったのでしょう)


《根室空襲後の新築事情/「ヤマレン」店舗住宅倉庫が空襲で消失》
亡くなった父が根室でやっと定職に就き(時期は不明だが昭和26年頃か??)、
退職までお世話になった「ヤマレン」の山本連治郎社長に父の事を照会しておりましたが、
先日『創業100周年記念誌 蒼天遥か 株式会社ヤマレン』を送っていただきました。
この記念誌の中の貴重な「回顧録1」(亡き先代社長・山本連一様取りまとめ)によりますと、
「戦災直後でまだ資材の統制は解除されない中での建築は大変であったが、大工に工賃として食料を支給する等苦労して最初の建築物(住宅)を建てる事が出来、創立者の一家がぎりぎりの12月31日に入居する事が出来、新居で昭和21年を迎える事が出来たわけである。」
大正2年(1913年)から根室で商売をされていたヤマレンさんでも、
「大工に工賃として食料を支給する等苦労」と記してますから、
当時の食料事情は想像を超えたものだったようです。
こんな食料状況の根室で、島を脱出後に義兄宅に間借りしていた母たちに少しの貯金があったとしても食料入手にはあまり意味がなく、出産に大きな不安を感じた母は長野行きを決断したのだろうと思います。


★あくまで想像ですが、横田船頭さんは各地に居るであろう船頭さん仲間を頼って、
電報などを利用して燃料や食事の事前確保などを図ってから実行に移したと…
燃料が貴重な時代に、行き帰り往復分の燃料を各地に事前に確保するのは大変なことだったろうと思います。
母の立場だと、死も覚悟の決死行に感じたかもしれませんが、
船頭さんにとっては、緻密な用意周到の上での実践だったのでしょう。

●決死行?の海路想像地図
根室-秋田1.jpg
(↑左クリックで2段拡大)

横田の船頭さんについては、父母も「船頭さん」と呼んでいたので、
たまに訪れて父と酒を酌み交わす時に、子どもの私も船頭さんと呼んでいましたし、
船頭さんの家には結構遊びに行って、おばさんには可愛がってもらった記憶があります。
その当時は、多楽島を脱出した時の船頭さんという意識しかありませんでしたが、
第二子(兄貴)出産の恩人であり、今の私が居るのも、
母たちの乗った船を秋田?辺りに無事に着けてくれたからです。
もし母たちが無事に着いていなければ、辻岡家は消滅しておりました。
私の子ども時代はもちろん先日まで、こんな重要人物だとは知らなかった。
この推理・調査でフルネームを初めて確認いたしました。
既に亡くなっておりますか横田清吉さんです。明治38年生まれです。
姉曰く、恰幅の良いオジサンが来ると狭い茶の間に居場所が無くなったと。


中田先生の祖父が孫たちの教育のために根室で暮らし始めた時(昭和6年)の地主が、
私の母の養祖母だったことは連載シリーズ第一回目に書きましたけど、
中田先生によると、空襲前の3〜4年間、本通り向かいに住んでいたのが横田さんで、
小柄なおばさんと娘(女学生きよこ)さんを記憶しており、空襲で焼け出されたと。
戦後70年も経ってから私が調べ、こんな縁が初めて判ったのですから不思議です。
昔の根室は大きな町じゃないのですから、色んな縁がありえますけど、
「たまたま」だけでは済まされない何かがあるような気がしてなりません。


これもまた昔のこと過ぎて、推測というか私の勝手な想像でしかないのですが、
《私の推測》郵便物運搬船と横田船頭さん
(色丹島・得能幸雄さんの語る郵便事情/小島敏郎『郵政人の北方領土』から)
郵便物は定期船が月に3回寄港予定
が実際は月に1回来ればいい方
だから荷物運搬船と別途契約して運搬

横田船頭さんがこの荷物運搬船だった可能性が高いと思う。
多楽島以外を含めても、郵便局の郵便物だけの運搬だと高が知れているので、
辻岡商店などの扱う雑貨の搬入や乗客移動なども手広くやっていたのでは!?
中田先生によると、国後の水産試験場関連の船頭をやっていたのでは?
いくつかの島の郵便物の搬出入や乗合船に雑貨店への商品搬入、
そうなると泊りになることもあり、多楽郵便局に泊って晩酌の歓待?
残念ながら親父が酒を訓練して呑むようになったのは、
島を脱出してやっと定職(ヤマレン)が見つかった昭和26年頃からだが…
そんな多楽郵便局での付き合いがあったので、母たち郵便局の島脱出に関わり、
更には秋田辺りへ向けての船の決死行の立案・実行と…
そして戦後も辻岡家は横田家と懇意に…。

更に後のことだが、昭和34年(1959)には
母方親戚の清水浩さん、大阪から根室の横田家に婿入り。
《姉談》
北海道に父さんの塚田系は沢山居るけど、母の宮下系は誰も居なかったから、
浩さんが根室に来てくれたのを母はとても頼もしく思ったのではないか。

(浩さんのお兄さんが母の依頼があって一時期、多楽郵便局を手伝っていたと)
《姉談》1944年6月?(昭和19年)、父(38歳?)兵役に
生まれて6か月の私を抱いた軍服姿の父の写真がある。
もう帰れないかもと撮った一枚らしい
(丙種合格の父/戦地には行っていない)。
(この時に浩さんのお兄さんに手伝ってもらったのか?
いつ父が兵役から戻ったのかは不明)


長野へ向けての決死行の後日談
《姉談/母聞き》
長野に着いてからの話だが、
一時疎開のつもりで多楽島を脱出したので、
持っているのは夏服と秋服に、よそ行き着物のみ、
長野で娘に着せるものが無かったことから、
冬子(母の義姉/宮下家の長男の嫁)さんのお腰をもらい、
それを染めて、長女の普段着を作った。
母は結構器用だから…


終戦後、ソ連軍が北方領土の島々に上陸したことから、
島を脱出した方はたくさんいたようです。
荒波に飲み込まれて根室に辿り着けなかった方も…
ようやく根室にたどりついたものの逃げて来た人が多く、
住む家は無く別海の浜で暮らすしかなかった方がたくさん…
根室空襲で焼け野原と化していた根室の港では岸壁にたくさんの人が…

状況は様々だったのでしょうが、母たちのように実家(生家)を目指した人も…

千島連盟(千島歯舞諸島居住者連盟)の平成27年3月31日現在の正会員数は3,880名(元島民2,070名、後継者1,810名)で、道内会員は2,735名、道外会員は1,145名となっており、道外会員のうち関東支部459名、富山支部385名と、何故か富山県が突出しております。
http://www.chishima.or.jp/pdf/H27-kaiin.pdf
これは北方領土の島には富山出身者がとても多かったということと
島脱出後、出身地の富山に移住した方が多かったからだと思います。
《参考》
●昆布消費量 [ 2010年第一位 富山県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン
http://todo-ran.com/t/kiji/14642
"富山市の消費量が多い理由としては、昆布が日本各地に広がっていった経過が関係あります。富山は江戸時代に海運業で栄え、昆布を蝦夷(北海道)から大阪に運んでいた北前船の中継地点として、大量の昆布が北海道から富山に運び込まれました。
そのため富山では昆布を使った郷土料理が多く作られるようになりその名残が現在まで残って、このように消費が多くなっているのだと思われます。コンビニで「とろろ昆布」のおにぎりが売られているなど富山は昆布の消費量日本一を誇っています。"


戦後生まれで船の知識皆無の私が推理した島脱出後の当家エピソードでしたが、
小さなエピソード(姉の母聞き談)を軸に、当時の社会情勢で肉付けしながら、
こうだったのではないかと推論したものです。
推理ドラマで未解決事件を紐解く探偵が、色んな人物と出来事の写真・メモを壁に貼って推理しているような雰囲気でした。
貼る壁の代わりに、私の場合に活躍したのが、表ソフトエクセルです。
終戦前後の古いことだと、父母の兄弟姉妹も亡くなっておりますから、
その子どもレベルの父母からの聞き話しか証言がありません。
私はその姉からの又聞きにやっと間に合った感じです。
父母に関する情報は限られているので、色んな可能性の枝を想定・想像しながら、
推論で可能性を絞って推断することしか私にはできません。
その推理の経過も書こうとしているので、こんな風に長くなってしまいました。
もっと色んな書物や証言を調べたら、肉付けに役立つ新情報もあるのでしょうが、
この辺が限界だということに致します。


残す連載予定は後2回です。
次回は島を脱出できなかった人たちを描いたアニメ「ジョバンニの島」と
そのモデルとなった人・得能宏さんの証言をメインに書く予定です。
あくまでも戦後生まれの私の目線でしか書けませんが、
父の多楽島脱出エピソードを導入部とします。
私が父から直接聴いて憶えているエピソードはほとんど無いけど……

《関係者へのお詫び》
これ以上の校正などはもう止めようとこの原稿が完成したのは6/30のことだ。
いつもなら、ブログにアップすると同時に、原稿の印刷したものを関係者に送付、
というつもりでいたら、プリンターのインク切れがあり、
6/30(木)に早速アマゾンで注文し、7/1に発送連絡があったので、
インクカートリッジは7/4(月)に届くだろうから、
7/5(火)には発送と記事アップができるだろうと待っていたのに7/5にも届かない。
昨夜まだ届かない旨を連絡したら本日7/6に返信連絡があり、
結局、日本郵便への調査依頼をお願いしました。
ということで、ブログへのアップのみを先行いたします。
よって原稿印刷物の発送は少し遅れます。
posted by yumenoya at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 北方領土 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする